96.長期休暇の終わり
連続投稿週間1日目!!
今日から一週間(23日まで)連続投稿週間を開始いたします!
是非見ていってください!!
それでは本編へどうぞ!!
マナリアのことに心の整理がついて数日。長期休暇が終わるのも近くになってきた。
兄様は課題が終わっているらしい。しかし、私は課題がまだ少し残りながら残り二日になっているのを悔やんでいた。
「いや、たしかに私はずっと遊んでばっかりだったけどもうちょっと長期休みあってもいいでしょ~!」
「おい、レンド・・・。悔やんでも時間は過ぎていくだけだ。手を動かせ。」
私は兄様の声がして、ドアの方を向く。そこには兄様と兄様の専属執事であるラインが立っていた。
兄様は私の残っている課題の量を見る。
「ん~?でも、意外とないじゃないか?これくらいだったら、一日で済むだろ?」
そう。残りの課題は数学のプリント5枚と、英語のプリント3枚だけだったのだ。長期休暇入ってから3日くらいは頑張って課題を終わらせていたのだ。おかげで、国語と理科と歴史は終わっている。
しかし、私の性格上こんだけ頑張ったし残りはまだやんなくて良いやと思ってしまったのだ。
私は兄様の方を上目遣いで見る。
「兄様ァ~!課題終わったら何かご褒美ください~!」
「褒美?ん~、まぁ考えといてやるよ。それが今日までに終わったらな!」
兄様はニッと太陽のような無邪気な笑顔を見せた。私はその笑顔にやられながら、「やった」と小さく言った。
兄様は私の頭をわしゃわしゃとしながら、「頑張れ」といった。そのまま兄様とラインは自室へと帰っていった。
ご褒美は何だろう?そう思いながら、上の空になってしまう。
イズが私の背中をバンッと叩く。驚いてイズの方を向く。イズは呆れたような顔で話してくる。
「そんなんじゃ、今日までに終わらねぇだろ・・・です・・・!」
私は慣れない敬語を使おうと頑張っているイズを微笑ましく思い、笑ってしまう。
イズはこないだから私に忠誠を見せようと敬語を使うようになったり私の指示にちゃんと従うようにしてくれているのだ。
「うん!そうだね!さっ!頑張るぞ~!」
「頑張ってください!」
ハイツは私に冷たいお茶を持ってきてくれた。私は気持ちを変えるためにそれを一口グイっと飲み、ペンを持った。
私が集中するためかハイツとイズは私から少し離れ、見守ってくれた。
3時間後・・・。
私はペンを勢いよく置き、腕を伸ばした。
「終わったー!!」
私がハイツとイズの方を向いて、部屋に響き渡るくらいの声を出すと、ハイツはパチパチと拍手をしてくれた。
私は急いで兄様の部屋へ走る。隣の部屋をバンと開ける。
「兄様!終わりました~!!」
「おっ!意外と早かったな!!ライン!準備しろ!」
兄様がラインに指示すると、ラインは光の速さで準備をし始めた。
私は何をすれば?とウロチョロ辺りを見ていると、兄様が私の手を引く。
「さっ!早く中庭に行こう!!」
そういって、部屋から連れ出した。私たちが中庭に行くと、先に準備をしていたラインと私の婚約者であるルナがいた。
丸い机と三つの椅子が用意されており、その上にはティーセットが用意されていた。
「ルナ!どうしたんだ?!」
「レンド、前はお茶会の最中に抜けてしまっただろ・・・?だから今日は第二回目のお茶会を開催する!」
※前・・・ 26・27話 の時。
「あ~。た、確かに・・・。」
「レンド!早く座れ!」
「レイ様!お疲れさまでした。ゆっくりしましょう!」
私は二人からの言葉を受け、すぐ席に着いた。
ラインはお茶を順番に注いでくれる。そして注ぎ終わり、今日のお茶を説明してくれる。
「本日の紅茶はティンブラとなっています。渋さがあるものとなっていますが、お菓子が甘めの物となっておりますので是非ご一緒に。どうぞお召し上がりください。」
私は紅茶の匂いを嗅ぐ。はっきりと匂うその香りは日本で嗅いだことのある者と似ていた。
一口含むとそれは今まで飲んだことのあるものと、かなり違う印象を与えた。
今までは苦みが強かったりして、角砂糖二個分入れていたがこれは苦手だった苦みがおかしの甘さをちょうどよく引き立ててくれるものだった。
「美味しい」思わず口から言葉がこぼれてしまった。
私がはっとし、二人を見るとニコニコと暖かい笑顔を私に向けていた。
私が少し恥ずかしく思いながらフィナンシェを取り、口に運ぶ。
単純にバターだけで勝負をしているフィナンシェは硬めでさっくりとしていた。
ホワッと広がるバターの芳醇な香り。
私が一人の世界に入ってしまい、味わっていると兄様が話しかけてくる。
「レンドは本当に美味しそうに食べるな~。」
私はかぁ~とまた赤くなって、今度はみんなで話し始める。
しばらく楽しく話しているとうす暗くなってきた。
あれから2時間ほどたったらしい。
「もう、暗くなってきたな・・・。そろそろお開きにするか。」
「そうですね・・・。」
「よし!これで今回のお茶会を終了と致します。急な話にお付き合いいただきありがとう。また、お茶会を開こう!」
「誘ってくださり、ありがとうございました。」
「私の我儘を聞いてくれてありがとう!また、お誘いください。」
私は部屋に戻り、ベットに向かう。今日の楽しかったことを思い出しながら目を閉じる。
私はそのまま眠りについてしまったそうだ。
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