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「お、おはようございます!」
思わず元気に返事してしまった、、、
前世でも今世でも初めて見たから少しびっくりしたけど。こう言う人はいい人って相場は決まっている!大丈夫大丈夫!
「あら。元気がいいわね!そう言うの好きよ♡」
うん、、、多分いい人。
「それで小さくて可愛いお客さんは今日は何を探しにアタシのお店に来たのかしら?」
そう言われて改めて店を見回してみると防具の他にもアクセサリーなどのアパレル商品も取り扱ってるみたいで、もしかしたらそっち目的と思われたかもしれないからちゃんと訂正しとく。
「今日はこの子達の防具を見にきたんですよ」
「あら!そうなの。そんな君は、、、冒険者かしら?」
オネェさんが私を観察したような感じで聞いてきた。
「そうです。Cランク冒険者のルカです」
「へぇ〜、そんな可愛いのにCランクだなんて優秀なのね。それに見た事ない素材の装備にそれは木剣?いや木刀?」
「装備の素材は私はわからないんです。それと木刀知ってるんですね?」
「ええ、昔神国の服装に興味があって調べて行ってみたことがあったのよ。それじゃあ次はアタシの番ね。アタシはラドルド商会ヘンゲル支店長のローズマリー、マリーちゃんって呼んでね♡」
オネェさん改め、マリーちゃんがウィンクしながら自己紹介してきた。
マリーちゃんはここの店長さんだったみたいだ、まぁさっきアタシの店って言ってたしね。
それから後ろの3人も紹介してここに来た目的でもある3人の防具について聞いてみる。
「それでこの3人に合いそうな装備ありますか?」
「そうねぇ、、、この3人はまだまだ成長すると思うから今あるお店のやつだとすぐ着れなくなるから、成長しても使えるようなデザインでオーダーした方が安上がりになると思うわよ?ちなみにどのぐらいの予算なの?」
やっぱりこのぐらいの年だとすぐ大きくなっちゃうよね、でもドワーフのハーフのゴッツはどのぐらいの成長するんだろ?まぁ今はいいか、成長したらしたって事で、、、。
「えっと大体1人30万ヘルンぐらいで」
「あら結構お金持ってるのかしら?でも少し少ないかもしれないわね」
私の所持金の半分ぐらいを提示しておいた。
防具はいいのを着てもらいたいけどやっぱり30万だと少ないかな?
「ちなみに素材を出せば安くなります?一応今魔道具にしまってあるんですけど?」
「マジック袋なんかも持っているのね、まぁそれだと作業代だけでいいんだけど、下手な素材だとすぐにダメになったりするし、見てからじゃないと決められないわね。ちなみになんの素材かしら?」
「レオガロンです」
私は旅に出る時にお父さんの前で狩ったレオガロンを素材として使う事にする、そんなに傷ないし多分使えると思うんだよね。
アイツ普通の剣とかじゃ傷つかなかったし、たぶんいけると思う。
「?、あらやだアタシったらまだ若いのに耳が一瞬聞こえなくなったわ、もう一回聞いてもいいかしら?」
「、、、レオガロンです」
「、、、き、聞き間違いじゃなかったようね、、、確認なんだけど。それはルカちゃんが討伐したの?」
「え?そうですよ、1人で倒しました。」
「はぁ、サーニャが言ってたルカって子やっぱりあなただったのね、、、」
「?ギルドマスターですか?知り合いなんですか?」
「まぁね、昨日久しぶりにお酒に誘われたと思ったらあなたの事を永遠と聞かされてたのよ」
「そうなんですね、ならマリーちゃんもAランク冒険者なんですか?」
「そうよ」
「ならなんでそんなに驚いてるんですか?」
それから聞かされたのは魔物のランクについてだった。
私も本で見たことあるから知ってるんだけど、認識が違ったみたいだ。
どうも魔物のランクは冒険者のパーティーレベルで決めているみたいだった。
要は
AランクモンスターはAランク冒険者数人のパーティーだったりAランクとBの混合パーティーなんかに当てはまるらしい。
だから驚いていたんだね。
「ランクのことはわかりました。それでそのレオガロンまだ解体とかしてないんですけど、どうしたらいいですか?」
「そうなのね!じゃあ早速ギルドに行って解体頼みに行きましょ!確認なんだけどレオガロンってメチャクチャな状態じゃないわよね?」
「はい。一応大きい傷は脚と首だけだと思います。」
その後私がお店は?、、、と言ったら近くにいた店員に店を任せて行くみたいで問題ないみたいだ、なんかそれよりレオガロンを見ていたい感が強い感じがする。
ギルドに入ると色んな人がマリーちゃんに挨拶をしていた。
「マリーちゃんおはよう!この前薦めてくれたネックレス彼が褒めてくれたの、ありがと!」
「マリーちゃんが良いって言ってた塗り薬あれ傷跡が残らなくて買ってよかったよ!」
など主に女性から人気があった。
「あら?貴女後衛職よね?乙女に怪我を負わせるなんて前衛の奴はナニをやってたのかしら?戦い方教えてあげようかしら?」
その時少し離れたテーブルの男性がブルブル震えているような気がした、、、多分見間違い、、、
「マリーちゃんいいのいいの。今回は私のミスだし!でもありがとね、やっぱりマリーちゃんは優しいね!」
どうも男性からは恐れられてるのかもしれない。
テーブルについていたり、少し離れている男性は目を合わせないようにしてる気がする。
そんなことは微塵も気にしてないマリーちゃんはみんなとの挨拶も終わり、受付へと向かった。
窓口の担当はニファーさんだった。
「おはようございます、マリーちゃん。こちらに来るなんて珍しいですね?それにルカちゃんも一緒なんですね」
「久しぶりねニファーちゃん。今日は魔物の解体を、お願いしに来たの。ついでにサーニャも呼んでもらえると助かるわ」
「わかりました、そしたら先に作業場の方に行ってまっていてもらってもいいですか?場所は覚えていますか?」
「ええ、覚えてるわ。じゃあお願いね」
そう会話を交わしマリーちゃんの後をついて行く。
作業場の職員にも人気なマリーちゃんを見ながら待っているとギルマスが来た。
「ようマリー!昨日ぶりだな。で今日はなんでわざわざギルドに?」
「それはそっちの可愛い子ちゃん達の防具を作るのにルカちゃんが素材を出すって言ったんだけど、解体が済んでなくてね。きっと貴女も驚くわよ」
マリーちゃんは深みのある笑みを浮かべギルマスは、はてな?顔だ。
「それじゃあルカちゃん、ここに出してちょうだい。」




