72.ただいま
連続投稿週間2日目!
今回のお話は泣きながら書かせていただきました・・・!
是非、感動していただけたら嬉しい限りです!
では、本編へどうぞ!
青年レンドが「あっ」と言って、私の後ろを見つめた。
私はなんだろうと思い、後ろを振り向くとそこには、驚いたような顔をした4~5歳のレンドがいた。
「レンドく…」私が声をかけようとすると、遮られて少年レンドが話し始めた。
「お姉ちゃん・・・?ごめんねぇ?!ごめんねぇ~?!」
「えっ?!」
「・・・すまない、こいつも本当はこうなることなんて予想していなかったらしいんだ。」
私は少年のレンドを慰めに行った後、青年レンドの方を向いて事情を聴いた。
・・・
私は泣き止んだ少年レンドのそばで考え込んだ。
青年レンドはこう言う。
まず最初に青年レンドと少年レンドは、なんとなくだが互いに考えていることが分かるらしい。
そして私への気持ちも同じような気持ちになる。
少年レンドは私のことを悪人だと思い、主導権を無理やり交換した。
しかし、青年レンドと私が話しているうちに少年レンドは悪い人じゃないことを認識した。
そして、今に至る・・・というわけだそうだ。
・・・まぁ私が悪い人じゃないってわかってくれてよかった。私は少年レンドの方を振り返り、話しかけた。
「レンド君。私はハイツと話さなきゃいけない。明日、私にこの体を貸してください。」
私が正座で頭を下げると、少年レンドは私の手を握ってくれた。私が顔を上げ少年レンドの方を見ると、大人びた表情で話しかけてくれた。
「貸さない。この体は君が大切に使って・・・。君が元気なら、僕たちは何の不満もないから。」
すぐさま青年レンドの方を見ると同じように微笑んでいた。
私は熱くなった目頭を拭って、震えている言葉を放った。
「ありがとう・・・!また、明日っ!」
『あぁ、また明日・・・!』
私の意識はそこの場から離れていった。二人のレンドの言葉が頭の中で響く。
私は静かに泣いた。
「んっ?」私は暗いと感じた。それはすぐ目を閉じているんだとわかった。
ゆっくりと瞼を開いていく。
そこは私がよく知っている部屋の天井だった。
辺りを見渡すと右手にはお父様とお母様、左手にはお兄様とルナが寝ていた。より奥を見てみるとイズと首に何かが付いているハイツ、マナリアが壁に寄りかかって寝ている。
私は心優しい彼らを起こさないよう慎重に体を起こした。
こんなにたくさんの人に私は 愛されているんだな と思った。
なんだかよく覚えていないけど、頭の中の霧が晴れたような気分だ。
外を見て私はつぶやいた。
「ただいま」
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おかえり、みんなの優しい太陽。




