113.ご令嬢
こんばんは!まずは25000PVありがとうございます!!
たくさん読んでいただけて、本当に感激しております!
25000PVということで、連続投稿週間を12月の中頃に予定しております!
是非ご覧ください!!
では本編へどうぞ!!
「ごきげんよう、レンド様」
私にそう話しかけてきたのは、礼儀正しく、姿勢のピンとした美しい女性だった。
彼女のことをどこかで見たことがある・・・誰だろ?
「えっと・・・。すみません、お名前をお聞きしても?」
「申し訳ございませんでした。わたくし、二フリータ公爵家長女ハールティア=ニフリータと申します。貴方のお兄様と婚約させていただいておりますわ!」
「あっ!兄様のご婚約者様でしたか!!大変申し訳ございませんでした。ご用件はなんでしょう?」
ハールティア様は中庭にあるベンチに案内し、少し照れたように話し始めた。
「その・・・お恥ずかしい話なのですが、わたくしカイン様とどうお話しをすればいいかわからないのですわ・・・。なので、仲睦まじいご兄弟のレンド様にカイン様のことをお聞きしたく思い、声をかけさせていただきました。」
「兄様のことですか・・・。」
兄様が以前言っていたハールティア様は根はやさしい子だけど、兄様が学園で女子生徒の手助けをすると飛び出てきて女子生徒をにらみつけ始める人。
そして女子生徒を呼び出して『カイン様に手伝わせるな』とか言ってその子を責め立てている。
という話だったんだけど、これはどうゆうことだろう?
少し話しただけだけど、兄様が好きなお嬢様という印象なんだよな~?
「兄様は私のことを小さい時から大事にしてくれて、この国を背負うためにいろんな努力をしている人です。」
「えぇ!レンド様のことは幼少期からおしえてもらっていますわ!!会うたびにレンド様の話をしますゆえ、カイン様のことより、レンド様のことを知っていると思いますわ。」
「兄様はそんなに話していたんですか?!ちなみに兄様とご婚約したのは?」
「明確には分かりませんが・・・胎児のときですわ!!」
「そんなに小さい時から?!」
「はい!最初は政略結婚で少しばかり、自由に恋愛をしている皆様がうらやましかったこともありました・・・。しかし、カイン様とお話しをしているととても理知的な方で、笑顔も素敵!恋に落ちるのは難しくありませんでしたわ!!というわけで、カイン様のことをお聞きしたいのですが・・・。」
「本当に大好きなんだね!!えっとね・・・兄様は・・・!」
ハールティア様に兄様のことを話していると、中庭の中心にある木の下に誰かが見えた。
話をやめて、誰なのかを確認する。それはスズネちゃんだった。
そして、私たちが見たことを確認したかと思うと、急に悲鳴を上げる。
彼女は頭から水を被っていた。
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