29.カレージア公爵家
こんばんは!
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私が今から行くことに対し驚いた瞬間、ドアがバンッと勢いよく開けられ細身の綺麗な男性が入っていた。
お父様が「おい!ステラ!すぐ行くといっただろ!」と普段は出さない大きめの声を出した。
ただその声は本気で怒っているのではないのが伝わり、仲いい友人なんだなという雰囲気を出していた。
「まぁ、そう言うなって。ああ、この二人を連れて行くぞ。」
ステラと言われた男性が私たちのことを見て言うと、フワッと私たちの身体は持ち上げられた。
ルナが目をつぶり私の腕をつかみ、私たち二人はおとなしく魔法に従った。
「おい、ぜっったい二人が怖がるようなことはするなよ!すまんハイツ、ついていってくれ。」
「はい、失礼します。」
お父様の最後の一言によって実験でもされるのか?と思ってしまい、どう逃げようか悩んでいるとすぐに立ち止まり、部屋のそばまで来てしまった。
私があわあわとしていると、ゆっくりと地面に降ろされ部屋のドアを開けられた。
「やぁ!」というさわやかな声とともに視界に現れたのはウィルソン君だった。
私とルナは小さく礼をしてそばに近寄った。
「大丈夫ですか?父さんがなんか無理やり連れてきたとかない?」
「・・・(無理やりだけど)大丈夫だよ。待たせてしまったみたいでごめんね?」
心の声が出そうになってしまったけど、それをねじ伏せてウィルソン君と一緒に近くの椅子に座った。
ハイツは私の座ったところのすぐ後ろで待機した。
「久しぶりですね!しばらくぶりすぎて、友人兼補佐ということを忘れられてるのかと思っちゃいましたよ!」
「ごめんね。忘れてたわけじゃないのだけれども、少し忙しくて・・・」
「その忙しいものを手伝うのが俺の仕事ですよ!」
ウィルソン君は嫌な顔一つせずにニカッと笑って見せた。
披露宴の時にルナが困っているところをニマニマ笑っていた子とは思えないほどの眩しい笑顔で猫かぶりを疑うほどだった。
横目でルナを見てみると、ポカンとしていてウィルソン君のことを忘れているようだった。
「ルナ、こちらはウィルソン君。カレージア公爵家の次男だよ。」
「自己紹介遅れました。ウィルソン=カレージアと申します。セレルーナ=エスピスト様。」
ウィルソン君はルナに向かってニコッと笑い、座ったまま礼をした。
カレージア公爵家の現当主だと思われる私たちを連れてきた男性ステラはいつの間にかいなかった。
私がステラさんに挨拶しようと思ってもいなかったので、お父様のところかなと思い後でにしようと思った。
静寂が訪れてしまったので、私が何か話題をと思った瞬間ウィルソン君が話を出してくれた。
「レンド殿下はセレルーナ様のことを愛称で呼んでいるのですね!ぜひよろしければ、僕のことも愛称のウィルで呼んでくれませんか?」
「わかったよ。ウィルでいいの?」
「そうです!」
「・・・じゃあウィルも私のお願い聞いてくれる?」
「はい。なんでしょうか?」
「ウィルには、私に対して敬語をやめてもらう!」
「・・・・はい?」
連続投稿週間3日目!
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誤字報告があります。
尾根い→お願い(訂正12月7日)




