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世界を変えれるだけの力を持つ俺の今後はどうなってしまうのだろうか?  作者: 陽空
第2章インティア王国・ユートピアと呼ばれる街カンタラ
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大魔武王(だいまぶおう)リー誕生

 ロレイヌ、ドレイントマンそれが女武道家リーの本名であった。


 ロレイヌは幼少からその恵まれた知性を生かし、貧乏貴族であった父に代わり、大貴族へとその地位を押し上げた人物であった。


 そんなロレイヌがふと目に留まった奴隷、その名は【リー】。その奴隷のリーを自分専用の奴隷として召し抱え、ロレイヌは自分には欠落していた感情【喜び・悲しみ・思いやり・怒り・心配・信頼】を得るのであった。次第に2人は将来を語り合う迄の仲になるのだが・・・


 ロレイヌの政策で奴隷のリーを死なしてしまうのであった・・・


 奴隷だったリーは自分の夢、冒険者になって有名になり奴隷の名を返上する夢を、奴隷だったリーの代わりにロレイヌが行う決心をする。


 そしてロレイヌが冒険者登録の際に記入した名前それが【リー】であったのだ・・・


 ・

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 ・

 ・

 ルーと別れて4ヵ月後の事であった。

 

 ミリア・ダルク・リーと道案内人の竜人族のトムはある場所に向かい足を進めている。今足を進めている場所それは竜神が住むと言われている、幾多もの山々を越えた先の聖なる地である。


 それは竜人族のトムがミリア・ダルク・リーがその時拠点そしていた場所に訪れた事により始まった。


 【竜人族】竜を崇拝の対象とする人間の一族


 トムはダルクの名声を聞き及びその街に来た。その時もう既にダルクの2つ名聖剣聖女せいけんせいじょはもう誰もが知る2つ名となっていた。


 「竜神様の山の調査をお願いしに来ました。」


 この冒険はその言葉から始まった。トムの話では竜族の間で最近になりおかしい事ばかり起こっているとの事で、竜神の身に危険が及んでいる、その為普段縄張りから出ようとしない竜が人里に下り、その被害報告が幾つもあるとの事であった。ルーと別れる原因になったエイシェントドラゴンの飛来もその要因の一つであろうと思われた。


 それを聞いたミリアが・・・


 「ざけんじゃー無いわよ!!ぶん殴ってやる!!!」


 と怒りを露にしてこの依頼を受ける事になったのである。


 

 しかし・・・今居る場所は寒暖が激しく・・・今は非常に気温が低く吐く息が白い・・・

 ミリアとダルクとトムは防寒を行うのだが、リーは普段着のまま防寒しようとしない・・・心配そうにダルクがリーに言葉を掛ける。


 「リ、リーちゃん大丈夫?」

 「ええ、問題ないわ!」


 リーは少し前から自分に違和感を感じていたのである。自分の中に何かある!そう感じたのは誤って火がまだ燻ぶっていた巻きを触った時の事であった。その巻きを触った瞬間慌てて手を離したのだが、指には火傷の跡は無く、力が注がれる気がしたのだ。


 そして今それが確信に変わり一人不気味に微笑むのである。


 それを見たミリアとダルクが・・・


 「とうとうおかしくなったわね・・・」


 と陰口を叩くのであった。


 そんな3人にトムが話掛ける。


 「もう少しいけば結構大きな街があります・・・しかしこの気候少し変です・・・ご注意を」


 その話をスルーする3人は何も気にする事無くドンドン無防備に足を進める。


 そして街が見え始めたのだが、様子がおかしい・・・門から次々と人々出てくる。逃げ出ている様に見える。


 走り急ぎ街に足を進める3人、近づいて気が付く、街の異変に・・・


 「氷?」


 リーが街の門上から突き出た物を目で捉えて言葉にする。


 リーの口元が緩む。


 「私がやるわ!見てなさい!」


 とミリアとダルクに言葉を掛ける、それを聞いたミリアとダルクは少し驚くが、堅実主義のリーから出た言葉は何より頼りになる言葉であった。


 「分かった任せるね!ダルク避難する人誘導するよ!」


 ダルクは頷く。


 門前まで行くとリーは地面に向かい下位魔法を唱える。その反動で門の上に足を置き街の中の様子を伺う。


 「氷のドラゴン?」


 そうリーが見たドラゴンは氷のドラゴン、その名をフロストドラゴン・・・しかし見た目はほぼ変わらないのだが、実際はそれよりも強力なドラゴン、そうエイシェントフロストドラゴンであった。


 ニンマリと口が緩むリー


 門を蹴り、屋根に飛び乗り、更に屋根を蹴り、エイシェントフロストドラゴンとの間を詰めるリー


 魔法の有効範囲に入り最初に放つ魔法はリー最大の魔法であった。


 「ラメゾーマ【上位火属性魔法】」


 火の渦がエイシェントフロストドラゴンを巻きつくが・・・直ぐに鎮火。


 「まぁ~こんなもんね」


 攻撃を受けたエイシェントフロストドラゴンが直ぐにリーの方向に体を向け攻撃を繰り出す。口を大きく開けて冷気を吐き出す。冷気を受けた建物はその冷気に触れた瞬間氷付き、その冷気の危険度が直ぐ見て取れた。


