えらい事に寝ぼけてました。
明日うp出来ないかも?しれないので今日頑張りました。
アルマは目を見開き、全力で魔法使いの男に飛び掛かり、思いっきり腕を振りかぶり、全力で拳を突き出す・・・
間違い無くクズみたいな魔法使いの男は跡形も無く吹き飛ぶだろう・・・
ルーはアルマを赤児の時から見てきた、母親代りのレイラを慕い、文句を言いながらも躾けを守り、レイラの喜ぶ顔に笑顔し、そんなレイラがこんなクズみたいな男に弄ばれたとアルマがそれを知った今・・・
ルーはそんな怒りに身を任せたアルマを止める事など出来なかった・・・
それにアルマがこのクズみたいな男に怒りをぶつけ無ければ、ルーがやっていただろう・・・
ルーがそんなアルマにしてやれる事・・・
それは・・・
そんなアルマの怒りを受け止めてやる事ぐらいしか、ルーには出来なかったのである。
ルーはアルマとクズみたいな魔法使いの男の間に両手を広げ立ち塞がる。
アルマはルーの存在に気が付いたが、拳の勢いを殺すには時既に遅く、全力で突き出された拳は勢いを落とす事無くルーの顔を歪める。顔があり得ないぐらいの勢いで明後日の方向に流れ、首もそれに添って伸びきる。
ルーは吹き飛ばされない様に足で踏ん張る。踏ん張った足はアルマの拳の勢いで膝まで地面に埋まり、闘技場全体の地面に亀裂が入る。
暫くしてルーはアルマの方に顔を向ける、ルーの顔はアルマの拳後がクッキリ残り歪み、唇が裂け、鼻が歪み、鼻と口から血が垂れていた・・・
そんなルーの姿を見てアルマが言葉を発する・・・
「な、なんでだよー、ルーお兄ぃ・・・・」
アルマは涙を流し悲しみに染まった顔でルーに尋ねる・・・
「・・・・すまんなアルマ・・・・」
「なんでだよ・・・ルーお兄ぃ・・・」
アルマ小さい声で再度そう言葉を発すると膝から崩れ落ちる・・・
アルマは分かっていた、その苦痛に一番耐え、今尚その影に怯えるている人物はレイラ自身である事を・・・
そのレイラが自身自分の力を示しこのクズみたいな魔法使いを殺す事など造作でも無い事だが、レイラはそれをしない事を・・・
むしろレイラから聞かされる人を想うという躾は、レイラ自身がこのクズみたいな魔法使いの男を許そうと努力している事を・・・
アルマは知っていたのである、それはルーも同く知っていた事・・・
このクズみたいな魔法使いの男を殺して、レイラは喜ぶであろうか?嫌・・・間違い無く涙を流し悲しむであろう・・・
それはレイラ自身が招いた惨事だと、レイラ自身が自分を責め悲しみに暮れる事を意味する。
だからルーは立ち塞がったのである。
そしてルーは自分の代わりに怒りをぶつけたアルマに感謝し深く頭を下げるのであった。
暫くして、俺は態勢を戻し歯をガタガタさせてしゃがみ込むクズみたいな魔法使いの男の側まで足を進めると言葉を発する。
「今回は見逃してやる、次見聞きした場合は俺が殺す!分かったか?!」
「は、はい・・・」
俺はそれを聞くとワービーストの男の元迄足を進め
「ベボマ【僧侶超位回復魔法】」
を使用してワービーストの男の傷を完治させる。
もはや戦闘不能と判断した闘技場運営側が俺とアルマの勝利のコールを送る。
勝者とは思えない足取りで俺とアルマは闘技場の舞台の外へと足を進める。そんな中下を向き歩くアルマが俺に声を掛けてくる・・・
「なぁ〜ルーお兄ぃ・・・その歪んだ顔治せよ・・・」
「ああ、いや・・・これでいい」
「見てるこっちが辛えぇ〜よ・・・」
それを聞いた俺は歪んだ顔で歯を見せ・・・
「これは俺自身のいさしめでもあるんだ!!そしてもし同じ様な事があったら、俺の顔を思い出せ・・・そして、その後は自分の信念に従えアルマ!」
「そんな顔思い出したら・・・吹いちまうだろ・・・」
「ははははは、イテテテ・・・それもいいんじゃ〜ないかアルマ!!」
《そうそれで良いんだアルマ・・・俺は心でアルマにそう話しかけた》
準決勝・決勝は明日になるので俺達は、その足でカンタラの街の外にある俺達の住まいのテントに向かう。その途中アリスとサティに会い・・・
「あはははははは」
とアリスが俺の顔を見て大笑いして・・・
「あら〜随分変わった整形をなされたんですね?男前になりましたよ」
とサティにイジられたが・・・
何故か俺のガラスのハートは砕けなかったのである。
そしてテントに着くと子供達に・・・
