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辺りが光り魔力が体にまとわりつく光が収まり辺りを見ると緑が生い茂るきれいな森につながっていた。
ここは昔戦争の補給地点になっていたが長い年月を経て森になったようだそんなことを思っているとルカが話しかけてくる。
「お父さんありがとう!ここが私の冒険のスタート地点だね」
すごい笑顔でお礼を言われた顔がにやける 後半は自分に言ったのだろう。
「ルカ、知らない人に付いて行っちゃだめだぞ、あと危なくなったらすぐそのネックレスで俺を呼ぶんだぞ、それから神偽の指輪も取っちゃだめだぞ、それから,,,」
「もぉわかってるよ!指輪も取らないし知らない人にも付いて行かないから大丈夫!
そういえばこの指輪、魔力どのぐらい込めたら発動するの?」
話を遮られしょんぼりしながらルカがポケットから出した神偽の指輪に目を向ける。
「それは周りの魔力から供給してるからつけるだけで発動するぞ、だからしっかりつけておくんだぞ」
これは姿と魔力を偽る指輪だ外の世界に出るルカのために作った
「そうなんだそれじゃあずっとつけていられるね」
そういって指輪をはめたルカの姿はエルフ特有の長い耳が短く人間サイズになり赤い目も黒くなり。
毛の根元から毛先にかけて白銀に変わっていくきれいな金髪は自然豊かなこの世界の夜空のように青みがかった黒色になっていた
母譲りのきれいで整った顔だけは変わっていない。
これはこれで目立ちそうだがハーフとばれるよりいいだろう
「どうな感じ?」
自分の姿が見えないルカは俺に訪ねてくる。
「とても似合っているぞ」
俺はそう言って空間魔法で作った収納空間から手鏡を手渡した
受け取って姿を確認したルカは少し驚いた顔をしたがすぐにありがとう、と手鏡を返してきた。
「それはルカにあげるよ指輪は収納空間もつけてあるからそっちに入れておきなさい、さっきのレオガロンも移しておくといいよ。
今のルカよりたくさん入るから自分で作れる収納空間の方は非常用とかにして分けときなさい」
「わかった!ありがとうお父さん! それじゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃい 気を付けるんだよ」
こっちに飛んできたときに行き先を決めたのかと思うほど迷いのない足取りの娘の後姿を10分ほど見てからため息を吐き自宅近くに木に転移した。
♢♢♢
家の近くの木の幹から生み出されるかのように転移してきた俺は重い足取りで家に向かった。
玄関を開けて右に飾ってある友人に話しかける。
「リカルド、リーフェ、お前たちの娘は俺たちみたいにこの広い世界を観て、感じて色々なものを知りたいと言って冒険に行ったよ
すごい心配だが俺もお前たちと冒険できてよかったと思ってる辛いこと、苦しいこともあったが楽しかったことの方が多く思い出す、まぁ安心してくれ二人の代わりに俺があの子のことを守る
んじゃ俺は傷心中なんで少し殻に籠ってくるよ」
笑って二人に語り掛け家を出て、裏手の世界樹に手を当てて溶けて吸い込まれるように世界樹に入っていった。
久しぶりに世界樹に戻り精神が安定していくのがわかる。
3日ぐらいたった時にルカのことがやっぱり気になりルカ周辺の木から様子をうかがうか葛藤しているもし様子を伺ったことが知られれば「もぅやめてよ!そんな子供じゃないよ!お父さんなんて大っ嫌い!」なんて言われた日には葉っぱ1枚も残さず枯れる自信がある
そんな葛藤してさらに3日経った日ある友人に会うことを決める。
まずはあの爺さんに会う前にリリーのところに行って酒でも調達するか。
そう思い俺はリリーに住んでいる近くの木に転移した。
♢♢♢♢
転移した先は今の地理には詳しくないが大国の東に位置するところでへスティーナ大陸の東に位置するところだ。
へスティーナ大陸はおそらくこの世界の神ヘティ様の名前が歪曲して伝わったのだろうと俺は思ってる。
「もうちょっと北だったかな?」
だいぶ昔のことを思い出しながら俺は北に足を進めた、途中弱い魔物も出てきたが威圧すればすぐに逃げていく。
基本的に島以外では周りに魔力を充満させることはしてない、生態系にどんな影響があるかわからいからな。
まぁ薄めればいいだけなんだがめんどくさいし、久しぶりに外に出て高揚している自分がいるのも自覚している、楽しそうに冒険に出た自慢の娘に感化せれたのかもしれない。
あの子に俺は色々なものをもらってばかりだなと思い頬が緩むのを感じる。
そんなことを考えながら東に位置する長い山脈沿いに歩いていると昔の記憶と変わらない古びた木造の家が見えてきた。




