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即興会話劇シリーズ

即興会話劇Ⅲ

作者: 日向陽夏

「新年明けましておめでとうございま、くちゅん! ございます、ぐずっ」

「あけおめ、アリちゃん。はいティッシュ」

「ズーズー(鼻をかむ音)」

「はーっ、クソだる。永遠に新年なんかこなくていいのにさァ。意味わかんね。もうみんな死ねばいいのになぁ……」

「新年なのに縁起でもないこと言わないでよ朱雀! せっかく明けましてオメデタなのに」

「オメデタってのはこういうときに使う言葉じゃないからさァ」

「じゃあどういう時に使うの?」

「新年初っ端から下ネタを振るなよ怠いなぁ」

「下ネタって、どういう意味だっけ。えと、あれだ! エロいやつ! なんかエロいやつ!」

「エロいって連呼すんな」

「エロいのはあんま好きじゃないけど、お笑いは好きよ。朱雀、私を笑わせてみなさい」

「うわ、出たよ傲慢。これだから勘違い貴族は」

「むかっ。何よ、自信ないの?」

「ZZZ」

「寝るなァ!!」

「あー、うるさいなぁ」

「なんかダジャレとか言ってみてよ」

「布団が吹っ飛んだ」

「……あんたいつか殺す。はー、それにしても喉渇いたなぁ。なんか飲みたいなぁ(チラッ」

「こっち見んな」

「いいなー、朱雀はコーラ飲んでていいなぁ。お血血欲しいな~」

「人差し指を咥えてよだれを垂らすな。お乳っぽく言うなこのグロインめ」

「グロインって! どういう意味よ~~っ!」

「初登場シーンから内臓飛び出してたし死体食うし俺の血を飲みまくるしグロ過ぎるヒロイン以外の何物でもないだろ食人鬼が」

「キーっ! 言ったわね! もう許さない。絶対今度こそ殺す殺す殺すぅぅぅ!!」

「うおっ! ちょ、いきなりベッド投げつけてくんな!!」

「フン、これで綺麗にオチがついたわね」

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