118.聖者の儀
連続投稿週間3日目!!
本日の投稿分は連続投稿週間分と併せての投稿となっております!
では本編へどうぞ!!
私は寝起き早々にメイドにメイクをさせられ、白い衣装を着せられる。
寝起きだし、なんか体がだるいし・・・。今集中することは難しいだろう。
しかし、このピリピリした空気にそれを伝えるのはより難題だろうな・・・。
そんなこんなで、私はしょうがなく教会に連行されていった。
私たち家族が同じ馬車に乗り、ハイツとイズが馬車の外を乗馬して付いてきている。
パレードではないはずなのに、私たちが通っていく道には町の人達が集まり、護衛隊の人たちが警備をしている。
お母様とお父様は慣れた表情で手を振っており、兄様もお父様たちを見ながら同じように手を振ってる。
私も緊張しながら真似て、手を振る。
すると、みんな喜んでくれる。その表情が嬉しくて、私は緊張の糸をほぐして、笑いながら手を振った。
楽しんでいると、いつの間にか教会に着く。
王宮の反対側にあり、三大建築の一つ、そして最初に私のお世話をしてくれたヒリン・カムディさんを信仰している教会のサンシー教会だ。
ちなみに三大建築とは、今は数少ない種族となったドワーフの建築物で、その作品は最高級となっている。
そのため国家遺産となっており、皆から三大建築と言われるようになった。
一つは私たちが住んでいる王宮。二つ目は私たちが通っている学園。そして、三つ目がここのサンシー教会だ。
馬車から降りると、国民の方々の歓声が上がる。
恥ずかしくも嬉しく思いながら、教会の中へと入っていく。
外とは打って変わって、教会の中は少人数が静かに道の両端に立ち、歌を歌っている。
緊張が一気に押し寄せ、心臓が止まりそうだ。
それでもゆっくりと進んでいくと、いつの間にか聖母の像が目の前に来ていた。
私はそこに膝まづき、手を合わせる。
神父様が聖書を持ちながら、私の方へと近づいてくる。
そして、何か言葉を話している。
緊張して、その言葉をちゃんと聞き取ることができなかった。
そして、私の目の前は白で塗りつぶされる・・・。
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