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世界樹のツトメ  作者: ワロえ氏
ルカの冒険 王国編
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治水の聖剣1

 あれはもうずっと前のこと。

 ある場所で刺さってた時の話。


 意識が生まれた時私は自身を造った者をひどく恨んだ。

 だって体も動かせず、ずっと変な台座に刺さったままだったんだもん、、、

 周りは森、たまにくる魔物や動物のおトイレになり、爪研ぎみたいにカリカリされ、、、唯一感謝、いや感謝はしないけど良かったことは頑丈に造ってくれたことかな。


 猪みたいな奴に突進されても、クマみたいな奴にグラグラされても、びくともしないし傷つかない。


 そんな日常が何万回も繰り返した頃、ヒンヤリとした感覚で意識を覚醒させて辺りを確認してみると私の中腹辺りまで水が来ていた。


 なんだこれぇ?


 空は暗く強い雨が降っている。

 これが洪水ってやつかな?

 私は何故か知っている知識を引っ張りながら悠長に考えていた。溺れるわけじゃないしね。


 数日経った頃ようやく水が引いた。

 この数日はとても幸せを感じた、何故かと言うと水に浸かっている時水を伝って魔力を取り込めたからだ。


 食事はしたことないけど、これが美味しいか!なんてことを考えながらたくさん魔力を取り込んでいった。


 そんなことがあり、食事?その時の幸福感を忘れられず魔力を集めれるよう試行錯誤を繰り返していった。


 それからは色々試したけど全然ダメだった、そんな時台座に溝がありそれは変な模様に広がっていたことに気がついた。

 私はそれに、あの時水浸しになった時のことを思い出しながら水を出し、溝に流し込んでいった。


 溝に水を充し終わった時、ほんの少しだけ魔力を取り込めた気がした。


 んん〜、この模様の範囲しか取り込めないのかな?


 そう思った私は台座から外に水を伸ばそうとする、そしたら操っていた水が糸が切れたように地面へと溶けていく。


 ダメだ凄い疲れる。

 魔力が無くなったからかな?


 はぁ魔力貯めるか、、、


 地道に魔力を貯め始めてたある日、私をおトイレにした奴と同じ魔物が来た。


 今こそ恨みを晴らす時!


 ソイツはクンクンと地面を嗅ぎながらこちらにやってきて私の周りを回ってる。

 そして片足を上げた、この動作!来た!


 私はソイツの頭上に溝の水から造った私を首に向かって思いっ切り突き落とす。


 ザシュッ!、、、やったぁ〜!、、、っておいしぃ〜!


 結果は上々恨みは果たせたし、魔力も取り込めた。

 それからは倒した獲物求めて来る生物を連鎖的に倒しまくる日々が続いた。


 そんなある日結構な大物がきた。

 太い2本の足で立っていて胴体についてる手はオマケのように小さい。

 長いしっぽに大きな顔、口にはびっしりと鋭い牙が無数に見える。



 今までクビチョンパ一撃で倒してきたけど、気分を変えて仕留め方を変えてみる

 そう思って私はスリムな私を水でたくさん造って空中に浮かばせる。


 それはさながらまち針に睨まれたピンクッションみたいだ。


 そんなよくわからない譬えをしていたらエサに向かって歩いている足が止まりそいつが周りを見た。


 コイツ魔力がわかるのかな?

 今までは全然魔力に気づいてる素振りもないやつばっかだったし、やっぱりコイツは他の奴らより強いのかも?


 ならちゃちゃっとやっちゃいますか!

 と思った時だった。


「GYAGAOOOO!!」


 うっっるさぁぁ!


 手があればいち早く耳を塞ぎたくなるようなとんでもない声量の鳴き声に空中の剣を操作しようと視線に力が入る、、、あれ?

 魔力が乱されてる?

 しかも私が造ったスリムな()が形を留めておけず圧縮された水でできた剣が次々弾け飛び辺りが豪雨のような水飛沫が飛ぶ。


 こ、こいつぅ、、、調子に乗って、、、

 水の魔法が私によって造られたのを知ってか顔をこちらに向け大きな口を広げて突撃して来る。


 少しの間魔法は作れない、、、けどこのよく馴染んだ魔法陣からなら!


 そう思った私は奴の両脚に絡みつくように水を出す。

 魔力の阻害に自信があったのか全く警戒していなかったコイツは綺麗に足を取られる。


 元々高い位置にあった顔は段々と地面へと近づいている。

 着地地点に当たりをつけてその辺り一体を水の棘で埋め尽くす。


 その小さな前脚はやっぱりお飾りだね

 何の対抗できないコイツは水でできた剣山に頭だけでなく全身が飲み込まれていく。パリィン

 、、、私の勝ちだね。


 んんん!?なんだこの魔力の量?

 ふと今倒した魔物の胸当たりに視線が止まる。

 そこには少し光っている石の欠片のような物が落ちていた。



 結論から言うと私は愚行を犯していたみたいだ。

 魔物の体の中に魔力の籠った石があったなんて、、、

 今まで死体に残留してた魔力を吸収してたなんて、昔の自分に砥石を投げつけてやりたい。


 魔物を倒した時に吸収してたのは多分この石から出ていた魔力が行き場を無くしたのを私が吸収していたのかも?


 まぁでも今はそんなことどうでもいい

 なぜなら私の周りにはまだ石を持った死体が山の様にあるからね、今日はご馳走だ!


 早速私は辺り一面を水浸しにする。

 体に石があるって分かれば後は簡単、水で死体に触れて魔力を感じる、、、それでここだと思ったところに水を刺すだけ。パリィン


 あ〜幸せぇ



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