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124/127

124.卒業パーティ

最終回まであと二日!!

あと二日でこのシリーズが終わると思うと少し寂しく思います・・・。


最後までお付き合いください!!


では本編へどうぞ!!


卒業パーティが始まり、私はウィルと楽しく談笑する。


この時間が続けばいいのに。そう想うが、それは叶わない。


そして一段落着いた頃、周りを一周見渡し、スズネちゃんの格好を気にした。


その理由はドレスの色で、攻略対象が決まるからだ。

赤ならカイン。青ならライン。緑ならジェイド。紫ならリック。黒ならイズ。金ならレンド。

そして、白なら全員攻略成功。つまり逆ハーエンドだ。


スズネちゃんが来ているのは・・・。白だ。

意味が分からず困惑している。


スズネちゃんが急に兄様と私の方へとやってくる。

無理やり連れていかれ、一緒に話していたウィルと離れてしまう。


「ちょっ!!スズネちゃん?!どうしたの?!」


「安心してください!政略結婚なんてさせませんから!!」


元気いっぱいに言ってくるその言葉にぞわっと悪寒が走る。

そして攻略対象全員が集められる。皆は今から何が始まるんだと、口を閉じて私たちの方を向く。


「ハールティア=ニフリータさん!!セレルーナ=エスピストさん!!私にしてきた悪事をここで反省してください!!」


突然の出来事で辺りは動揺を隠しきれない。

「あの子、公爵令嬢に様をつけないで呼ぶなんて!!」

「王子殿の婚約者が悪事を?!」

「あの子は何者?!」

そんな声が会場で飛び交う。


そして、兄様の婚約者であるハールティア様と私の婚約者であるルナが前へと出てくる。

ハールティア様は堂々をしているが、ルナはこんなに人に注目され猫背になっている。


「お話はお聞きしております、スズネ=ヤナギ様。つかぬ事をお伺いいたしますが、悪事とは?」


「とぼけても無駄です!!私のノートや教科書を破いたり、水をかけてきたり!!今謝って、カイン先輩とレンド君の婚約者を辞退するなら許してあげます!!」


会場はより一層ざわめく。

しかし、ハールティア様が口を動かすと静かにそちらを注目する。


「身に覚えがありませんわ。ルナ様もありませんわよね?」


ルナは緊張してか、声を出さずに頷いた。


「そんな見え透いた嘘を言っても、だめですよ!!」


「見え透いた嘘・・・?それは貴女の方では?そもそも、証拠はございまして?」


「証拠はここに!!」


そういってスズネちゃんは、破けたノートと教科書を取り出してきた。

ジッとハールティア様は見てから、話し始める。


「・・・スズネ様は虚言癖があるようですね。わたくしが破いたという証拠はないじゃない。わたくしが言っているのは破かれたものではなく、わたくしが破いたという証拠ですわ。」


「・・・っ!でも、カイン先輩もこんな醜悪女とは結婚したくないですよね!!!」


「・・・はぁ~。」


兄様は呆れたような表情で頭を抱えた。

そしてスズネちゃんが掴み続けている腕を振り払った。

読んでくださりありがとうございます!


下にある、☆☆☆☆☆を塗っていただけるとありがたいです!


また、感想、ブックマークもよろしくお願いします!


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⇒@Mirai_Kae0612

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