96.バラバラ
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今回の連続投稿週間は17日から23日まで行います!
ぜひ見に来て下さい!!
それでは本編へどうぞ!!
・・・。ただただ、時間が過ぎてゆく。カチカチという音が部屋の中で響き続けている。
私はイズに呆れられてしまった。それはあまりに私が無知で理想しか見ていない人だったからだ。
扉の開く音が聞こえた。そちらを見るとハイツだった。先ほどイズのようすを見てきてもらったのだ。
「・・・イズの様子はどうだった。」
「部屋には入れてくれませんでした。」
「そう。」
「・・・レンド様は大人のような雰囲気でたまに近づくことを躊躇く事があるけど。やっぱり子供ですね。」
ハイツは私に微笑んで話した。
その笑顔は主と従者のような関係ではなく、兄と弟のような関係を思わせた。
「あいつもまだ子供なんですよ。なので、今回のは喧嘩で二人とも成長してくれると嬉しいです。」
「…うん!わかった!ありがと、ハイツ!」
「いえ、元はと言えばアイツを推薦した私のせいですので。」
ハイツにそう言われてから私はすぐ、イズを探しに走った。
城内を走って探すが、なかなか見つからない。もしかしたらすれ違っているのかも、そう思いながら今度は逆走し始めた。
かれこれ1時間ほど探しても見つからなかった。すれ違った使用人には「イズを見つけたら、私の部屋にいるハイツに伝えて」と言ってある。そしてハイツには忠誠の誓いによって遠くからでも話せるので、使用人から何か言われたら私にすぐ伝えるよう言ってある。
息切れをして脇腹が痛くなってきた。
もう、探すのは無理かも。そう思い始めた時。
ハイツから報告が入った。私の部屋に今いるということらしい。最後の体力を使い切り、すぐさま自室へと走った。
部屋に着くと、ソファにイズが座っておりその姿は何故かボロボロだった。
私はイズの元へ駆け寄り、事情を聞くことにした。
「その…なんだ…心配をかけて悪かった。実は少し厄介な暗殺者がレンド様を狙っててな。それで討伐に向かってたんだ。ほんと心配かけたな。」
「ごめんね…ありがとう……!!」
「……いや、俺こそ悪かった。少しカッとなってしまった。」
私はイズの手当を率先して行った。
濡れタオルで汚れているところを拭き、その次に怪我をしている場所にヒールを使っていく。
談笑しながら治療を施していたから少し遅くなってしまったが、ちゃんと話し合うことが出来た。
その夜私は精神的な疲れと身体的な疲れで早めに気絶するように寝た。
疲れているはずだったが、気分はスッキリしていた。
マナリアのことをすぐに諦めることはできなかったが、それでも自分の心を整理して大人になろうと思った。
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