90.伯爵領
連続投稿週間5日目です!!
お盆休みが終わってしまった方が多いのではないでしょうか?
夏休みもあと半分ほどになりましたね…。
では本編へどうぞ!
お父様の部屋をノックする。
部屋に入ると、お父様は何かの紙をまとめて机の上に並べた。
近づいて椅子に座ると、お父様は深刻な顔で話を始めた。
「マナリアは解雇になる。」
え?私の専属メイドになったのに?どうして?!
私は混乱で頭がいっぱいになってしまった。それを見たからかお父様は理由をちゃんと説明してくれた。
「実はマナリアの父上である、ハービエス伯爵から要求があったのだ。お前に対して粗相をしない前に回収させてくれとな。」
「そんな?!マナリアはしっかりやってくれてます!それでも?!」
突然の事で動揺してしまい、声を荒らげた。
それをハイツが止めてきた。
「レンド様。何かご事情があるのでしょう。ここは我慢しましょう。」
「あ?なんで我慢するヒツヨーがあるんだぁ?乗り込めばいいだろ?」
イズが口を挟むと、お父様はイズを睨みつけた。
「…俺の息子を丁寧に扱え。乗り込むのもダメだ。無駄な時間は要らない。」
「……分かりました。」
私が諦めて納得をすると、お父様は「しかし〜」と続けた。
「確か、ハービエス領にはとても綺麗なお花畑があると有名だったなぁ〜。レンド、セレルーナ嬢を連れて遊びに行ったらどうだ?いいか?遊びにだ。まぁ、あそこは遠いからなぁ〜。お前がなんかしても分からないかもなぁ〜。」
私はお父様の方を見る。 その表情は、乗り込んでこいと言わんばかりの笑顔だった。
最後にお父様は言う。
「いいか?ハービエス伯爵を納得させられなかったら、諦めろ。事を大きくしすぎるなよ。」
お父様の優しさに感謝しながら、私は大きな声で「はい!」と言った。
部屋を出ると、イズが私に問いかけてくる。
「アイツ何もんだ?」
「おい!イズ、王様をそう呼ぶな!敬愛を持て!」
「あ?ちげぇよ。確かに国王も強そうだったが、それよりあの後ろの執事。アイツは本当に執事なのか?」
「そんなに強いの?」
「あぁ、多分ここの騎士団の一個位の戦力を持ってる。」
「へぇー。すごいね〜!」
私が、さすがお父様の専属執事 ジェイドさんだ!と思いながら歩いていくと、図書室から出てくるルナにばったり会った。
一瞬恥ずかしくなり、目を背けてしまう。しかし、すぐに彼女の方を見た。
「ルナ!ハービエス領に一緒に行かない?」
「いいですわ!一緒に行きましょう!」
ルナは快く了承してくれた。
一応後で事情を説明しよう。そう思いながら、ルナと一緒にどこら辺に行こうかという話をした。
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