67.本当の目的
GWも明け、五月病になりかけています。
まぁ、そんな私の諸事情は置いといて。
今回はシビア?かもしれません。
でも、是非最後まで見ていってください。
本編へどうぞ!
イズが私の刺客の薬によって暴走してから数時間。
私は寮に戻り、ベットの上で1人思い出していた。
あの時のイズの様子。倒れているクラスのみんな。イズに持ち上げられ、出来なかった息。降ろされたあとの頭に血が流れていく感覚。
…あの時先生たちが来なかったら。
私はもしかしたらあったかもしれない想像をし、毛布を頭まで被った。
ガチャ
…多分、先生と話をしていたハイツが戻ってきたんだろう。私は毛布から顔をチラッと出して入口の方を向いた。
そこに居たのはハイツで私は安心して毛布と体を離した。ハイツは何かを探している様子で私も手伝おうと声を掛けた。
「ハイツ!」
「……」
ハイツは探すのをやめ、私の方に首をグルッと回した。ハイツの普段とは違う雰囲気を感じて私は窓を魔法で割って逃げる事にした。
レンドには攻撃魔法ではなく補助魔法が多い。けれども今のレンドはチート能力があるから…。これを間違えたら私は…?
いや、やるしかない!
やった事はないが私は教科書で予習していた「ボール ウインド」という暴風を吹かすスキルを使う事にした。
ボール ウインド!
ハイツは窓を割ることを予想していなかったのか、バリン!という大きな音にびっくりしていた。
私はその瞬間を見逃さず、すぐ外に出た。
私たちがいるのは2階だったため、躊躇いそうになってしまったが殺させるよりは!と自分を奮い立たせ、飛んだ。
レンドの身体能力が元々高かったのもあり、私はかすり傷程度で着地できた。
一直線に庭に出ようとするが、入学早々の私はここら辺の地図を把握していなかった。
私が真っ直ぐに行って抜けたと思った場所は来たことがない、広めの庭だった。
人気は全くなく、ここはまずい!と直感が言ったが既にハイツは私に追いついていた。
「…」
「ハイツ…?どうしたの?」
私が問いかけてもハイツの目の焦点はあっておらず、私が話しかけていることをわかっているかも不明だ。
ハイツは何処からか出てきた小型のナイフを私の脇腹辺りを一瞬で突き刺してきた。
私は「はぇ…?」という情けない声が出て、痛みも感じないまま倒れた。倒れたあと、鼓動が激しく聞こえる。
刺されたであろう箇所の周りが少しずつ濡れている気がする。
色は褪せて、ボケていく視界の中に誰かが泣きながら何かを言っている。
良かった。見つけてくれて…。
私は薄れていく意識の中、眩い光が差し込むのが感じ取れた。
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