「妖怪来たぁーーー!!!」
と最近流行っている妖怪の紙芝居のキャラと勘違いされ・・・
「俺の友達出てこい!!」
と遊びに付き合わされる始末であった・・・
そんな子供達と戯れていると、レイラが俺とアルマが帰って来た事に気が付き・・・
「ルー様!!どうしたんですか?!その顔?!」
と質問してくるので・・・
「アルマにやられた」
とアルマの顔とは別の方を見て正直に答える俺
「なっ!!ルーお兄ぃ〜テメェ〜〜!!」
と怒り拳を握り絞めるのだが・・・
「アァァーールゥゥーーーマァァーーーーー!!」
と目と背中に炎を纏いレイラがアルマに詰め寄り、アルマを正座させ説教タイムが始まる。
俺はそんな2人を眺めお酒を嗜もうと、酒を口に運ぼうとした時・・・
「ルー様!!怪我しないって言いましたよね!!」
そう言うレイラの背中は炎を纏っており、俺もアルマの横で正座して説教を聞くはめになったのである・・・
レイラの説教を聞き俺とアルマは互いの顔を見合い笑顔になる、そんな俺達を見てさらに御冠のレイラの説教は明け方まで及んだのは言うまでも無かった・・・
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所変わって、ある古めかしい余り大きくない部屋、部屋は暗く2本ローソクのみがその部屋の明かりを保つ、至る所に何に使われるか分からない希少な草々置かれている。それを煎じ人間程ある大きな壺に放り込む男が居る。
その男は光り輝く冠と真紅のマントを羽織グツグツと煮立つ黒い液体を混ぜていた。
そして・・・・
「ふふふぁはははははは・・・・出来た!!出来たぞ!!見よこれを!!これが我が王国に伝わる秘伝の技術」
そんな男に話しかける女性が居る。
「インティア国王それは・・・まさか・・・」
「ああ、そうじゃ!!古い古文書にあった伝説の技術が今蘇ったのだーーーー!!!」
「な・・・なんと!!」
女は目を見開きその壺の中の黒い液体を望みこむ・・・
そんな女を他所に男は話を進める・・・
「これで我が望みは一つになった・・・あれはどうなったのじゃ?」
「は!!ターマ神殿でマスターが現れ、そのマスターが次に転職した職業は遊び人、その遊び人は今我が領土カンタラに滞在しております」
「それは間違いないのか?」
「はい、間違いありません!!」
「うむ、必ずワシの元に連れてこい!!何としてでもじゃ!!それで我が望みが完成される!!!」
「は!!命に代えましても!!」
女は言葉を発すると部屋を出て行った。
「我が念願が叶う日は近い!!ふふふぁはははははは」
と男は笑うのである・・・
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所変わってカンタラ
正直寝不足な俺とアルマは足をフラフラさせて準決勝・決勝の場となる闘技場へと足を進める。勿論レイラと子供達はそんな俺達を笑顔で見送った。
そして闘技場に着き観覧席に座り前回優勝ペアとアリス・サティペアの戦闘を一目見ようとフラフラになりながら時間が来るのを待つのである。
「なぁ~ルーお兄ぃ、俺ちょっと寝てていいか?!」
とふざけた事を言うアルマの顔を摘み、座りながら寝る俺・・・・
そんなこんなで開始の時間になり黒服の男が姿を現わせる。
『本日は闘技大会ペア第24回御来場ありがとうございます。残す所も後4回!!さて早速参りましょう!!
Aブロック代表ぉぉぉーーーー!!
勇者ぁぁーーー!!アリスゥゥゥーーー!!!
アンドゥゥーーー!
サティィィーーー!!!』
「うおおオォォォーーー!!!!!」
周りの大声で飛び起きる俺・・・だがまだ寝ぼけている・・・
『そしてそれに対するのが!!今大会の大本命!!突如半年前に現れ!!その武勇は各王族にまで聞き及び!!その全てを断わり!!今尚この大会に君臨する存在!!さぁ~本日はとうとうその腰に据えられた6本剣が抜かれるのか!!期待しましょう!!
前回大会ぃぃぃーーー!!
優勝者ゃゃゃーーー!!
漆黒のぉぉぉーーー!!
薔薇ぁぁぁーーー!!
我らのぉぉぉーーー!!
ぺスタークゥゥゥーーーー!!!!!!』
「うおおオォォォーーー!!!!!」
「ん?ぺスターク?!どっかで聞いた事あるような???」
と俺は寝ぼけていた・・・
ここまで読んで頂いてありがとうございます。




