4.公務の内容
連続投稿週間4日目です!
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翌日になり、私は支度をすました後兄様のもとへ行った。
私が大きなドアにノックすると兄様はすぐに「レンドか?入っていいぞ。」といい、兄様の専属執事がドアを開けてくれた。
もちろんこの専属執事は幼くなった攻略対象のラインだ。
ラインが私か確認して中に入れると兄様はこちらをちらっと見た。
「レンド、すまない。今すぐに終わらせるから待ってくれ。」
兄様は書類をさっさと終わらせようと張り切って机と向き合っていた。
その間にラインは私を兄様の机の近くにあるソファに誘導し、紅茶と茶菓子を用意してくれた。
兄様の書類にキリがついたようで、兄様もソファに座り一息ついた。
「さあ、レンド。誕生日プレゼントが決まったのかい?」
兄様に聞かれ、私は力強くうなずいた。
「兄様!私は、兄様の書類の手伝いをしたいです!」
「俺の手伝いが誕生日プレゼント?ほんとにそれでいいのか?」
兄様は10歳になる弟の誕生日プレゼントがそれでいいのかと悩んでからお父様に聞いてみるが、もう一つ考えとけ。といい紅茶を飲んだ。
私も紅茶を飲み干し、兄様に一礼をしてから部屋を出た。
自室に帰ってきた私は、紅茶を片手に本を読み始めた。
・・・一日にどれだけの量、紅茶を飲んでいるんだろう?ちょっと控えたほうがいいかもな。と思いながら、しばらく本をいくつか読んでいるといつの間にか夜になっていたようだ。
ここの世界ではお昼=お茶(お菓子)という概念なため基本的に食べない。
その習慣が身についてしまい結局記憶を取り戻した後も食べていない。
しかし、夜になると私たちは必ず一緒に食べるようにしている。
メイドが夕食の準備ができたと呼びに来て、一緒に食堂に向かった。
食堂につくともうすでに私以外の兄様、お父様、お母様が待っていた。
私が椅子に座り、一斉に食べ始めた後お父様が私を見てきた。
「レンド、カインから聞いたが誕生日プレゼントは公務の書類がやりたい。ということでいいのか?」
お父様の声は低く威圧感があるが一方に優しさが混じっている声だった。
「はい、私は兄様とお父様の仕事の手伝いをしてみたいのです。そうすれば、私も公務をやることになったときどのような対応をすればいいのかなどの成長につながります。
誕生日プレゼントは公務の書類だけでいいです。お願いします。お父様。」
お父様とお母様、兄様は私が好奇心だけでやりたいと思っていると考えていたようで、私が放った言葉に驚いていた。
お父様は少し考え、「そうか夕食後に私の部屋に来い。」といいまた食べ始めた。
その後は食べながら世間話をし、夕食は終わった。
私はお父様に言われた通りお父様の部屋に行こうとお父様と一緒に部屋に向かった。
お父様の部屋につくとすでにお父様の執事であるジェイトさんがいた。
「レンド、そこに座って待っとけ。」
私はお父様に言われた通りにソファに座り、待った。
お父様は、紙を一枚持ってきた。
「レンド、この公務をできたら考えてやろう。」
そういい、お父様が出してきた紙には公務内容が書いてあった。
~カンダ村 農業改革~
・カンダ村は、農作業ができない環境にあるため、税が払えません。
そのせいで、人も次々といなくなっています。
どうにか農作業ができる環境にしてください。
私はこの公務内容を読み、「わかりました。失礼します。」といい部屋を出た。
・・・この公務内容にはどうして農作業ができないのかが書いていない。
お父様に了解を得て、カンダ村に行ったほうがいいかもしれない。
本で調べることは調べるけど、もしかしたら本に書いているのと違う理由なのかもしれない。
しかし、今日はさすがに夜だし明日の早朝にお父様に了解を得たほうがいいな。
今日はそう思い私は寝た。
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