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続きます
「ふぅ、今帰ったわ。」
「お、お嬢も帰って来たか。これで全員だな。」
王都のとある部屋、今この場所にとある6人の男女が集まっていた。
「なら会議を始めるか。バル、頼んだ。」
「では僭越ながらこのバルトガがこの会議を進行を務めさせていただきます。まず私たちへ命じられた依頼の方の説明から。今回王国からの依頼でこの件を任されたのはここにいるSランク2名、Aランク4名の計6名です。依頼されたのは各地の魔境の調査、北のアグラ魔境へ私を含め3名、西のマスス魔境、東のピーク魔境、南のヨナ魔境へそれぞれ1人ずつ派遣されたわけですが...皆様正直どう思われましたか?」
バルトガと名乗る男が問いかけるも周りの者は皆浮かない顔をしていた。
「どうって...国がこのランクの冒険者、しかも6人に依頼するレベルだぞ?」
「まあ...状況は最悪だな...」
「私も同感。」
「私も...あれは...もう...厳しいと...思う...」
「俺もだ、バルトガはどう思った?」
「私も手遅れだと判断しました。では皆様の意見は一緒ということで。」
「「ああ」」「そうだねえ」「ええ」「うん...」
「「「「「「モンスターパレードが起きる」」」」」」
魔境での魔物が増え、強力な魔物を筆頭に魔物が魔境の外へと大量に出てしまう現象、通称モンスターパレード。それが各地にある魔境ではなくあろうことか四方の巨大な魔境で起こると彼らは言いきったのだ。
「では対策も兼ねて現状を確認しておきましょう。ではまず北へ向かった私たちから。ガラン様、私、ハク様の3名で魔境へ入ったのですが...モンスターがいつもの倍どころではありませんでしたね。」
「北は1番魔物のランクも高いからな、溢れると最も危ないのもまあここだろう。出来れば原因になりそうな魔物を間引きたかったんだがそれっぽい奴もいなかった。バルに偵察を頼もうかと思ったがこいつは対大多数には弱い。俺は偵察にはあんま向いてないしこのアホ女に関しては無茶苦茶をするからな。浅いところで異常が観測出来次第戻ったよ。」
「むう...めんどくさいなら...全部吹っ飛ばしてしまえばいい...」
「そんなことしたら深いところにいるやつらまで出てくるだろうよ...」
「ハク様の魔法は少数の魔物に使うには少しもったいないですからね。それよりマスス魔境に行かれたディア様はどうでしたか?」
「僕も潜ったのは浅いとこまでだね、でも確かに魔物は増えていたよ。ただ溢れるまでは少しだけ猶予があると思うよ。」
「なるほど、西は少し余裕がありますか。ピーク魔境に行かれたボガード様は?」
「俺はディアと全く一緒だ。魔物が増えてるのは確認できたが今すぐに溢れるかと聞かれるとそうではない。」
「東にも余裕がございますか...ヨナ魔境に行かれたリン様は?」
「...正直ヨナはもう持たないわ。浅いところだけでも魔物が多すぎる。私でも森の中では不覚を取る可能性があるからすぐに引いてきた。」
「近距離、遠距離、小型、大型、全部に対応してみせる嬢ちゃんが不覚を取るとは思えないけどなあ。」
「ディアさんはもっと接近戦に強くなってください。」
「そんなこと言われても僕の武器じゃなぁ。」
「現状1番危険なのは南ですか...マラガスの戦力では対応できない可能性がありますね。リン様、増援はどれほど送るのがよろしいかと?」
「時間的に隊を率いて行くのは厳しいと思うわ。モンスターパレードとぶつかるならマラガス前の平原になると思う。だからここは私が行く、あとボガードも連れていくわ。」
「了解だ、いつ出る?」
「明日の朝にはここを発ちましょう。」
「了解だ。」
「バル、マラガスの最高戦力は誰だ?」
「マラガスで最もランクの高く、実力のある者となれば間違いなくBランク冒険者のジオでしょう。」
「「「「「えぇ.......」」」」」
「あいつマラガスにいたのかよ...」
「あの呑んだくれ肝心なときに役に立たないのよね...」
「しかもあの男...平地では生かし辛い魔法だったな...」
「マラガス...終わった...かも...」
「ま、まあ俺たちがよく知ってる奴ではあるし...な?」
「ボガードすぐ準備して、今すぐにここを発つわ。」
「ああ、そうしよう。」
「お二人とも、お気をつけて。」
「ええ。」「ああ、行って来る。」
実力者たちが陰で動く中、マラガスの人々はまだその危機を知らない。
なんで更新するたびに時間が遅くなるんだろう




