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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

『おねえちゃんといっしょ──魅了の少女・霜月希未』

作者:蟒蛇シロウ
週刊誌記者・光羽(みつはね)リリカは、一年前――
「同級生五人転落死事件」の生存者にして、数々の不審死の中心にいる少女・霜月希未を取材した。

「だってみんな勝手に死んだんだもの」

年齢不相応の微笑と、罪悪の一かけらも感じさせない言葉。
その日を境に、リリカは「お姉ちゃんといっしょ」と囁く悪夢に苛まれ続ける。

眠れない記者。
理由を知らないまま支え続ける同僚・こし。
気にかけて休暇を勧める上司。

友人たちとの温かな時間と、美味しい旅の記憶。
それでもテレビ越しに映る希未の笑顔ひとつで、張りかけた日常は簡単に軋む。

やがて、リリカの代わりに取材を申し出たのは、
屈託なく笑い、人を信じるこしだった。

「毎日でもお話していいよ、こしさん」

ガラス越しに囁く希未。
その言葉は、取材許可ではなく、“招待状”だったのかもしれない。

知らず知らずのうちに、距離を詰めていくこし。
一年前から希未を見守り続ける刑事・宮本もまた、自分の正しさを信じたまま、少女の物語の内側へと取り込まれていく。

リリカの悪夢は、ただのトラウマなのか。
それとも、希未という少女が世界と心を侵していく“兆し”なのか。

微笑むだけで人を惹きつけ、言葉ひとつで倫理を溶かしていく「魅了の少女」と、
彼女に触れてしまった大人たちの行き先を描く、静かに侵食するサイコホラー。

※毎週月曜夜9時更新予定
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