62.ハーブティー
こんばんは!
連続投稿週間3日目です!
楽しんでいってください!
昔の友人である司祭の息子リリアはスズネの影響なのか、変わってしまっていた。
そんな彼に嫌気を指し、僕は教室を出た。
15分の昼休みもあと少しで終わってしまいそうだ。
僕は中庭にある噴水の近くに座った。水が少し飛んでくる。ずぶぬれとはいかないが、そこそこ濡れる。
僕は誰もいないところでため息をつき、時間を確認した。
時刻は授業の時間を過ぎており、それが余計に疲れを促してきた。
・・・あいつは本当にあんな奴じゃなかった。なのに、どうしてああなってしまったんだ!
近くにあった石を拾い、地面にたたきつける。すっきりする・・・そんなことはなく、そこには虚しい気持ちしかなかった。
この後悔の念を晴らすために、僕はとりあえず寮に戻った。
今の授業の時間も合わせて、後二時間授業があるけど、今日は何もする気がないからしょうがない。
僕はそう言い聞かせていると、あっという間に寮に着いた。
いろんなところを通ったせいで、授業の声が聞こえていた。僕も胸を余計に悲しくさせる。
ため息をつきながら寮のドアを開けると、ハイツさんが予想もしていなかったといった表情で挨拶をしてくれた。
「お、お帰りなさい。どうなさいましたか?何か体調でも?」
「いや、大丈夫。ほっといてください。」
「・・・了解いたしました。」
ハイツさんはあっさり引いてくれて、逆に悲しくなってしまった。
僕がベットに潜り込みふて寝しようとしていると、とてもいい匂いが僕の鼻に飛び込んでくる。
これを嗅いでいると、落ち着いてくる。
甘い・・・?いやでもかなりすっきりした匂いだ。
僕はもやもやが薄れていき、ハイツさんが何をしているかが気になっていった。
ベットから起き上がり、ハイツさんの方を見ると何か紅茶を入れているようだった。
ハイツさんはこちらの視線に気づいたようで、ニコっとしながら落ち着いたトーンで話しかけてきた。
「ご一緒に飲んでいただけませんか?少し多くハーブを入れてしまって・・・。それを整えるために多めに作ってしまったのです。」
「ぜひ!」と勢いよく言ってしまい、出来上がるのを待っている人のように思われてしまうのでは、と恥ずかしくなった。しかし、そんな僕にもにこっと笑い「こちらへ」と言っていくれる。
普段のハイツさんからは考えられないな・・・。僕はフフッと笑ってしまった。するとハイツさんは焦りながら「何か可笑しかったでしょうか?!」と言ってきた。
僕はより笑ってしまった。
ハイツさんは僕の分のコップを事前に用意していたようで、なんとなく僕は察した。
ハイツさんはこんな授業時間に帰ってきた僕を心配して、わざわざ作ってくれたんだ。
僕はハイツさんの優しさに触れ、彼には相談することにした。
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