35.…誰?
すみません
寝てました。本当にすみません
今作の合計PVが前シリーズ作の数を越しました!
ありがとうございます!
まだまだよろしくお願いします!
「…んでください。」
何を言っているかわからず、「えっ?」と聴き直したら顔を上げキラキラした目で言った。
「私を踏んでください!!!!」
彼がそう言った瞬間、ハイツが呆れた顔で私の前に立った。さすが私の専属執事…!
ハイツが呆れた顔で見ていても彼は何も思わないようで、ハイツを目の前に冷静になったのか腰を上げた。
「久しぶりです。01(ゼロワン)…。元気にしていましたか?」
と言い出し、目から大粒の涙を静かに流し始めた。
知り合い…。しかも、01《ゼロワン》の呼び方って言うことはハイツが暗殺者時代の知り合いか…。
「おい、03《ゼロサン》2はどうした?」
「…貴方様の、ボスを決める内戦によって命を落としましたよ。まぁ、知らなかったのも無理はないですけど。」
彼は涙をふき取り、辛く苦しい笑顔を見せた。ハイツも黙り俯いた。
「まぁまぁ!01。俺の今の名前はローという男の名を使って暮らしています。どうかそちらの名で」
「そうか。俺は名を貰った。今はハイツだ。」
「そうですか…。いい名ですね。と・こ・ろ・で〜!
後ろにいる愛らしい少年は誰ですか?!俺もあの少年に仕えたいです!!」
しんみりとした場面に爆弾を突っ込まれたので、ハイツも私も1歩下がりうわっ…と思った。
ハイツが私にコソコソと話してきた。
「あんなやつに名前をお教え致しますか?」
「あの人っていつもあんな感じなの?」
「いえ、私が見ていた限りではあんな感じではありませんでした。彼は無口で、とても優秀です。しかも種族が混ざって居るので身体能力が高いです。」
「ハイツとしては言っても大丈夫だと思う?」
ハイツはこくりと頷き、ローと名乗った男の方を見た。
「この方は少年だけで表して良い方ではない!!アクアオリア聖王国第二王子!レンド=A=アクアオリア様だ!」
「…まじか。」といいローと名乗った男は真顔になった。しかし、チラッと不敵な笑みを見せた。
ハイツがそれに気づき、剣を抜いて首元にかざした。
「どうした」
「…俺の暗殺対象がその少年だよ。」
声のトーンが低くなり、俯いてしまった。
ハイツは鼻で笑い、口を開いた。
「お前はこの方を殺すのか?しないだろ?だったら責任を感じるな!!」
怒鳴るような言い方をし、男も私もえっ?という顔をした。
ハイツがこちらを振り向き優しい笑顔で言ってきた。
「レンド様。こいつを隠密として雇いましょう。」
「隠密?…わかった。そうしよう!」
私たちが勝手に決めていると男がは?という顔でこちらに聞いてくる。
「待てよ!俺は少年を殺そうとしてたんだぞ!!いいのか?そんなやつを…」
ハイツは少し考え、黙った。
何かいい案が思いついたのか、ハイツはにこにこしながら男の方を見た。
「レンド様に踏まれたかったら言うことを聞け。バカ。」
と言い出した。
ハイツ?口が悪くなってるよ?あと笑顔がどす黒く見えてくるよ?
そう思いながら男の方を見ると、キラキラした目と私の目があってしまった。
うっ…と思ったが、隠密がいたらかっこいいなと思うので「よろしく」と言い、握手を交わした。
「…レンド様。こいつに名前を与えましょう。」
「そうだね。仮の名前じゃなくて、自分の名前を持たせよう!」
「いいのか?あぁ本当に感謝する・・・」
男は立ち上がり魔法陣のようなものを作り始めた。
これは赤ちゃんなどが名前をつける時に名前だけは覚えていられるようにするための魔法陣だ。
準備が終わった男はキラキラしながら魔法陣の中に入り、こちらを見ている。
「さぁ!よろしく頼む!!」
『汝を我レンド=A=アクアオリアの名の元に、イズと名付ける。』
イズとなった男の体は光に包まれ、ゆっくりと落ち着いてきた。
「これからはロー=イズと名乗ることをお許しください。」
「うん」私は膝まづいているイズの顔を見ながら手を差し伸べた。
イズの目を合わせていると私の中に衝撃が走った。
ロー=イズって…
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