ギャルゲーイベント〜お料理編〜
この前、友達から聞いたギャグゲーの話を自分風にアレンジしてみました。
よくこんな風にゲームだと料理が下手というのが多いらしいですね。
今度は、どのような場面を書こうか悩んでます。
書いて欲しい場面などありましたら書き込んでください。
もちろん感想もおねがいします。
今は、家庭科の調理実習中。
俺は裕一。里原 裕一。
「そっちの野菜切ってくれ」
今は、各グループに分かれて料理の中でも最も簡単に作れるカレーを作っている。
でも、俺はカレーにうるさい。
簡単に野菜を切って、鍋に入れて、ルーと一緒に煮込むだけではない
そこから里原家直伝の特性スパイスを入れ・・・おっと、こっからは企業秘密だ!!
「この野菜ってどう切るんだ?」
今、俺に聞いてきたのは俺の親友で瑞樹。
顔はムカつくくらい美形なのに軟派で3日に1度の割合で上級生と下級生に告られる。
(同級生には性格を知られているのであまり告られない)
「その野菜は・・・・」
「ねえ、裕一」
今、俺に話し掛けてきたのは俺の幼馴染で未来。
こいつは今時ギャルゲーぐらいでしか言われないがうちの高校のアイドルって呼ばれてる。
でも、マジでこいつは可愛いと思う。
「なんだ?」
「さっきカレーできたんだけど食べてくれない?」
そう言って、未来は後ろに隠していた物を取り出した。
それは、カレー(?)だった。
なぜカレーの後ろに?がついているかというと色がおかしい。
本来カレーはグリーンカレーなどもあるが茶色が普通だと思う。
しかし、未来がもっていたのは紫だった。
「隠し味入れてみたんだけど分かる?」
何入れたああああぁぁぁぁぁぁぁぁ?
無理があるだろ、どうやったら茶色が紫に変化するの?
そんで、なんか今は夏なのに紫色の湯気でてるし。
俺の本能がこれは食べてはいけないと告げている。
かわいそうだが、ここは断ろう。俺のためにも・・・。
「悪いけど、今お・・・・」
「食べてくれないの?」
未来は少し半泣きになってこっちを見てる、しかも上目づかい。
ごめん、俺の体。もってくれ。
俺は一気にカレーを口に流し込んだ。
・・・・・・・・・
「ゴフッ!!」
そこで俺の視界はブラックアウトした。
「・・・・ん、ここは?」
俺は目を覚ますと保健室にいた。1人で。
なあ、未来待ってくれてもいいんじゃないか?
「俺・・あんなにがんばったのにな・・・・。」
俺の目から一滴の涙が零れ落ちた。
その後、未来は瑞樹と付き合っている。