決行日
自分でも何書いてるかわからない問題作です
今日は素晴らしい日だ
いつもは開けないカーテンも開けた
いい天気だ
痣だらけの腕に袖を通した
制服もうまく着れた
計画を実行するにはいい日だ
部屋の前に置いてあるご飯も全部食べた
いつもより重いカバンを持って一階に降りた
母親が目を丸くして固まっていた
相手をしている暇はない
おはようをいっても固まって返事が返ってこないので気にせず家から出た
登校中いろんなことを考えた
みんななんて言うのだろう
いってきますを言うの忘れたや、
あの人は今誰のことを考えているのだろうなどありがちなことを考えて学校に向かった
下駄箱に自分の靴はなかったのでスリッパで教室に向かった
途中で何人かに会ったが自分を見た途端に目を逸らしたりひそひそ話をしたりしていた
そんなに自分のことが気になるのかな
そう思いながら教室に向かった
中に入るとみんなが静まり返り自分を見た
いつもは嫌な視線も今日は気にせずにいられる
だって今日は素晴らしい日だもん
自分の席につきカバンを机の上におき席についた
深呼吸をした
頭はもうすぐで計画が成功すると思うとガンガンして少し痛く、でも冴えていた
落ち着かなきゃまだ成功したわけではない
しばらくすると、じぶんのことをよく思ってない人たちが自分の机を囲った
「お前よく、学校に来れたよな!」
「誰も呼んでないから来なければよかったのに」
そんなような言葉を4、5人から投げつけられた
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
気持ちいい、いつだって批判される側が主人公なんだ!
そう!自分は主人公なんだ!
「なんだよ!何笑ってんだよ!」
「きもちわりぃ」「気でも狂ったんじゃねーの?」
できればもうすこしこの快感も味わいたいがそろそろだ
気がつけば口角は上がり、ニヤケが止まらなかった
よだれがたれる
久々に心の底から笑えてきた
「おい、ほんとにこいつおかしいんじゃねーか?」
「どっか行こうぜ、」
「まてよ!これからだよ?楽しいの」
そういうとカバンから手榴弾を取り出したピンはまだ抜いていない
気がつけば教室中が凍てついていた
「は!?なんだよ!!!どうせニセモンだろ?」
「きもいことしてんじゃねーぞ?」
「脅してるつもり?」
(何を言ってんだこいつらは今から死ぬのに何もわかってない、、あーきもちよすぎる まぁみしてやるか)
何も言わずにもう一つ不発ように持ってきていた手榴弾のピンを抜き教室の窓から投げた
教室の奴らは窓に釘付けになった
次の瞬間に爆風と共にガラスが飛び散った
ガラスの破片がささっか悲鳴をあげるもの、それを見た悲鳴をあげるもの、あたまが真っ白で固まってるもの、教室中は、血と悲鳴が飛び散っていた
学校中が騒ぎ始めた
あーーーーやっと気づいたかいつも何気なく当たり前に過ごしてきた日常は当たり前などではなく身近な奴に支配されていたということ、どうせこの世の中だ退屈がくちぐせでどうせファッションのように使っていただろうよ、そこで私という主人公が刺激を与えているわけだ今になってその退屈だった日常が恋しいに違いない笑える笑えてくる
何人かの生徒が教室から逃げようとした
「とまれ!もう一つピンを外しちゃうよ??動くんじゃねーよ」
教室中に緊張が走る
「みんなに一つ質問、何やってる時が一番楽し?」
話を聞くもの、自分の傷を庇うもの、みんな自分勝手だな
「私はね、今が一番楽し」
「なぁ、おれらお前のこといじめてたけど謝るから許してくれよ」
「命だけは」
拍子抜けしたいつも自分を追い詰めてくる奴が命乞いを始めた
(あー、テンポ悪いなせっかく面白いのにそういうのいらないんだよね)
気がつけばサイレンの音や教室の外から先生の声がうるさかった
(入ってくればいいのに、そんなに命大事なんだね)
まぁいいや、
「みんなは私のことめちゃくちゃにしたよね、だから私もみんなのことめちゃくちゃにしても仕方ないよね」
ピンを抜く手に力が入ったそのとき、
銃声がしたと思ったら自分の肩に玉が当たっていた
いたい
数名の警察官が教室に入ってきた生徒たちは安心するものや逃げ出すものもいた
自分は取り押さえられながら目の前に転がった手榴弾を見ている
(あー、なんでいつも邪魔が入るんだろう。なんでなんで!あーそっか、私が主人公なんだもんね)
「主人公だから仕方ないよね」
「何を言ってるんだ!じぶんが何をしたかわかってるのか!」
(もう終わりでいいか、)
警察官の指を噛みちぎり拘束がとかれた隙を使い
目の前の手榴弾のピンを抜いた
ほんとに問題作だから誤字とか脱字あっても気にしないこと、気にしたら負けです