表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界を変えれるだけの力を持つ俺の今後はどうなってしまうのだろうか?  作者: 陽空
第2章インティア王国・ユートピアと呼ばれる街カンタラ
29/49

えらい事に俺に楽しみが出来ました。

ブックマークありがとうございます。

皆さんの貴重な時間が無駄にならない様よりよい作品にしていきます。

 昨日・・・今日の朝からはしゃいでいた俺が起きたのは太陽が丁度天辺に差し掛かった所であろうと思われた。俺の腹の上には布が掛けてたり何やら良い匂いがする。寝惚けている俺に・・・


 「おはようございますルー様」


 とレイラが声を掛けてくれた。

 キョトンとし目が覚める俺。


 「あっご飯もう少し待ってくださいね、今ミルクあげてますから」


 と微笑みながら赤児を抱きミルクをあげてくれているレイラ。そんなレイラの姿を見てホッコリする俺。


 「ルーでいいよ」


 と立ち上がりご飯は何かなと鍋を覗き込む俺


 「そういう訳にはいきません」


 とレイラは少し強い口調で言葉を発する。

 俺は頭を描きながら「う〜ん」まあいいかとそれを消化する。


 「ところで、食材はまだ残ってるのか?」

 「いえ、もうこれが最後です・・・」


 と俺はレイラの服を見る、服は至る所破れていてボロ切れで出来ていて自分の血や泥で汚れており、足は裸足でとても若い少女の格好では無かった。そして顔を見る顔は大分目立たなくなってはいるがまだ腫れており泥と血で汚れ、髪も泥で至る所がくっ付いていた。


 「飯食べたら買い出しに行こう、付いて来てくれるか?」

 「あっはい!」


 とレイラは元気よく返事してくれた。俺はレイラのそんな元気な顔を見て自然と笑みがこぼれる。


 「その前に・・・」


 そう言葉を発すると、俺は手と手を胸の前で合わせる。するとその合わせた手のサイズの魔法陣が現れる。その魔法陣は上にまた一つまた一つと一つずつ現れ、その大きさは上に行く程大きな魔法陣が現れる。50個程現れた魔方陣、一番上の魔法陣は天を1/2は占める程巨大な魔法陣であった。


天変来雨てんぺんらいう【風水超位魔法】」


 その言葉と同時に一番大きい魔方陣に吸い込まれる様に魔方陣が規則正しく上がって行く、全ての魔方陣が吸い込まれると、一番大きな魔方陣の中の文字が発光してその文字が不規則に左右に回り出す。そしてザーザーと魔法陣から程よい雨が降り注ぐ。


 ただ呆然とその信じられない光景を見ているレイラに


 「レイラこうするんだよ」


 と俺は頭をゴシゴシ洗い、顔をゴシゴシ洗って見せた。暫く俺の行動に呆気を取られて見ていたレイラから俺は赤児を取り上げると・・・


 「はい!!」


 と元気よく返事してレイラはハシャギながら頭の引っ付いた泥、顔にこべりついた血と泥を雨で流し落としたのである。そんなレイラを見てホッコリする俺、しかしハッと気付いたのである。


