86.城下町-デート2-
連続投稿週間1日目!
今日から1週間、連続投稿週間致します!
ぜひ見に来てください!
では本編へどうぞ!
ルナが食べたいと言ったお店に行き、並んでいた。
その時、私たちの前に並んでいたお嬢様のような恰好の方が声をかけてきた。
「そのお声はレンド様でしょうか?!」
お忍びで来ている私は帽子を深くかぶり声を変えて「何のことでしょうか?」と返事をした。
するとそのお嬢様はルナにも話かけてきた。
「では貴女様はセレルーナ様ですか?!」
残念ながらルナは顔を隠せなかったようで、ばれてしまった。
諦めて視界を広げると、このお嬢様の大声のせいで私たちのことがほかの人にもばれてしまった。
私たちの近くにいたハイツやイズは私とルナを守るように前に立った。他にも散りばめられていた護衛たちも私たちの周りに移動し、守るように立っていた。
ルナは護衛たちのせいで見れないお嬢様の顔を見ようと一生懸命ジャンプをしていた。
ぴょんぴょん飛んでいる姿が愛らしく見とれていると、私の視線に気づいたルナがポカポカと叩いてきた。
「レイ様!見てないで手伝ってください!あの子の顔を見たいんです!」
「いいよ!ルナの願いなら必ずかなえよう!」
私はルナに向かって言った後、護衛たちに向けて声を出した。
「退いてくれないか?お嬢様と話しをさせてくれ。」
自分でも予想しなかった低音ボイスが出た。護衛たちは崩れ落ちるように私に膝を着いた。そしてそれはお嬢様の方へ向かう道になった。
お嬢様はびっくりしているのか、執事に助けを求めている。
その執事は私が王子と分かったからか、私に対して膝をついている。
それを見た市民はみな、同じように私に対し膝を着き始めた。
私は予想しなかった現状に緊張しながら、声を出した。
「今日はお忍びという体で来ている。皆、楽にしてくれ!」
私が大声で話すと全員が立ち上がり私を見ていた。私はその目から逃げるようにお嬢様だけを見た。
「失礼ですが、お嬢さん。貴女は誰ですか?」
「アッ!申し訳ございません!わたくし、ハールティア=ニフリータの妹。クルール=二フリータと申します!姉から様々なご活躍聞いておりますわ!」
「そうでしたか。で?何か御用が?」
「ん?何も無いですわ!」
「そうですか。じゃあ、僕達はデート中なので。」
私がルナの手を掴み、見せびらかした。
クルール嬢は「そうだったのですね!」と言った。
察してくれたかな?思い、護衛たちを離れさせようとする瞬間。
クルール嬢はルナのもう片方の手を掴んだ。
そして何か嫌な予感を感じると、クルール嬢が提案してきた。
「一緒に回りましょう!」
その言葉が飛んだ時。周りの人は固まった。
そして私は「は?」と言ってしまった。
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