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122/127

122.親友とヒロイン

連続投稿週間7日目!!


先日一日のPV数で過去最高PV数を突破いたしました!!

本当にありがとうございます!!

今後ともよろしくお願いいたします。


では本編へどうぞ!!


私が教室に入ると、そこにはウィルとスズネちゃんがいた。

遠くから見ていると、とっても仲良く話しているように見える。しかし、私にはそれが恐ろしく見えた。

急いでウィルたちの方に向かうと、ウィルとスズネちゃんはほぼ同時に朝の挨拶をしてきた。

戸惑いながら挨拶を返すと、にこっりと笑顔をみせてから再び二人で話し始めた。

本当に仲良くなっているのか・・・?と疑い、私は準備をしながら、そちらに耳を傾けた。


「で?()()聖女サマがどうしました?」


・・・うん。これは絶対に仲良くないな。ウィルは完全に嫌っているな。

私はホッとしたが、今から真横で口論が始まるのかと頭を抱えた。

こんな対応されたらさすがにスズネちゃんも嫌味な言い方になるでしょ。そう思っていた私の頭はかき乱された。


「えっとね・・・。私、今日はウィルくんと仲良くなりたくて話しかけたのぉ・・・。」


背筋が凍りつく猫撫で声に思わずそちらを振り向く。

思わず汚い言葉が口から出そうになり、焦って逆の方向に首を向ける。

そして、私が言わずとした言葉はあっさりとウィルによってスズネちゃんに伝わった。


「キモイからやめて。」


「・・・・・・えぇ~!ひどぉい!私、なかよくなりたいだけなのにぃ!」


「呆れた。もう話しかけないで。もちろん僕の親友にも話しかけないでいただきたいね。」


「・・・・何でモブが出しゃばってんのよ。」


彼女的にはぼそっと言ったようだが、私にもはっきり聞こえている。

もちろん、ウィルにも聞こえているのだろうな・・・。私はウィルの顔を見る。

ウィルは相当イラついているのか、しかめっ面をしていた。


「・・・スズネちゃん。どうしたの?私の親友に何か用?」


「えっ?レンド君まで?」


「ん?私も会話に混ぜてよ。」


「も、もちろん!」


「ウィルも私が話に加わってもいい?」


「ふふっ!そんな確認をしなくても、僕達は親友同士だろ?」


ウィルのしかめっ面は治ったが、今度はスズネちゃんの機嫌が悪くなったようだ。

私はウィルとは何年もの付き合いだし、これからも一緒に行動する人だから、大切にしたいが、スズネちゃんの面倒を見る義理はない。・・・と言いたいが、スズネちゃんが別の攻略対象に近づいたら厄介だ。

呆れながら、私はスズネちゃんに話をかける。


「ところで何を話していたの?」


「ん~?レンド君の()()()とも仲良くなりたかったんだけどぉ、なんかきらわれててぇ・・・。」


「そうなんだ・・・。じゃあ、私がウィルと話しとくから、理由が聞けたら教えるね!多分スズネちゃんがいると話しづらいだろうし、席に戻っててくれるかな?」


「私のためにそんなことまで!!ありがとう!」


「・・・うん。まぁ、私も親友をモブなんて侮辱されたらね?」


私は笑顔を保ちながら、スズネちゃんに言い放った。するとスズネちゃんは焦ったような表情をしてから、苦笑いをして席にもどっていった。

そして私はそれを見届けた後、ウィルに向かって話しかけた。


「やぁ親友!やっぱり気が合うね!!」


「ん?もしかしてレンもアレ苦手?」


「いや、さすがにアレって呼ぶのは引けるけど、苦手だよ・・・!」


ウィルは同士がいて嬉しいのかニヤッと悪い笑いをしている。

そして私も悪友のように一緒にニヤッと笑って手でグーパンチした・・・・。

読んでくださりありがとうございます!


下にある、☆☆☆☆☆を塗っていただけるとありがたいです!


また、感想、ブックマークもよろしくお願いします!


Twitterやっています!

⇒@Mirai_Kae0612

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