34.レグルスの町
連続投稿週間が終わり少しが経ちました。
800PV近く来ていただけて本当に感謝しております。
では、『レグルスの町』どうぞ!
朝、私はお父様の部屋に乗り込みに行き「レグルスに行ってきます!!」といい、ハイツに用意してもらっていた馬車に飛び乗った。
馬車に揺られながらハイツと雑談をしていた。しかし、町が近づいてきたところでハイツは真剣な顔になった。
「レンド様くれぐれも私から離れないでください。」
「わかってるよ。それにこれもあることだし。」
私は耳を指さした。それはレンドの象徴の花、真っ赤なサルビアのピアスだ。あまり使わないので忘れそうだが、これは主人と騎士が感覚を共有できるもので、主人からは一方的に遮断することができるが、騎士からは遮断することができないものだ。
ハイツは優しくガラスを触るように撫でた。
それを見ていると大切にされてるんだなと思い少し恥ずかしい。
馬車が止まり御者がドアを開ける。
ついに着いたかと真剣な顔をして外に一歩踏みでる。
するとさっそく、「おー!!もっとやれ!!」「殺しちまえ!!」と柄の悪い声が聞こえる。
ハイツが剣の柄の部分に手をかざしながら私の少し後ろを歩く。
人だまりになっているところを少しかき分けて進むと中心にはボロボロな人と木刀のような物をもった大柄な男がいた。
・・・これがここの現実なんだ。
残念ながら私は全人類を助けるほど力を持っていないことはわかっているので、そう言い聞かせながらその場から目を背けた。
「レンド様。ここがレグルスの現実です。もう帰りますか?」
「いや、こんなところもう来られないかもしれない。だから元凶を突き止めるよ。」
ハイツは「わかりました」といい、当たりを警戒しながら護衛をつづけた。
しばらく街を探索し、いかにもという風貌をした小道を見つけた。
ハイツは私の前に立ち、より警戒を強めた。
そして、禍々しいオーラを放つドアを見つけた。
「ハイツ、入ってみる?」
「貴方が元凶を突き止めたいと言うならば、それが最善の方法でしょう。」
「わかった。」そう一言いい、勢いをつけドアを蹴飛ばした。
私が突撃すると1人の男がドアの下敷きになっていた。
「あっ」といい、すぐにどいた。
すると男は立ち上がり、衣服についたホコリなどをほろい。私の目の前に膝まづいた。
よく見るとかなりの美形で、どこかで見たことがあるような気がした。
何をするんだろうっと思いながら、まじまじと見ていると顔を俯かせながら話し始めた。
「…んでください。」
何を言っているかわからず、「えっ?」と聴き直したら顔を上げキラキラした目で言った。
「私を踏んでください!!!!」
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