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新作連載作品を、完結まで書ききってから毎日投稿してみた ~誘惑や投げやりな気持ちとの戦いだった件~

 きちんと完結させてから投稿するのは二度目でしたので、せっかくなので、思ったことやPVの推移などを。


 ああした方がいい、こうした方がいいという訴えではありませんのです。


 後半にデータ用の写真を複数載せているので、ご注意を。



 実は、以前からずっと書きたいと思っていながら、仕事やプライベートや連載作品や個人企画への参加作品などなどがあって、書けずじまいだったネタがいくつかあります。


 その中の一つは、私がなろうに登録する前に読んでいた作品が、一段落着いたら削除されてしまったことで、読んでいて「もったいない」「私ならきっとこうする」と思ったものの、作品として書く機会はなく頭の中にネタとしてしまっておいたものです。


 まあ、このエッセイは、今は失われてしまったその作品についてのエッセイではなくてですね、ある日ふと「書こう」と思いつき、思い立ったが吉日とばかりに書き始めた作品と、投稿、完結までの道のりについてのエッセイになります。




 ・書き始め。


 連載を一つ完結させて、次はどうするかと悩んでいたタイミングで、以前頭の中にしまっておいたネタを思い出したのですね。


 冬の寒い時期。仕事は繁忙期。私生活の変化で、基本的に日付が変わる前後くらいしか執筆時間が取れない状況。

 年度末が見えていて、それにともない仕事の納期も迫ってきていて、もうじき、仕事は最後の追い込み。



 ……なぜそれで新作書こうと思ったし。しかも連載を。



 よくは分かりませぬが、表面上は普通でも、内面では正気が迷子になっていた可能性はありますね。



 ……ごほん。


 それはそれとしまして、とにかく書いてみることにしたのです。

 いつかは書きたいと思っていたお話ですので。


 仕事は刻々と納期が迫る中、冬道を車運転して事務所まで帰り、たまに残業しながらも基本定時で帰宅して、私生活の雑事を片付けて……自宅ではサポートがありがたい……だいたい23時ごろから執筆時間を確保できる状況でした。


 ……休日? 知らん子ですね。


 2~3日かけて1話ずつ、ゆっくりペースで書き上げたり、1日で2話分書けたりしながらも、書き始めた当初から、


「完結させてから投稿しよう」


 と決めて書きためを作っていきました。


 そのまま1ヶ月ほど書いていると、だんだんラストが見えてくるわけでして。

 そうなると、投稿したい気持ちがむくむくと膨らんでくるのですね。


 投稿間隔は1日1話と事前に決めていて、20話くらいのストックがあれば、完結まで書いていなくても20日分の猶予がある。


 そう考えてしまうと、投稿をしてしまいたくなるのですが、ふと、カレンダーを確認してみます。


 2週間、3週間後は、たぶん書類整理が一番忙しい時期で事務所缶詰めほぼ確定。

 残り数話の未執筆部分の追い込みをそこに重なるようにしてしまうと、毎日投稿が続けられなくなるな。と判断。


 新作は、完結まで1日1話毎日投稿を強く決めて書き始めたので、終わらせることができないまま中途半端にして一旦放置みたいな真似は嫌だと思うことで、勇み足を踏みとどまることができました。



 完結まで書ききってから投稿するやり方が良いか悪いかは、個人の感覚になると思いますので、止めもしませんし勧めもしません。


 ただ、思ったり感じたりしたメリットデメリットを挙げていこうかなと。




○完結まで書ききる場合のメリット


・1話ごと書いて投稿するのに比べて、全体の調整がしやすい。

  : 個人の意見ではありますが、私はそう感じました。

 一部キャラの個性をはっきりと設定しないまま書き始めてしまったので、一部キャラのセリフがブレブレになった部分がありました。

 それを、投稿前に直せたのはよかったですね。

 とはいえ、投稿後に直してもいいのでしょうけれど、間違ったままの文章を読んでもらうのは忍びないですし、修正と調整は投稿前にやっておきたいので、やはりこれはメリットと感じます。



