54.城下街-食事処-
連続投稿週間5日目!!
連続投稿週間もあと2日となりました!
最後まで楽しんで見に来てください!
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ウィルがお昼に街に行くことを誘ってくれた。
「いいね!でも、その前にハイツとイズに確認とってもいいかな?」
「もちろん!さぁ、早く!」といい私の手を取って寮の方へ一直線に走った。途中先生たちが走る私たちを引き留めるような声が聞こえたが、ウィルは聞く耳を持たず寮の方へ向かっていく。
なんか、すごく悪いことをしているみたいで、罪悪感とドキドキで複雑な感情になっている。でもとにかく楽しい!
すぐ寮に着くといつの間にいたのかイズは私たちの後ろに立っていた。
そしてドアを開けるとハイツが街の少年の服を用意し、私には帽子をかぶせてきた。イズが私たちの会話聴いてたのかな?と思いながら説明するのを省けたことを感謝し、私たちはさっそく着替えた。
ウィルは白いシャツに深い緑のズボン。それをつなぎとめる黒いサスペンダーをつけている。一見、町にいそうな少年に見えるがそこから貴族の輝かしいオーラが見える。うん、商人の跡取り息子みたいだな。
私の恰好は同じように白いシャツに深い青のズボン。サスペンダーをつけている。それに足して私の髪は王族特有の金髪に加え、少し変わった髪質なので深めの帽子をかぶっている。
設定としては、イズが私のお兄ちゃん。ハイツはウィルのお兄ちゃんで、騎士の家に生まれた人達という設定にし、口裏を合わせることにした。
寮母に申請し、街に行こうとすると学校の生徒がかなり集まっていた。やっぱり息を抜きに来る人が多いんだなぁ~。と思いながらハイツが事前調査をしていたお店に案内してもらっていた。
そこは人が少なく快適なスペースだった。大通り沿いのお店なのにも関わらず、私たちしかお店に入らなかった。ここっておいしいのかな・・・?そんな不安を抱きながらオムライスがメニューに書いてあったため私はオムライスにした。ウィルはハンバーグを頼み、イズは私と同じオムライスにしていた。
ハイツはいつの間にかこの場にいなかった。ハイツが用意したお店だし、ハイツに限ってそんなことはないだろうけど、逃げた・・・?いや、ハイツがそんなことするわけがない。ハイツを信じることにし、料理を待った。
料理が届き、定員さんにありがとうございます。と言おうとし、定員さんの顔を見るとハイツだった。制服は完全にこのお店の物だろうが、絶対にこの人はハイツだ。
イズが驚いている私にこそっと言ってきた。
「あいつこの状況になることを先に予想して、この店に一足先に圧をかけてたんだぜ。さすがの忠誠心だな。」
圧をかけてたって・・・。私のせいでこの店に迷惑が掛かってるじゃん。私は料理に手を付ける前に厨房の方へ向かった。そこには笑顔でハイツに何かを話している店員がいた。
ん?これ迷惑かけていない?何なら感謝されてる?・・・いやでも、圧をかけるのはいけないことだ。謝りに行こう。
私が「すみません~」と厨房にいる店員さんに呼びかけると、「はい!」といいこちらへ寄ってきた。
「うちのハイツがご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
というと、店員さんが困惑しながら言ってくれた。
「エ?いや!ハイツさんには教わることが多く、このお店を立て直してくれた恩人です!「うちのハイツ」ということはハイツさんがよく話している主さんでしょうか?」
「レンド様!この時のために、頑張らせていただきました!」
ハイツが私の目の前にえらいでしょ!と犬のように寄ってくる。迷惑をかけていないことに安心して、「えらいね」と初めて頭を撫でた。
「仲がいいじゃないか!よかったね!褒めてもらえて~!」
周りの店員さんはみな保護者のような温かい目で見てくる。とりあえず、置き去りにしてしまったオムライスを食べるため席に着き、スプーンをオムライスに刺す。
フワッとした感触からトロッとした玉子が流れ出てくる。
それを口に持っていくと、濃すぎないチキンライスで卵の甘さを引き立てている。
うまっ!もう・・・こんなの初めて食べるよ!次々と口に運んでいくと最後の一口になった。それも口に運び食べ終えると、オムライスの味は口の中からいなくなり、寂しさを覚えた。
「おいしかった~!」というとほかの二人もちょうど食べ終わり、食器を厨房に片付けた。
この店に感謝を述べ、外に出ると店の外には行列ができていた。多分ハイツが私たちのために貸し切りにしたんだろうな・・・。と思いながら次は文房具屋へ向かった。
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