02話「17年間の約束の時間」
ー七月下旬
もうすぐで八月に入ろうとしているこのクソ暑い日
明日は俺らの誕生日だ。
???「よし、あと30分くらいでちょうど0:00
ジャストだ。」
そう言って時間を気にしながら座ってゲームしているのは神野 空 あと30分後に17歳になる高校二年生だ。
???「早くしねぇかなぁ。」
そう言って少し嬉しそうに漫画を読んでいるのは
神野 大地 こちらもあと30分後に17歳になる
高校二年生だ 。
神野 空「明日は飯はきっとうまいぞ!なんせ誕生日だから好物しかでねぇ。」
神野 大地「兄貴は食い意地張ってんな。
なんといっても一番楽しみなのは……」
二人「「現金のプレゼントだな」」
欲しい物とか特にないから現金貰ってるだけでありべつに現金が欲しいわけじゃない。
神野 空「そういえばさっき思ったんだけどなんで同じ日に産まれたのになんで俺が兄でお前が弟なんだろうな?」
神野 大地「よく知らねぇけど助産師がとりあげた
順番が俺の方が後だったから俺が弟なんだろうな。」
神野 空「お前は…大地は俺の弟で良かったか?」
神野 大地「なんだよ急に。」
神野 空「いいから正直に言ってくれ。」
こんなにも真剣になったのはいつぶりだろうか。
神野 大地「……確かに喧嘩するときはあった
けどさ、それでも俺はなんだかんだいってよかったと思ってるよ。」
神野 空「改めていわれると少し照れるな///」
神野 大地「なんだよ兄貴が聞いたんだろ」
そんなとても温かい会話をすること28分……
神野 空「よし、後一 二分くらいだな。
そろそろラインの友達みんなから一斉に
お祝いメッセージが届くな。」
神野 大地「でも母さんと親父が寝てるから念のためスマホマナーモードにしとくか。」
このときはまだ
神野 空「おっと、あと30秒だな。」
気づかなかった
神野 大地「あと10秒♪」
まさかこのカウントダウンが誕生日を迎えるだけ
でなく、二人の壮大な運命の扉を開くことになるとは
神野 空「あと3秒」
気づかなかった。
五人「「「「「誕生日おめでとう!!」」」」」
………………………えっ?
誤字脱字やこれはこうしたほうがいいなどのコメント待ってまーす