治水の聖剣2
大量の魔力の籠った石を吸収する幸せに水を差すものが来た。
もぉまだまだ美味しい石たくさんあるのに、、、
前にすごいでかいクマ二頭、後ろにこれまた大きい双頭の蛇
それらが私を中心に睨み合ってる、、、ちょ、困るんですけど!?
そう思ったのも束の間双方が私に向かって駆けてくる、いや私のことはまだ敵って認識できてみたいだし目の前の魔物を倒すために突進してるのだろう。
それよりも私がすることはもう決まってる、またトラップみたいに棘を作る。
、、、避けられたらその時また考えよ。
って考えてた少し前の自分に喝を入れたい!
どうしてか?
この3体がじっとこっちを見ているから、、、もう!
棘を出した瞬間双頭の蛇はウネウネ動きながらクイックターン。
クマ2頭のうち1頭が棘が出る前に反応したかのように急ブレーキして止まり、もう1頭がその身体にそぐわない程の綺麗なステップで無傷で避けている。
少し魔力石の愉悦に浸りすぎたかも。
あのさっきの魔物みたいに少しは頭回るやつかもって考えれば分かることなのに、、、
と、とりあえず先手必勝!、、、先手外したけど、、、
3頭に向かって改良した私を造り出す。
その名も『八雲乃鏡剣改』フフふ、、、私は発見したんだ。
魔力石を食べながら先の戦いで浮かんでいた剣が崩された対策を考えてた。
魔力が乱されたってことは乱されないほど魔力をこめれば?
って考えた私は有り余るって言うより溢れ続ける魔力を圧縮しながら薄い膜のようにしていき重ねていく。
そうしていくうちに色が色々変わっていくことに気づいて
圧縮した魔力の厚さだったり量だったりを変えて色を変えることが出来た私は私そっくりの剣を作ることが出来ることができた。
しかも相当圧縮したから魔力を乱されないと思う。
あっ!ほら今、体が大きい方のクマがあの咆哮をした!
やっぱり思った通り今回は魔力を崩されず形を保っている。
それより戦闘に集中しなくちゃ!
3頭とも(蛇は1頭計算)大量の魔力を纏っている私をちゃんと狙ってるし、、、まずは咆哮した隙を狙ってあのデカいクマ!
今の所八雲乃鏡剣は10本しか十全に操れない。
だからその内の5本を向かわせる。2本はもう1頭のクマ、3本は蛇に牽制に、とりあえずデカい方のクマを先に仕留めよう!
私に剣技はないけどとりあえず切れ味に自信があるから当てさえすればなんとかなる!
だから私は5本を一斉に攻撃に向かわせる、2本をくっ付けて回転させながら、3本を突きのよう攻撃する。
クマは突きをしてくる剣を上手く爪で軌道を逸らしながらこっちに迫ってくる。
けど逸らしただけじゃダメだよ、こっちは全手動の完全追尾だからね!
クマの後ろから3本の剣を改めてブッ刺さしにいく。
よし一本足に刺さった!今だ!
少し遅れて後をつけていた回転してる剣を首目掛けて攻撃する。
、、、まず1頭!
ん?!なになに何?!
もう1頭のクマの魔力が物凄い増えてる気がする、、、
あっ!こっちのクマに回してた2本の剣が捕まった。
私はすぐに回転してる剣をクマの頭上に移動させ素早く落とす。
クマは後ろにステップして躱す、、、けど想定済み!
デカいクマに使ってた剣3本は既に消してある。余裕がある魔力操作分でクマの着地地点に水の棘を造る。
当たった瞬間にわかる硬さ。
?!っかったくない?
と思った時には既に棘はピシャッっと飛散している。クマにダメージは無さそう、、、生半可な攻撃だと無理っぽいなぁ
なんか蛇に動きがある、片方の口からなんか紫の煙がが漏れてる。
ん?毒?まぁなんとなく効く気がしないし無視だね。
すぐにプシャッーっと音と共に辺りに紫色の煙が充満する。
、、、思った通り私には効かないみたいだね、でも意外と視界が遮られるかも。
あとクマには効いてるみたい、明らかに動きが鈍くなっている。
ラッキーと思いクマを仕留めようと剣を向かわせる。
もう一方の頭も毒を吐くのかな?黄緑色の煙が口元に見える。
クマに剣を向かわせる視界の端に黄緑色の霧が迫るのが見える、、、
よし留め!
、、、ピリピリ?チクチク?、、、。、、、
いっ?!イッター!!っい
なに?!なに?!すんごい痛いんだけどぉ!
ど、どくじゃ?って溶けてるぅー!
なんか私の色が所々滲んでいるようになってる!
私はすぐに洗い流すように水を包み纏、治れ!治れ!と魔力を込める。
、、、なっ?治った?
痛みがひくのを感じながら元凶を見る。
視界の端にはクマが暴れ狂ってる、魔法だろうか?爪の攻撃に見合わない地面の被害が凄い。
、、、そんなこと考えてる暇なさそう、、、
紫の煙と黄緑の霧が混ざり所々ゾワゾワする色をしてる視界の奥、蛇の尻尾がバヂバチと火花を散らしてる。
こ、これまずいんじゃ、、、
私はすぐに八雲乃鏡剣で8本出し私を中心に回転させて毒煙を台座の外へ出すように広げていった。
広げると同時に剣を幅広く、長く変形させて台座の際に突き立てる。
回転させながら地面に刺したから少し斜めってるけど気にしない、剣の柄を頭上に持ってくるよう変形しながらに巻き上げる。外から見たらきっと剣で出来た蕾に見えると思う。
剣が閉じる直前に見えたのは錆利休で埋め尽くされた視線の先で双頭の蛇が前転し尻尾を地面に激しく打つ瞬間だった。




