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ボンゴツとは別の部屋に通された私は目の前のギルドスタッフに思っていることを言う。
「私お腹すいたんだけど、あいつの物貰えるのって時間かかるんですか?」
「そうですね,,,全財産だと所有物の確認もありますので数日かかると思います。」
「ならお金だけ今貰えないですか?今持ち合わせがなくて,,,」
「そう言うことならギルマスに確認取ってみますね」
「ありがとうございます」
私は要望を伝えて案内された部屋で決闘をする経緯などを詳しく調べられ、スタッフが一度部屋を後にしてしばらく待つことになった。
どうも今後問題が起きないように、決闘の経緯などはギルド公認だからちゃんと記録に残しているみたいだ。
しばらくするとギルマスが入ってきた。
「?もしかして処理が終わるまでもらえないとか?」
「そんなことはないんだけどボンゴツがごねててね」
「とりあえずお金貰えればいいや。そろそろ限界,,gk,」
少しお腹が鳴ったけどきっとばれていないはず,,,
「,,,ま、まずはこれがボンゴツが持っていた有り金だ」
今の間,,,絶対聞かれてた,,,恥ずかしぃ、言ってこないのが更に心をえぐられる、
口調とかに反して少し乙女的な顔が見えた気がしたような気がする。
テーブルに置かれたのは大きさの異なる3つの子袋で、左から小さい順におかれている。
「こっちの小さいのから、金貨が20枚、銀貨が56枚、銅貨が78枚だ。全部で2,063,800ヘルンだな。確認しろ。」
「,,,ありがと,,,」
ぶちゃけいくらあるとかわからない、適当に返事しただけ。
「こんな大金見て動じないとはお前やっぱりボンボンか?」
ギルマスがニヤニヤしながら言ってきた。
「べ、別にそうじゃないけど、、」
「まぁそんなことはどうでもいいんだが、さっき言ったオレの言ったことは覚えているか?」
「ボンボンが悪さやってるかもって話だよね?」
「そう。オレもさっき記録を取るために色々聞いたんだけど確信を得る情報はなくてな、なんならあいつがメインに使っている武器も借り物と言う始末,,,もしかしたらそれは押収できないかもしれない、実際負けた時点で持ってなかったから強制できないんだ,,,」
そんなことを言ったけど私からしたらどうでもいい。とりあえずは今はご飯の事。
「今はお腹すいてるから現金貰えればいいよ。私に渡せる日にちがわかればそれでいいよ」
「そうか。なら2日後に来てくれ、そのぐらいなら精査も終わっていると思う。」
「それじゃあそういうことで,,,ちなみにいくら稼いだの?」
ふと、ギルマスは私に賭けるようなことを言っていたので確認してみた。
「まぁ、次ギルドに来たときはおごってやる。」
と、ニヘヘと笑っていたので勝ったのだろう。
私はともかくボンゴツは長くなりそうだな、と思ってる私は周りに、「あの子すげぇよ」「パーティーさそうか?」「とりま様子見だな」「ありがとな嬢ちゃん、これでつけがなくなるぜ~!」
と色々言われながら外に出た。
お金も手に入ったしあのお店にいこ!
そう思って私はカラフルな飲み物が売っている店に向かう。
「おばさん!来たよ!」
「あら?さっきの嬢ちゃんか!今度は買ってくれるのか?」
「さっき約束したからね!,,,じゃあ今作れる量、全部ちょうだい!」
「,,,?。全部?,,,凄いお金かかるけど?,,,.」
「大丈夫。お金ならあるから」
私は金貨があるなら大丈夫だろうと、大人買いをしてみる。幸いにおばさんが「4万ヘルンぐらいだけど,,,」と言った。
そのぐらいならダイジョブだなと思い話を進める。
会計の時少し困った。
私はこんのぐらいかな?と思い金貨1枚を渡した。
「あ、あんたこれ。多すぎだよ!」
あばさんがすぐにお金を隠して私に言ってきた。
「すいいません。ちょっと間違えたのかもしれないです,,,」
「,,,気をつけな。いい街でもバカはいっぱいいるからな、」
そんなやり取りをして結局必要だったのは、銀貨が4枚と銅貨が数枚だった。なんとなく硬貨の価値がわかってきた。さっきもお金の合計言ってくれてたし逆算しとけばよかった。
しばらく飲み食いしているとお金の相場がわかってきた。
銅貨1枚は約1円、大銅貨は100円、銀貨が1万円
とりあえずそんなことはいいんだけど、今はオレンジ色になった空を眺めながら宿を探している。
「空き部屋ありますよ~。どうですか~」
通りを歩いていたらそんな声が合聞こえてきた。
「一拍いくらなの?」
思わず私はきいてみた。
「,,,大銅貨30枚ですけど、子供だけは泊めれないんで,,,.」
「おい嬢ちゃん。そこはやめておけ,,,」
「?なんで?」
「まぁ,,,.色々面倒だからだ。俺は忠告したからな。」
なんていう始末だ。どうしようかと迷っていると私より少し年下と思われる人が言葉を続けてきた。
「ま、まぁ成人にも見えなくもないから大丈夫ですね!。泊るところないんですよね?今部屋空いてるんで、どうぞどうぞ!」
そんなこんなでドナドナされていく私。
「リア!。また子供なんか連れてきて!あんたバカじゃないの?」
「お、お母さん。ち、違うよこの人は冒険者だよ!,,,.多分、冒険者としゃべってたし,,,」
私も泊るところがないと困るので少しだけ話を合わせることにする。
「はぁ,,,私は冒険者のルカ。未成年じゃないから泊めてもらっていい?」
「ご、ごめんなさいね。この子がまた誰でもいいからって子供を連れてきたのかと思って,,,」
「,,,とりあえず泊れるの?」
「え、えぇ泊れるわよ。今だと夕飯なしで1泊大銅貨30枚よ、ありなら大銅貨40枚。」
一応泊れるみたいだ、夕飯はどうしようかな?せっかくだし食べてみようかな。
「じゃあ夕飯有なしで5泊お願い。銀貨1枚と小銀貨5枚だね、はい」
「計算できるんだね,,,それで大丈夫よ。朝食は食べるときだけ食堂で現金でもらっているから。それじゃあ二階の一番角の部屋が空いてるからそこでお願いね。」
通された部屋はワンルームだが綺麗で広さが昔の病室と変わりなくなんとなく落ち着く感じがする。
少しベットでゆっくりしていると、私を連れてきた女の子がノックして入ってきた。
「,,,いきなり連れてきてすいませんでした!」
そういって彼女は頭を下げてきた。
「別にいいよ。連れてきたのあなただけど泊るのを決めたのは私だし、気にしないで」
「そういっていただけるだけ嬉しいです。」
「聞きたいことあるんだけど、この辺んでおいしい食べ物が食べれるところ知ってる?せっかくだから外で食べようと思ってね」
「そういうことなら、ここから遠くない所に『白尾亭』っていうおいしい食堂があります!今教えますね」
今日の夕飯はそこに行ってみよう。しばらくはこの町にいる予定だしゆっくりおいしいお店を開拓していこう。
こういうのも冒険の一つだよね。楽しくなってきた!