 そう・・・俺はスッカリ忘れていた・・・ご飯が鍋である事を・・・



--------



 「す、すまん」


 俺はレイラが折角作ってくれた鍋料理を台無しにした事を本当に悪いと思いシュンとなり街カンタラに向けて足を進めている。


 「ドンマイです、ルー様」


 とレイラは笑顔でルンルン気分で俺のほぼ横を並び赤児を抱っこして街カンタラに向けて歩く。


 するとカンタラの街の入口で1万は超える人集りが出来て入る。何だろう?とは思ったもののまぁ〜俺には関係無い事だと思いそれを素通りしようとした時・・・


 「あっブーさん、昨日の夜の演奏、ブーさんですよね?」


 と一人の村人が声を掛けてきた。


 「ん?」と暫く考えたのち「あー」昨日・・・正確には今日の朝のレイラと楽しく盛り上がった演奏の事だと理解した。


 「ああ、そうだが」


 と俺がその問いに答えると・・・


 「やっぱり〜ブーさんあの歌マジ半端ないっすよ!」

 「あの歌の人誰ですか?凄かったですもう一度聴かせて下さい」

 「もう一度あの歌聴きたくてね、旦那頼みますよ」


 と俺とレイラは人々の集団に前を塞がれたのである。俺はそれでも良かったのだが・・・レイラを横目で見ると下を俯向き少し震えていたのである。

 それを見て俺はレイラの手を取り・・・


 「すみませんが、急いでいるのでまた今度でお願いします」


 とカンタラの街に入ろうとするのだが・・・


 「ちょっと待ってください、少しでいいんです」

 「お願いします、少しだけでも・・・」

 「お願い、ちょっとだけ・・・ねっ」


 と行く手を阻まれ、このままでは埒が明かないと考え俺はレイラと赤児を抱きかかえカンタラの街を背に逃走したのである。勿論【運】以外ステータスMAXの俺に付いてこれる者などおらず俺達はテントを貼った場所まで戻る事に成功したのである。


 「ルー様・・・す、すみません」


 と深く頭を下げるレイラを他所に俺は肉付きの良いマダムから買った布袋を漁り出す。そして俺は目的の物を探し出しそれを布袋から出す。


 「あったあった」

 「ルー様・・・それは?何やら凄く縁起が良さそうですけど・・・」

 「う~ん、俺もよく分からんが多分これで顔を隠せると思って・・・」


 と俺は透明な袋からそれを取り出すと被って見せた。それは髪の毛と思われる部分が丸い玉で、耳と思われる部分が垂れ下がり、額に中心に丸い模様のマスク的な物であった。


 「よく分からないですけど・・・何故か手を合わせたくなりますね」


 とレイラは笑顔で俺にそう答えた。


 「じゃ~私も」


 とレイラは馬の顔の様なマスク的な物を被って見せた。


 「今日ご飯作る時見つけて可愛いいなと思いまして」


 とレイラは言ったがハッキリ言ってホラーだった。俺は少しレイラの美的感覚を疑う・・・

 そして俺達はマスク的な物を被ってカンタラの街に向かって足を進めるのであった。歩いている途中レイラの馬の顔の様なマスク的な物がクルクルと風に煽られ回転していたのは、恐らくサイズが合っていないのであろうと思われ・・・そんな姿もかなりホラーであった。


 カンタラの街の入り口ではやはりまだ1万人は超える人の集まりが出来ていた・・・俺達はコッソリ横をすり抜け何とかカンタラの街に入る事が出来たのである。


 そして俺は馴染みの店そう肉付きの良いマダムの店に足を運ぶ。いつもの様に店の奥に行きマダムに話掛けると・・・


 「誰だいアンタ!!」


 と棍棒を振りかぶり威嚇するのである。


 「お、俺ですよ」


 とマスク的な物を取ると・・・


 「なんだアンタかい、私しゃ~てっきり私に一目惚れした誰かが、私をさらいに来たのかと思ったじゃない、もう~」


 と頬を火照らせそう言う肉付きの良いマダムの姿がまたホラーであった。


 「衣服を頼みたいのだが・・・」

 「はいよ」


 肉付きの良いマダムは処分品と書かれたカゴから一番上の物を取り出し俺に差し出す。


 「いやいや俺じゃ無くて・・・彼女のを頼む」


 と俺は俺の後ろに隠れていた馬の顔の様なマスク的な物を被ったレイラの肩を両手で掴み、肉付きの良いマダムの前に突き出す。


 「えっ???ルー様???」


 驚いているレイラを他所に俺と肉付きの良いマダムは会話する。


 「この服・・・魔族の少女?奴隷かい?」

 「ああ、そうだ」

 「あんたも物好きだね、ちょいっと待っててくれるかい?」


 肉付きの良いマダムは奥に行くと140cmぐらいある鏡なるアイテムを持ってきた。そして肉付きの良いマダムはレイラに抱っこされていた赤児を俺に渡すと俺の背中を押し・・・


 「ほれ、男は消えた消えた」


 と俺を店の外に追いやり


 「誰か来たら声出すんだよ」


 と俺を店の呼び鈴扱いするのであった。なんか・・・俺の時と対応が違う様な気がするのは俺の気のせいであろうか?


