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世界樹のツトメ  作者: ワロえ氏
ルカの冒険 王国編
30/49

28

 子供達を助けてからしばらく時間が経った、次の日の朝は子供達に起こされる事になった。


 ツンツン、ツンツン。

「おねぇちゃん、、、」

 誰かにほっぺをツンツンされる感触で目が覚めた私は辺りを軽く見回す。


 そうだ昨日、あのあと後処理をロイドさんに任せて一昨日襲撃のあった野営地までタリアさんと先に戻ったんだった。


 馬だと遅いから走って行くって言った時、タリアさん大丈夫かな?と思い、聞いてみたら。「だ、大丈夫よ。で、でも少しゆっくりまでお願い、、、」と言われたからタリアさんの様子を見ながら野営地に戻った。


 野営地に着いた時、檻の中の奴らが私の後ろに浮いて寝ている子供達を見てなんか言ってたが無視して、見張の2人にことの顛末を伝えて、子供達のことも含めコイツらがいる場所で休みたくないと思った私は少し離れた所に魔法で簡易的な小屋を作りその中で昼寝?にはまだ早いけど仮眠をする事にした。


 ここまでが夕方に子供達に起こされるまでの話だ。



「おねぇちゃんここどこ?」


 そう聞いてきたのは兎人(ミーカニン)の女の子だ。

 どうやら大分落ち着いたようだ、他の子供達は窓から外を眺めてたり、ウォーターベッドで遊んでいる。



「、、、おはよぅ、ここはねまだ森の中なんだけど私が作った家だから安心してね、、、外出る?」


 私は誰も出入りできないように鍵を閉めてるのを思い出して、聞いてみた。

 聞かれた兎人の子は首を横にフリフリ、、、「おねぇちゃんが一緒がいい」


 、、、ぁぁ、可愛い!


「そ、そう?、それじゃあ私と一緒に出ようか、助けてくれたのは私だけじゃないしその人達にお礼言おうね」


 そう言って私は窓辺にいる子と、ベッドで遊んでいる子達を集める。


「みんな元気になった?もう安心だから何も心配しなくていいよ」


 集まった5人の子供.

 兎人(ミーカニン)族の女の子、人族の男の子2人、猫人(ミーカット)族の女の子、みんな4〜7歳ぐらいの子供達だ。

 そしたら人族の7歳ぐらいの男の子が1番に声をかけてくれた。


「大丈夫だよ!ニーハから聞いた!お姉ちゃんが助けてくれたんだろ!しかも俺たちをまもるタメに悪い奴倒したって!」


「、、、まぁ、そ、そうかな?」


 そこまで悪党を倒したかって言うと、してないんだが救助隊?の一員には変わらないのでキラキラした目で私を見ている子供(いや少年かな?リアを除いては1番年長そうだし)に答えた。


「それに!外の兵隊がこの家を守ってるのもお姉ちゃんが強いからだろ!」


 そう言った少年の指さす窓を見てみたらこの小屋から数メートル離れた場所からこちらに背を向けて立っている。


「、、、んー、、、まぁそんなことより自己紹介しようか!。私はルカ冒険者をやっていて、そこで寝ているリアが攫われたかも!って聞いてここまできたんだ!」


 そうリアはまだ寝ている、子供達が飛び跳ねていたベッドで。

 私が思う以上に子供達を支えていたのかもしれない、責任感のある子だ、客引きは少し微妙だったけど、、、


 それで私は無理やり話を変え子供達に聞いてみた。


「そ、それじゃあワタシから! おねぇちゃんワタシの耳治してくれてありがとう!ワタシはニーハって言うの!」


 最初に自己紹介してくれたのは兎人の子供でニーハって言う名前らしい。

 茶髪のボブヘアに可愛い白いウサミミが生えている。


 その次はさっき話していた少年。


「俺はゴッツって呼ばれてる。7歳!俺決めた!俺お姉ちゃんみたいな冒険者になる!だから弟子にしてくれよ!」


 そんな事を言ってきた、少年改めてゴッツに「まぁまぁっ先にみんなの事知りたいな?」と言い話を逸らした。


 その次に喋ったのは、初めて見る猫人(ミーカット)族の女の子。


「ウチはネシー!6歳!ゴッツと盗みしてたら攫われたんだにゃ〜」


 まさに見たまんま語尾にゃ〜で可愛く言ってきた。

 そう言ったネシーにゴッツが口を開く。


「っ!アレはお前がバレて店主を俺が引きつけたのに、アイツらに捕まったからだろ!」


「まぁまぁその話は後にして、そっちの子も自己紹介しよ?」


 そう言って窓際で1人外を眺めてた子供に目を向けながら言った。


「、、、ぼ、僕は、ルシュ。、、、2人の補足をすると、、、」


 と言い話の続きを聞くと、この子が1番幼く見えたけど、間違えだったかもって思った。

 説明がとてもわかりやすく、喋り方も見た目には反していたからだ。

 要約すると。


 ゴッツ、ネシー、ルシュの3人はスラム出身で、ある日、出店から食い物を盗もうとしていて、ネシーが盗み、それを追っている店主にわざと当たり自前の演技力で時間稼ぎしたゴッツ。


 そこまでは良かったんだが、結構ギリギリで逃げていたネシーが慌ててルートを変えてしまって知らせようとした、ルシュがネシーを追った先は、奴らの縄張り。


 しばらくして姿を現さない2人を心配したゴッツは、勘を頼りに探していたら、盗んだ食い物を発見。

 少し進んだ先で、奴らに見つかり捕獲、、、


 それが彼らの今までの顛末らしい、、、


 ぶっちゃけあの領主にスラムの子供達どうにかしろよ!

 と言いたい所だけど、貴族と関わりたくないんだよなぁ〜、

 っと思った時最後の子が自己紹介をしてきた。部屋の隅に体育座りしていた子だ。

 傷心しているのかな?と思い様子見をしてた子だ、まぁ近くに来たってことは少なからずわざりたいって思っているはず。


「私はルーミア、、、助かるならそれでいい、、、お母様がそれでいいなら、、、」


 後半は凄く小声だったけど私には聞こえる。

 何かわけありなのかな?


 私が(ともかく今は大丈夫だよ!)っと言おうとした時、ベッドからグゥュゥ〜っと大きなお腹の音を響かせながらリアが目を覚ましてきた。


 お腹が鳴っていることの知らないリアは目を擦りながらからだを起こして、周りを見ている。

 それを見てルーミア以外の子供達はゲラゲラと笑っている。

 それで私は、皆んなもお腹減ったよね?と思い声をかけた。


「皆んなもお腹減ったよね?それじゃあロイドさん、、、助けてくれた人達にありがとう言ったらご飯にしようか!」


 そんな事を言った後も状況を知らないリアは、はてな?顔だったけどスルーして話を進めて行く。

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