2.レイドの始まり
連続投稿週間2日目です!
今回も是非見ていってください。
・・・私は転生した。
『魔法世界のお姫様』のヒロイン・・・ではなく、攻略対象の年下美少年 レンド=A=アクアオリア という第二王子としてだけど・・・
私が転生者だって気づいたのは4歳の時。
私は、物心ついた時にはこの世界の常識、歴史を知っていた。
周りからは神童だって言われていたけど、何で私は知っていたんだろう?と思いながら生きていた。
けど、兄様(カイン=A=アクアオリア)と初めて対面したときに完全に記憶がよみがえった。
・・・・私、何で攻略対象に転生しているんだろう?
普通、ヒロインだよね?!ヒロインじゃなくても悪役令嬢とかじゃないの?!
・・・落ち着こう。
このゲームは・・・
攻略対象のカイン=A=アクアオリア アクアオリア聖王国第一王子。俺様系。
攻略対象のライン カインの専属執事。優しいけどたまにSになる。
攻略対象のレンド=A=アクアオリア アクアオリア聖王国第二王子。年下甘えん坊系。
攻略対象のロー=イズ 聖王国王都ランス貴族学校首席。秀才で無口。カインと幼馴染。
攻略対象のリック 聖王国王都ランス貴族学校所属。
ヤンデレチャラ男。ジェイドと双子。恩寵を受け特待生として入学。
攻略対象のジェイド 聖王国王都ランス貴族学校所属。ツンデレで自然がすき。リックと双子。恩寵を受け特待生として入学。
この6人のだれかを選ぶ。
私は、その攻略対象の年下美少年 レンド=A=アクアオリア が好きで何回もスチルを見るために頑張っていた。
私が予想していた転生先は、ヒロインの魔法が使える平民のはずだったのだけど・・・
ふぅ~。私は一回冷静になるために椅子に座り、メイドさんが用意してくれた紅茶を飲んだ。
そして、なんとなく事情を理解した私は鏡を見た。
綺麗な父様譲りの優しい金髪。母様譲りのアイオライトの瞳。
この2つが特徴の整っている顔付き。
まんま、幼くなったレンドだ。
綺麗な顔に満足しながらもため息をついた。
私はラノベなどの展開を思い出してステータスを開いてみることにした。
「ステータス!」
ヴォンという音が鳴ったすぐに私の目の前にガラスのような画面が出てきた。
名前:レンド=A=アクアオリア 職業:アクアオリア聖王国第二王子
年齢:9歳
Lv:2
魔力:124900/125000
スキル:鑑定Lv2、魅了Lv2、威嚇Lv3
称号:転生者、運命の変わりし者、王族
属性:水 風 火 土 氷 光 闇
Lv2ってなんかやったかな?魔力が減ってる・・・
ていうことは、鑑定のスキルを持っていないとステータスを見れないのか。
私は、スキルの2つに釘付けになった。
魅力?威嚇?なんでだろう?
魅力はもしかしたら『レンド』が攻略対象だからっていう意味なのかもしれないけど、威嚇の意味が分からないな?
確かに友達に怒ったら怖いとは言われたことあるけど、もしかして前世も影響してるのかな?
なんとなく自分で納得し、下に目をやるとおかしな点があった。
『属性』だ。確か、レンドは水、風と珍しい光の属性を持っていたはずだけど。なんで、氷、闇、火、土が追加で入っているんだろう?
・・・ちょっとやってみたいな。
私は好奇心でそう思ってレンドのスチルにあった水で泳いでいる魚を作るレンド専用の創作魔法『海』をやってみようと思った。
イメージは水族館の泳いでいる魚をイメージして目を閉じて「海」といった。
体中の体温が指先から向けていくような感覚とともに目を開けてみると部屋いっぱいがレンドの魔法によって埋め尽くされていた。
「わぁ~」私とそばにいたメイドさんは一周ぐるっと回り声を出した。
しかし、長くは続かないようで少し見たらすべて綺麗になくなってしまった。
私は魔力をどのくらい使ったかを確認するためにステータスと唱えた。
そして魔力の欄とスキルの欄を確認した。
魔力:24800/130000
スキル:鑑定Lv2、魅力Lv2、威嚇Lv3、new海Lv.Max
と表示されていた。
魔力が5000上がっていたので、自分のレベルも確認するとLv3になっていた。
また、『海』を使った影響なのか魔力が10万も減っていた。このスキルを使うときは本当に特別な時だけにしよう。
そして、『海』のレベルがMaxなのはレンドの創作魔法だからだろう。
私が疲れて、ベッドに移動しごろんと寝っ転がったときちょうど、ドアがなった。
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