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とりあえず私が冒険者ランクがCになるのは確定で、どんなふうに依頼の流れになるかというと、ルーミアのお父さん改めてグロチ伯爵がルーミアが懐いてる私にリジェスグラットまでの護衛を頼むと言う流れにするみたいだ。
何でかというと、ルーミアとグロチ伯爵が敵対派閥に狙われているからみたいだ。
まずリジェスグロット連合王国は昔あった大戦で国を追われた王族たちが作った国で人族、獣人族、魔族、エルフ族がいる。
簡単にいうと、昔の戦争反対派の偉い人たちが追われた先で広い土地を4等分に分けてそのトップが領王と名乗りその4人が集まりリジェスグロット連合王国になった。
それから月日が流れて戦争のことなどいち早く忘れた寿命が短い人族の領王がポーグラン王国に敵対意識を見せ、当代の戦闘好きな獣人族の領王が人族に加担して戦争を企んで、魔族が人族を煽ってる状況みたいだ。
エルフ族はというと、昔から領王が変わらずリーシュハート=エルレンスって名前の女王が統治していて上手く3領を抑えている状況みたいだ。
それで何でグロチ伯爵が狙われているかというと、伯爵の領地がポーグラン王国国境の所でもし進軍する事になれば保守派の伯爵は邪魔になるのでは?と考えた領王側、改革派の連中が当主の不慮の事故を理由に代理を派遣するか、ルーミア(次期当主)を夫人の息子に継がせようとしてるみたいだ。
そのあとしばらく社会科のような事を聞かされて帰ることにした。
久しぶりに町の中で寝れると思うと少しだけ安心する。
ゴッツ達3人と宿につき中に入るとリアとお母さんがいて、もう1人、兎人のニーハがいた。
「お姉ちゃんおかえり」
ニーハが挨拶してきた。
「ルカさんおかえりなさい」
「ルカちゃん本当にありがと、リアが無事で私、、、」
ルカの後にお母さんが涙ながらにお礼を言ってきた。
「いいんですよ、私もこの子達助けたかったし。それより何でニーハがいるの?」
「それはね、お父さんとお母さんがおれいしたいから連れてこいって」
でもリアのお母さんがご馳走してくれるって言ってたしどうしよ?
お母さんの方を伺ってみると。
「私はルカちゃんが泊まってくれたら沢山ご馳走してあげれるからね、それに本職に負けるしいってらっしゃい」
そういう事でニーハの両親のところに行くことになったけど驚いた。
そこは白尾亭だった。そうかあの兎人の人がお母さんなのかな?
そう思い中に入ってみると前来た時のように賑わっている。
ニーハと一緒に入ってきた私に気がついたのか兎人族の女性が近づいてきた。
「あなたがルカさん?」
「そ、そうです」
凄い勢いで近づいてきたので少し驚いてしまったけど答えることができた。
「!ルカさん本当にありがとう!」
そう言って抱きついてきた。
「今日はお礼に沢山食べていってね、それとそっちの子達はニーハが言ってた子達ねあなた達も遠慮しないで沢山食べていきなさい!」
「「「やったー(にゃー)」」」
3人は相当喜んでいる。まぁ、お店のご飯なんて食べて来なかっただろうしやっぱり連れてきてよかった。
それからは美味しいご飯を食べながら、常連さん達に沢山お礼を言われた。
ニーハは看板娘としてみんなによくしてもらってるみたいだった。
それで帰ることになった時に少し困ったことがあった。
それはこな3人をどうしようかってこと、知り合ったし、まだ子供だしこのままスラムに返すわけにはいかない。
そういう事で、そのまま宿に戻ることにした。
宿に戻ってきてリアのお母さんに2人部屋が空いてるか聞いて、空いていたのでそちらに変えてもらい、男女でベットを分け寝ることにした。
みんなで横になりながら明日のことを話した。
私は明日冒険者ギルドに行くこと、皆んなも登録する?とか
みんなを援助し続けることは出来ると思う、けどそんなずっと甘やかしても良いとは私は思わない、だから私はそう提案した。
そしたらゴッツが代表だしゃべった。
「俺たちもちょうど話してたんだよ。姉ちゃんみたいな強い冒険者になりたいって。、、、だから俺たちを弟子にしてくれ!」
突然起き上がったゴッツがそう言ってきた。
、、で弟子?わたしが?
「実は俺ドワーフとのハーフで土の精霊と喋れるんだ、、それでその時たまたまいた妖精に聞いてみたら姉ちゃんは凄い強かったって!だから俺弟子になりたいんだ!」
、、、全然気が付かなかった、しかも精霊がいたのも。
もしかしてたまに感じる薄いすぐ消える魔力のやつかな?ちゃんと確かめないとわからないけど。
それよりどうしたもんか、、、
「俺ハーフってだけでいじめられてて、でもコイツらは仲間でいてくれて、今回死ぬかもって思った。でも生きてる、姉ちゃんのおかげだ、だから今度は俺が強くなってみんなを守ってやりたいんだ!」
力説したゴッツの目は子供とは思えない程決意を宿らせていた。
私はさっきも言ったけど、ずっと養うつもりも甘やかすつもりも無いだけど、可愛い子供達が大変な目に遭うのはやだエゴかもしれない、だから独り立ち出来るようになれるならどんな事だって手伝ってあげる。
「わかった。けど私の訓練は厳しいよ」
「、、簡単だったら姉ちゃんに追いつけないだろ!上等だ!」
ゴッツにつられたのかネシーと、ルシュも弟子になりたいと言ってきた。
「ウチも弟子になりたいにゃ!」
「ぼ、僕も魔法教えてもらいたいです。」
どうやらこの3人は相当仲がいいみたいだ。
みんなの目に私じゃ無い守りたい者が写っている気がした。
それからはみんな大人しくなり眠りについた、私は初めて弟子が出来ることに少し嬉しくなり、どんな風に教えようかなと考えながら眠りについた。




