表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果てぬ戦場の物語  作者: たぴぴ
10/15

破竹の勢い

続きます

「シヴ!狙撃役のコボルトの隔離を頼む!」


「どうせならこっちに飛ばしてそのまま倒しちまうか!?」


「そうだな!俺がとどめを指すまで水流で他のコボルトの牽制を頼む!」


「了解!なら早速流すぞ!!」



ギルドで月光と会った日から2日、魔力の全回復した俺とシヴはダンジョンの3層に潜っていた。


「アズマ!そっちにボウガンのコボルト飛ばしたぞ!」


「了解!」


俺は籠手からとげを生み出して水流から投げ出されたコボルトの着地後の隙を狙う。


「グギャッ」


「今っ!」


「ギャッ!?」


コボルトが体勢を立て直す前に確実に喉を貫き1撃で仕留める。


「シヴ!こっちは終わったぞ!」


「おっけー!なら俺も1匹やるわ!残り頼んだ!」


そう言ってシヴは背後から水流を生み出し、盾を構えたまま突撃してこん棒を持ったコボルトを壁と盾で挟んで倒していた。


残りのコボルトは2匹。


こん棒持ちと剣持ち。


警戒すべきは剣を持った方だな。


だがコボルトたちは仕掛けて来る様子はない。


「こっちから仕掛けるか。」


隙がないなら作るまで。


横に並んでいるコボルトたちの側面に回り2匹から同時に攻撃されない場所でコボルトに攻撃を仕掛ける。


「グギャ!!」


先に片付けるのは剣を持ったコボルトだ。


突きには気をつけながら身体を狙って攻撃する。


「グギャギャ!?」


ゴブリンと戦ううちに俺も相当戦闘に慣れてきてコボルトの剣程度なら軽く避けれるようになってきた。


「そら!」


「ギャッ」


剣を避けた後はコボルトの胸を貫き、確実に倒す。


「グギャ!」


「お前でラストだ!」


最後のコボルトを正面から殴り倒してシヴの元へ向かう。


「意外といけたな。」


「そりゃアズマは戦闘経験も積んできてるし、ガンさんから戦場をどのように見るかも教えてもらってるからな。」


「どうする?このまま3層で戦うか?」


「いや、4層の階段を探してみようぜ。その間にも接敵するだろうしその戦いで十分だろ。」


「それもそうか、なら4層の階段を探して歩こうか。」


「そうしようぜ。」


そうして俺とシヴは4層の階段を探して歩き始めたのだが...






「なんかあっけなかったな。」


「思った以上にな。」


俺とシヴはあっという間に4層の階段を見つけてしまっていた。


別に戦闘がなかったわけでもない。


コボルト2パーティーとの戦闘もあったのだ。


ただなんと言うか...あっさり終わってしまった。


「アズマ、4層の情報はガンさんから聞いてんだろ?」


「ああ、聞いてる。俺たちからすると3層よりも戦いやすい相手だ。」


「マジか、3層でも結構余裕あったけどな。まあ作戦ありきだけど。」


「その作戦もガンさんから教えてもらった知恵から作ったものだ。ガンさんありきだよ。」


「ガンさんって本当にランクいくつなんだよ?とんでもない魔力はあるらしいけど戦えないらしいし実際戦えるようには見えねえ。いくら戦場で頭が働くからといって土魔法だけでCランクまで上がれるもんか?」


「ガンさんはいろんな知識とかあるからなあ...ただダンジョンでは特に役に立てないって言ってたけど。」


「ダンジョンですら戦えないって大丈夫かそれ?本当になんなんだあの人?」


「ガンさんについては考えても無駄だろう。それよりほら、階段降りるぞ。」


「おうよ。そんでよアズマ、4層の魔物は何なんだ?3層よりも戦いやすいらしいけど。」


「4層の魔物はグレイウルフっていう狼だぞ。四足歩行のもふもふのやつだ。」


「なるほど、確かに武器持ってるならやり辛いかもしれんけど盾と籠手ならやりやすいか。」


「しかも2匹1組ときた。」


「そりゃ簡単だわ。」


「というわけでシヴに水流で突っ込んでもらって残ったやつを俺がやろうと思う。」


「了解だ。」


「本当ならグレイウルフみたいなタイプの魔物はフィールド型のダンジョンか魔境で猛威を振るうんだけどな。」


「このダンジョンただの広い通路だしな。」


「その通り、ほら来たぞ。」


「グルル...」「ガルル...」


「じゃあ俺は左のやつやるわ」


シヴはそう言って水流に乗ってグレイウルフに突撃していった。


しかも盾の先端があちらを向いているからそのまま倒すつもりだろう。


「なら俺は右のやつね。」


「ガルルル...」


「ほら来い。」


「ガルル!!」


「はい、よいしょ。」


終わりである。


いや別にグレイウルフが弱いわけではないのだ。


剣とか持ってたらちょこまか動かれるとめんどくさいし。


ただとげのついている籠手となると攻撃を合わせやすいし、牙や爪にリーチで負けるわけもない。


結果躱して指すという作業となってしまう。


シヴが相手していたグレイウルフも1撃で倒され、一瞬で勝負はついていた。


「余裕だな、このまま進むか!」


「あんまり油断はするなよ、相手の動きを読むことは忘れずにな。」


「おうよ。」


そう注意して進んだものの...


「階段あったな...確かここは降りても良かったよな?」


「ああ、ここは大丈夫だ。」


見つけたのは5層への階段


この階段は降りても大丈夫とされている。なぜなら、


「これがボス部屋の扉かー、デカイなー!!」


「3メートルほどあるか?扉だけでこれ程大きいとは。」


最終層には扉があり、その中にボスがいるからである。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