・毎日投稿と完結を保証できる。

  : 不定期投稿と違い、毎日読めるというとは、日々の楽しみになりますよね。私は読者としてそう思います。

 また、連載ものは完結してから読みたいという意見を聞いたことがありますので、そういった人たちに対しても安心に繋がるのではと思います。



・作品を終わらせることで、区切りをつけられる。

  : 完結した以上は、その作品のことを一旦脇に置いておいて、別の作品など次のことを考えることができると思います。




○完結まで書くデメリット


・投稿してしまいたい誘惑と戦う必要がある。

  : 私の場合は、1話分書いて誤字脱字を確認したら、すぐに予約してしまいたくなります。その誘惑に打ち勝つ必要があると思います。



・感想、ポイント、ブックマーク、いいね、PVで、モチベーションの維持または上げることができない。

  : 反応がないと続きを書く気力が萎えてしまう人には、つらいことではないかと思います。

 思いつきの見切り発車で書き始めてもいいと思いますが、シナリオ展開をしっかり決めてないと、終わらせるまで気力が持たないかもしれませんね。



・誤字を認識できない。

  : 今回完結まで書ききってから投稿したのですが、下書き中も、なろうに予約投稿した後も、誤字を自力で発見しています。

 ですが、誤字はないか、おかしなところはないかと、本当に何度も読み返して確認してきたのです。

 それでもたくさんの誤字を見つけて報告してもらいました。


 一番ひどかったのは、まえがきに書き込むはずの部分を、本文にぶちこんでいたことに気づかなかったところですね……。


 普段下書きする際、


※まえがき


※本文


※あとがき


 のように、区切るための言葉を挟んでいます。

 ↑この、※本文の部分ごと、まえがきと本文を繋げて書き込んでいたのですね。

 こんなミスは、たぶん初めてです。

 書き終えて予約投稿してから掲載されるまで1週間はあり、その間も全体の確認は何度かやりましたので、誤字を見つけるべく目を皿にして確認しても実際はたくさんの誤字を見つけてもらいましたので、これはもう、意識して探しているつもりで、『既に誤字はない』と思い込んだ上での確認作業となっていた可能性までありそうです。




 次に、タイトル、ジャンル、タグを。


・タイトル


「異世界に転生したっぽい旧俺♂→現私♀のやるべきことは、勇者さまを膝枕で癒すこと」


 長文 + あらすじタイトルを意識して、中身が分かりやすい説明的なタイトルにしてみました。

 ただし、実際の内容は、疲れた勇者さまを膝枕で癒すだけではないですよー。



・ジャンル


 ハイファンタジー



・タグ


 ・必須 : 残酷な描写あり、ボーイズラブ、異世界転生


 ・選択キーワード : シリアス、ほのぼの、女主人公、ハッピーエンド


 ・キーワード自由入力 : TS、投石/狩猟、家事/お世話係、勇者/悪魔、ハーレム要員、ごはん



 タグは、思い付く限り入力してみました。

 一般的な意味でのボーイズラブは、好む人と嫌がる人双方いるでしょうから、扱いは慎重に。

 ですが、付けないでBL風味を醸し出す作品であれば、直接文句は来ないにしても、問題のある作品だと運営さんへ通報される可能性は出てきますので、よく考えましょう。

 また、タグというかキーワードで検索する人もいるかもしれませんので、そういう人に少しでも見つけてもらうために、タグつけは頑張った方がいいと思います。





 では最後に、PVの推移を。


 ・1日目~7日目

挿絵(By みてみん)



・7日目~13日目

挿絵(By みてみん)



・13日目~19日目

挿絵(By みてみん)



・19日~完結

挿絵(By みてみん)



・完結翌日

挿絵(By みてみん)




 このPVの推移をどう捉えるかは見た人それぞれでいいと思います。

 個人的な見解としましては、毎日投稿がPVには効果的であるとの証明になっている上で完結ブーストも起きていると判断できるのではと。




 最後に。


 冒頭の繰り返しになりますが、このお話は、ただやってみたことを記しているだけで、ああした方がいい、こうした方がいい、という話ではないのです。


 思い付くままに連載を増やしてもいいし、最後まで書いてから投稿してもいい。


 その経過と結果を受け止める意思があれば、です。

 


 では、良いなろうライフを。




 次なに書こうかなとお悩み中~。

 同時に燃え尽き症候群気味……。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 完結投稿は投稿したい気持ちとの戦いですよね。 最近は完結まで書くのを続けているので、だいぶ投稿したい気持ちを抑えられるようになってきました。 [一言] いろいろご心配をおかけしてすみません…
[良い点] PV推移まで添えてくださり、大変参考になりました。 ありがとうございます。 やはり一度書き上げてからのほうが、いろいろきちんと直せますよね。 次に何か新しく書く際はそうしようかな、という…
[良い点] 失礼します。 完結させてから投稿するか、逐次投稿するか、悩みどころですね。 メリットとデメリットが書かれていて、参考になりました。 [一言] 私は以前、ざっくり完結してから、それを修正しつ…
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