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買い物とかゴッツ達の面倒を見ていたらあっという間に2日は経ったのだが、あの癖の強い夫人が出発を1日延ばした。
そのせいもあって手持ち沙汰だ、1日と短い準備だったから少し急いでいたのに、、、
やったことはと言うと、白尾亭で料理を沢山頼んだり、ゴッツ達の武器を作って私がいない間宿を貸しギルドに行って訓練するよう言ったりその際にギルマスが、本格的にgランクの子供達の育成に力を入れるかなんて話した。
今まで街中の簡単な依頼の斡旋しかしてこなかったが、今後のため希望者には戦い方や外での歩き方などを教えるみたいなことが話に上がってきたようで、試しにゴッツたち3人の教育をするみたいだ。
一応私は師匠的な立場で無責任なことは出来なかったが、ギルマスとの話を聞いていた3人が「弟子にしてくれって言ったけど姉ちゃんも冒険者だし流石に付きっきり見てとも言えないからたまに見てくれたら嬉しい」ってなった、こんな物分かりが良いものかと思ったが冒険したい私もいると感じたと共に、やっぱり安易に面倒見るとか言うのはダメだなと思った時でもあった。
で明日の昼前に出発が変わって暇になった今日を3人の訓練に当てることにした。
ギルドの練習場に行き昨日作ったばっかの武器を見ている3人。
ゴッツは大剣と言うには少し小さい剣で、ネシーの双剣もルシュの剣も体格に合わせて少し小さめに作ってる。
装飾なんかもなく無骨に作ってある、変に狙われても困るかなと思いそう作った、ただバレない程度に結構硬くなっている、完璧な日本刀みたいにとは行かなくても何種類かの金属で柔軟さと共に強固で折れづらくしてある。
この町で買える武器より長く3人の役にたってくれると思っている。
「これが俺の武器か!」
「ウチのも見るにゃ」
「剣も自分のがあると愛着が沸きそうですね」
と3人が渡したそばから騒いでいる。
作ったのは昨日だけど渡すのは護衛の仕事の後と思ってたから前倒しで喜ぶ姿がみれてよかった、そこだけあの夫人に感謝かな。
3人から感謝の言葉を送られた後各々に武器の構え方などを教える。
それから武器に慣れるために軽く打ち合ったりした。
3人と全く同じの形だけど木製で作った武器を使いほぼチャンバラごっこみたいな感じだけど訓練をした。
驚いたのは3人の動き方だろうか、スラム育ちだから体力があるのかわからないけど運動神経がいい。
自分の得意なことがわかるのか本能的?にやりたい事がわかる、だから私は少しイタズラぎみに動いてみる。
力で押すゴッツには少し剣先をずらしてみたり、速さで翻弄するネシーには大袈裟にそっぽを向いて隙を見せて誘ってみたり、ずっと受け身に回っているルシュには大きく隙がある攻撃をする。
この3人結構戦いの才能があるのかも?
疲れるまで武器を振り回してって感じだったけど最初にしては凄い動けてる。
適度に順番で一対一をしてゴッツとネシーは大分疲れたかな?
んじゃ最後にそこまで打ち合いに積極的じゃなかったルシュに魔法を見せて終わるかな。
「ルシュ、魔法が気になるからと言って剣が疎かってのは戦いだと命取りだよ?」
まぁまだ魔法を使えないルシュに言うのは酷かもしれないけどあえて言う
銃みたいに指を立て私から飛んでいった安い水鉄砲みたいに飛んでった水を剣で弾くルシュ、
その後に同じ魔力量で剣を振り抜き剣戟に水魔法を乗せる。
まだ剣を顔前に立てたままの剣に水の斬撃があたり大きくのけぞっている。
「まだ魔法を使ってないルシュにはあえて言うけど、魔法ってイメージなんだよ同じ魔力量で同じ量の水を出しても全然違う。水を出してただ当てるのと剣みたいに鋭くってやるだけで全然違うから今から覚えるにあたりそれだけ覚えていればいいよ」
1番論理的に考えていそうなルシュににこやかにそう伝えて今日はこれでいいかなとおもいお仕舞いにする。
ルシュは目をキラキラさせながらこっちを見ている。
相当魔法に魅力を見出しているのかな?
「今日はこの辺にしたこうか」
私はそう言って3人を連れて宿に戻る。
「やっぱり姉ちゃんすげぇな」
「確かに全然当たらなかったにゃ」
「当たり前ですよ」
なんて声を聞きながら任務終えて帰ってきたらどのぐらい成長してるのかなと楽しみにしつつ無事に任務をこなそうと改めて思う。