 それを違う屋根に飛び乗り回避するリーそして・・・言葉を発する。


 「実験開始」


 そう呟くとリーは武道家のスキルを使用する。


 「スキル【千手観音】」


 【千手観音】文字どうり千の攻撃を繰り出すが、その攻撃力は1/1000になる。


 そして唱える自分の最大魔法を・・・


 「ラメゾーマ【上位火属性魔法】」


 千の上位火属性魔法が繰り出される。その1つの火力はとても1/1000になった火力とは思えない程勢いがあった。流石にエイシェントフロストドラゴンもその火力に仰け反る。


 しかし・・・ダメージは与えられたものの致命的なものでは無い。


 それを見たリーは・・・


 「じゃー本番いくわよ」


 と余裕の笑みを浮かべるのである。


 千の上位魔法を放つ?それはルーでも無理である。では何故?リーは放つ事が出来たのであろう、そして1/1000になる筈の攻撃が最初の上位魔法とほぼ威力を落とす事無くその効果を発揮したのであろうか?


 そう・・・それこそルーより授かりしリーのチートスキルなのである。


 リーは小さい声で呟くスキルの名を!!!


 「スキル【不死鳥フェニックスの化身】・・・」


 リーは先程と同様にスキル千手観音に上位魔法を使用する。


 しかし・・・


 放つ相手はエイシェントフロストドラゴンでは無い!!!


 そう・・・


 自分自身である!!!


 火の渦に包まれるリーしかし・・・上位魔法が発動し火がリーに巻き付いた瞬間、それがリーの身体に吸収されていく!!!


 千の上位魔法を吸収したリーの身体は赤く畝る後光が見える。時折リーの身体から小さなフレイムが発生する。


 軽く手を動かす。糸を引く様に炎が付き従う。


 そして、リーは体内に蓄積された炎を少し外部へ放出する。


 すると・・・


 身体がフワフワと宙に浮く!!!


 気流の原理である。それはリーの火力のものに因るものでもあるが、ルーから貰った天女の羽衣の効果の大きさも大半を占める。


 放出された体内の炎はまるで炎のローブを纏っているかの様に見え、それを纏い宙に浮かぶ姿を見た避難人の人が声を張り上げそう叫ぶ。


 「大魔法使い様だぁぁーー!!!」

 「大魔法使い様が助けてくれるぞーー!!!」


 それを聞いたミリアはイラっとする。


 リーは不敵な笑みを浮かべ炎の放出を後方に向ける。推進力で速度を上げる。徐々に徐々に速度を上げる。エイジェントフロストドラゴンの横を掠め、最高速度に達するまで畝り旋回し、速度を上げる。そのリーに従い炎が糸を引く。


 それはまるで龍の様な姿、ドラゴンと違いこの世界では伝説の生き物、長い体を持つ龍はその体を畝らせ、相手を締め付ける。正にそれが存在するかの様な光景。


 最高速度に達したリーは炎の放出量を調整し、地面ギリギリを飛行し、エイシェントフロストドラゴンの顎に向けて拳を突き上げる。


 武道家のスキル【正拳突き】を使用して、本来なら腰を落として相手が向かって来るのを待ち放たれるスキル、しかし今のリーには背中に推進力を持つため、相手に向かいながら正拳突きを使用出来るのである。


 そして突き出された拳は掌底、それがエイシェントフロストドラゴンの顎に触れた時、一気にその手から体内の炎を放出する。


 そして呟く!その複合スキルの技の名前を!!!


 「惑星衝突爆発メテオエクスプロージョン


 エイシェントフロストドラゴンの体が炸裂する?・・・嫌・・・蒸発である・・・


 前足だけを残し、少し地面をえぐり、全てを蒸気に変える。


 リーの腕から閃光の様に放たれた炎が山を抉る。閃光に触れてでは無い、触れる前に蒸発して、閃光に道を作ったのだ。


 圧倒的な火力がそれを可能にしたのだ!!!


 避難を終えた人々から声が漏れる。


 「武王様だ・・・」

 「嫌・・・大魔法使い?!」

 「嫌・・・大魔武王様だーー!!!」


 こうして大魔武王リーは誕生したのである。

ここまで読んで頂いてありがとございます。


世界を変えれるだけの力を持つ俺の今後はどうなってしまうのだろうか?は誠に勝手ながら後これを含め後3話で話を終わらせて頂きます。


残りを掲載後、次の小説タイトル「俺の舎弟は茨木童子」を連載する予定をしています。


もし時間がありましたらこちらの小説の方もどうぞ一読頂ければ作者感激です。


ブックマーク頂いた皆さん、又これを読んで頂いた皆さん、本当にありがとうございます。

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