42.試験
急展開になりますが、イズに課せられた最後の試験となります。
イズがレンドに騎士の忠心を誓うため、ハイツがイズに試験を出すことになった。
ハイツに試験を自由にさせて数日。
最近、私の前にイズが現れなくなった。
きっとハイツのスパルタ試験を受けているんだろうな・・・。
私は勝手な想像を膨らませ、少しかわいそうに思った。
訓練場に向かってみるか。そう思った私は図書室に向かってから訓練場に行くことにした。
図書室から借りた本を持ち訓練場に向かっている最中、ちょうどハイツが私の前を横切った。
「あっ、ハイツ。今から訓練場に行くところ?」
「はい、そうです。イズの最後の試験のところです。」
とても冷静に見えるハイツだが、私の持っている本を代わりに持たないところを見るとかなり興奮しているようだ。
・・・イズ大丈夫か?
訓練場に着き、イズを見つけた。
イズは銀色長髪の一つ縛りだった髪の毛を乱し、やる気がある鋭い目をこちらに向けた。
私だと認識したのか姿勢を正し、ニコっと笑いながら軽く手を振った。
その行動にキュンと心を射抜かれた。
レンド君が最大の推しだったけど、イズルートも気になってきた・・・!
私が少し現実から離れ、妄想をしていたら急に訓練場からあふれ出そうなほどの殺気がおとずれた。
ハイツが何かをイズに渡し、大声で叫んだ。
「私たちは‘元’ではあるが誇り高き暗殺者であっただろう!」
ハイツが暗殺者宣言をしたことに驚き、私は急いであたりを見渡した。
誰かに聞かれたら元とは言え、処罰は下る可能性がある。
誰もいないことに安心したすぐあと、体中に響き渡る声が放たれた。
「最後の試練は暗器を使い、勝負しよう!」
「暗器?!」
私は突然の武器に驚き思わず声を荒げてしまった。
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