 暫くして・・・


 「あの~変じゃないですか?」


 とレイラは馬の顔の様なマスク的な物を取り、恥ずかしそうに店の中から俺の見える位置まで姿を現す。それはフリフリのワンピースで少しメイドっぽかったがとても似合いとても可愛かった。

 俺は思わず・・・


 「も、萌えぇ~~」


 と声が零れる・・・すかさず両手で口を塞ぎ「コホン」片手で拳を作り一度咳をして顔を引き締めてから言葉をかける。


 「いいじゃ~ないか」 


 とそれとなく褒める、するとレイラは凄く可愛い笑顔を作り・・・


 「ありがとうございます」


 と俺に礼を言うのである・・・そんな姿もかなり「萌えぇ~」と心で叫ぶ俺。

 そして俺の欲求が求めるままに俺は口に出すのである。


 「マダムもっと色々着せてみてぇ~」

 「合点招致よ~」


 とそこからはまるで服の展示会の様に様々な服を着たレイラが、着替えては俺に意見を求めその度に俺は心の声で「萌えぇ~」を連呼し、その度に俺に笑顔を見せてくれたレイラの姿にまた俺は心の声で「萌えぇ~」を連呼するのであった。


 30着は着たであろう服を山に・・・


 「まぁ~こんなところかしらね・・・でどれにするの?」


 と肉付きの良いマダムはネタ切れ宣伝し俺に判断を委ねる


 「じゃ~」


 と俺が肉付きの良いマダムに声を掛けようとした時に・・・


 「わ、私これでいいですから」


 と処分品と書かれたカゴからももひきを持ってきた俺に差し出すのである。

 それを見て俺は失笑して・・・


 「レイラそれは要らない」


 と俺はレイラが持ってきたももひきを受け取らず肉付きの良いマダムに


 「レイラが着たやつ全部くれ」


 と言葉を掛けるのである。すると肉付きの良いマダムはご機嫌に・・・


 「合点招致よ~」


 とルンルン気分で会計の計算をし始めたのである。お会計を済ませ俺とレイラはマスク的な物を被り直し、食材を買いに肉付きの良いマダムの店をあとにする。目の保養が出来るとレイラの服が入った布袋を持ち俺はルンルンと上機嫌である。レイラは俺とは対象的に赤児を抱き凄くドンヨリしている。


 食材を売っている露店が見え始めてレイラは俺に声を掛ける。


 「私が買ってきますね」

 「あっ頼めるか?」

 「はい!」


 とレイラに食材代として俺は1000Gゴールド)を具現化して渡す。


 「こ、こんなに多すぎます」

 「食べたい物有れば買ってくればいいよ、残りは駄賃って事で」


 と俺はレイラから赤児を取り上げニッコリ微笑む


 「わ、分かりました、では行ってきます」


 とレイラは元気無く俺にお辞儀をして食材の買い出しに行くのである。恐らく気が引けているのであろうと俺は思ったが、それでも俺が今出来る事はこれぐらいしかなく、どうすればレイラともっとお互い気持ち良く仲良くなれるのであろうと考えていると・・・


 「ナンマイダ~ナンマイダ~」


 と聞いた事が無い呪文の詠唱する声が聞こえたのである。

 俺は急ぎ声がする方に目をやると、そこには頭の額からてっぺん迄髪の毛の無い白髪のご老体が俺に手を合わせて魔法詠唱をしていたのである。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