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気がついたのはついさっきで、野営地に戻っている時だった。
私は右手に相棒を持ちながら、思いを伝えている。
『これさ収納空間とかにしまってもいいの?それでも念話?でいっか、、、出来るの?』
『多分だけどできないと思う。多分時空魔法って境がはっきりしていないと発動しないから、、、?』
『じゃあどうするかな?、、、』
そう思った時だった。
突然剣が消えて、びっくりした。
でも念話は聞こえる。
『どうやったの?』
『な、なんか実体要らないから精神化でって思ったらできた。しかもこれルカの魂に収まってると思う、契約者だからかな?』
『??要は契約してるから魔法要らずで隠せるってこと?それつよいじゃん!』
『まぁそう言うことだと、おもうよ』
これが野営地に帰るまでの話。
それで流石に相棒ってだけじゃ悪いと思った私は目を瞑りながら聞いてみた。
『名前ってあるの?』
『、、、呼ばれてる名前はあったよ、、、でもこれから人生、いや剣生を始め直すからルカが決めて!』
『、、、そう言う感じね。わかった!かっこいいのと可愛いのどっちがいい?』
『ん〜。悩むなぁ、、、!それじゃあ剣はカッコイイの、人化のときはかわいいの!これでお願い!』
私は少しはてな?顔になり返答に困ったけどすぐに「わかった!」と返事した。
確かに相棒は記憶の断片?で自分で自分(大剣)を持っていた。
ってことは相棒は人化出来るってことだよね!
私はさっきの悲惨な映像を思いながら女の人が座っていたイメージを思い出す。
『、、、決まった!』
『なになに?、、まって!まずは剣からお願い』
そう言われたので従って大剣の銘を言う
『相棒、、、貴女の銘は』
『聖剣=慈愛鏤、、、君の多すぎる優しさを周りにあげるって意味でつけた。どお?、、、もしよければそのままいつでもシエルって呼ぶよ?』
『、、、しくぅっん、、、あ、ありがとうございます、、、ルカ貴女はやっぱり私の女神様です!』
聖剣って付けたのはかっこいいのと大きな台座に刺さってたからおまけ的に付けてみた。
そう言って突然現れた人化したシエルに抱きしめられた。
正直胸が口元を塞ぎ苦しすぎる、、、
なんとかタップして収まってくれたシエルを宥めて様子を伺う。
薄いエメラルド色のマーメイドドレスに水色のカールしたロングヘア、垂れ目で優しがが滲み出る様な緑の目、、、ついでに大きな胸、、、
普通に見たらとても綺麗なお姉さんだ。
漢字で書けばかっこいい、カタカタなら可愛いい我ながらいい名前かもまぁ聖剣付けなきゃ一つだけどまぁいいか
、、、!シエル人来たよ!
と思った時には既に姿はなく心の中に存在を感じる。
「ルカさんロイド隊長が呼んでいます。」
来たのは隊員の人だった。「わかりました」といいその人に着いていく。
「、、、何かわかりました?」
私はさっきのところに戻り捕縛されてる奴らの前にいるロイドさんに話しかけた。
「あぁ、行き先はわかった。だがコイツらどうするか考えててな。」
「それじゃあ、私が檻でも作りましょうか?」
「、、、ありがたい、頼もう。そうすれば見張は数人で済むからな。」
じゃあ早速作りますか!
で、どんな風に作ろうかな?
数人だしそこまで大きくなくていいかな?
頑丈さを優先して扉もあると便利だよね?
よし決まった。
魔力を込め魔法を発動する。「創造魔法・土」
魔法を発動すると直ぐに私がイメージした通りの檻が完成した。
3*2mぐらいの四角形の形のをした鉄の枠に鉄の棒が縦に等間隔に並んでる、横の棒は少し数比率は少ないけど脱獄はできないと思う。
「これ鍵です」
少し驚いてるロイドさんに鍵を渡して、私の仕事は終わりだ。
一応あるって話だからリアとか子供達?何人ぐらいいるのかわからないけど、心配だからね並べた早く追いつかないと。
それと意外とロイドさんも驚くんだ?滅多なことではびっくりしないと思ってた。
「、、、驚いた、、、創造魔法まで使えるのか。てっきり造形魔法で作るもんだと思ってた。」
「あれだとこの大きさの鉄檻作るの大変なんですもん、出来ないことはないけど魔法使う範囲が大きくなりますし、こっちの方が効率いいですよ?」
「、、、よくわからないが凄いことはわかった、ありがとう」
そしてロイドさんは数人の隊員に話しかけて
そのあとすぐ出発することになった。
またタリアさんと馬に乗り、詳しい話を聞いてみた。
それによると人攫いたちは、このポーグラン王国の北北西に位置するリジェスグロット連合王国に向かっているが、グリットが「追っ手をやってからリジェスグロットに入る」と言って攫った子供達が乗ってる馬車と数人を先に行かせたみたいだ。
空は既に明るくなっている、隊長が「各自馬をあるかせながら朝食を取れ」と隊員たちに指示を出した。
それを聞いた隊員たちは懐から小さな紙包を出して何やら食べ出した。
「ルカちゃんもいる?」
そう言ってタリアさんが出したものを見てみるとただの干し肉だった。
「大丈夫、自分のある」
私は収納空間から屋台のおばちゃんから買ったジュースとパンを出して食べ始めた、馬の上だと凄い揺れるけど食べれないことはないかな。
タリアさんが飲み物を見ていたので飲みたいのか聞いてみた。
「まだありますけど飲みます?」
「いいの?」
「いいですよいっぱいありますし」
「じゃあ少しだけ頂こうかしら」
私と同じリンゴのジュースを渡した、ちなみに入れ物は自作だ。
まとめて勝った時は一杯だけ木製のコップで貰い残りは大きな陶器の甕で受け取ったので、
有名飲料コ○ラの瓶をイメージして作った入れ物に小分けしといたのだ。
今はキャップになるものがないのが不満なところかな。
ついでに飲み物の出店はコップを持参した方がいいとも言われたな、一応コップはあるけどお金を取る様でその時はまけてくれた。また買い足しに行こうと思う。
そんな事を思っていると隊員たちは既に食べ終えたみたいで周りを警戒しながら前に進んでる、速歩にならないのは私まちかな?
さっさと食べちゃお、、、これで最後の一口!パク、、、っ!?
「ダん、あざん!ぎだ!(タリアさん、いた!)」
パンを含んで言葉にならない声を発した私に何事だと隊員たちの目が集まる。
とても恥ずかしいが今はそれどころじゃない!
ジュースでパンを流し込み改めて言う。
「リア、見たかった!あっちの方向、早く向かお!」
私の言葉にタリアさんとロイドさんが目を合わせすぐにロイドさんを先頭に私が指差した方向にすごい速度で馬を走らせた。




