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3.カイン兄様

連続投稿週間3日目です!!

1日目からどんどんと閲覧数が増えてきて嬉しい限りです!

これからもよろしくお願いします。


私が疲れて、ベッドに移動しごろんと寝っ転がったときちょうど、ドアがなった。


「レンド~いるか?」


私は声を聴いて兄様だとわかり、扉をメイドさんに開けてもらった。


「兄様、どうかしましたか?」


「ん?レンド、俺は愛する弟に理由もなく会ってはいけないのか?」


「い、いえ、そんなことはないですけど・・・」


私が戸惑っている理由は、今までこんなことはなかったし、ゲームの中でも全然話をしていない2人だったからだ。

兄様が来たのはメイドさんもびっくりだったようで急いでお茶を用意した。


ゲームでよく見ていた6・4分けの前髪をたらし、細長い理知的な目をしている優しい金の髪色と青が濃い瞳をしたイラストのカイン様の面影がある12歳のカイン兄様をしっかりと目の前にし、私は少し顔を赤くした。


そしてその兄様は何故か私を気にかけてくれている。

何が分岐点(ぶんきてん)だったのかわからないが、両親が忙しい身としてはうれしい。

私と兄様が座った後、紅茶を一口飲み兄様から話を切り出された。


「なぁ、レンド。お前は何を望む?」


私は質問の理由がわからず様々な思考を巡らせた。

王族としてなのか?兄弟としてなのか?貴族としてなのか?・・・・

私が答えを探していると兄様がヒロインに見せるさわやかな微笑み(ほほえみ)でクシャと頭を撫でた。

スチルでしか見れない本当に貴重な姿だ。私は、そんな微笑みで顔を赤くなりすぐ目を離した。

そしたら兄様はククッと笑った。


「いや、すまないな。そんなに深く考えなくてもいいのだ。ただ、レンドの誕生日が近いだろ?だから、勉強も頑張っているし俺とお父様で何かあげようとなったのでな。」


兄様はおもむろに立ち上がり、話をつづけた。


「急に訪ねて悪かったな。何か欲しいものを見つけたら教えてくれ。じゃあおやすみ。」


といい、兄様は部屋を出て行った。

・・・そっか、誕生日が近いのか。

最近記憶が混乱して身が入っていなかったような感じだったからな・・・

今度の誕生日で私は、10歳になる。

貴族は12歳になるとお披露目会(地獄)があるのだが、王族の私は10歳になるとらしい。

そっか、社交場(しゃこうば)に出なければならないのか・・・

それより、兄様とお父様からの誕生日プレゼントをすぐに決めないと。

お二人とも忙しいだろうし。

そうだ!兄様に頼んで公務内容を1つ見せてもらえないだろうか!


「ん・・・」


9歳の体力は少ないらしい、私は明日にしようと思いゆっくりと寝た。


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