100.関わりたくない奴ら
連続投稿週間4日目!!
ついに100話目・・・!!
何かイベントをやろうと思うのですが、もしかしたら番外編が出るかもしれません。
まだ、決定した訳ではないので待っていてください!!
では本編へどうぞ!!
二学期に入って初日の午後。私とイズは攻略対象のリックと会い、双子の弟のジェイドにもあった。
二人の世界に入ってしまったようなので、私はその場を後にしようとした。
ドアに向かうとそこには最悪な奴が入ってこようとしていた。
「わぁ~、ここが温室か~!植物がいっぱい!!」
そう独り言を言いながら入ってくるスズネちゃん。私はこれ以上彼女と関わりたくない。そう思い、植物を裏に隠れ彼女を見ていた。
彼女は植物を見ながら、奥へ奥へと進んでいく。
リックとジェイドが彼女に気付いたらしい。
リックが前に行き、ジェイドは彼女を睨んでいる。
彼女は鈍いのか気付いているのかわからないが、笑顔で二人に近づいた。
「こんにちは!!えっと・・・?」
「・・・誰でしょうか?お嬢さん?」
「私!スズネ=ヤナギって言います!!高等部一年です!」
「そうですか。で何のご用事で?」
「あっ・・・もしかしてきちゃダメでしたか・・・?」
スズネちゃんはゲームと予想外だったのかしょぼんとしている。
今のところゲーム通りに行ったものはあるのか・・・?私はスズネちゃんに少し同情しそうになった。
三人の会話を再び聞き始める。
「じゃあ、君も植物が好きなのかい?・・・話す人がいないならここに勝手に来たら?」
「・・・ここに来たらあなたに会えますか?」
「ま、まぁ、ここにいつも僕はいるさ。」
「よかったね!ジェイ!スズネちゃんもこいつと仲良くしてくれる?よろしく!!」
そう言いながらワイワイと仲良くしている。
あれ?結構いい感じに進んでない?私は物語がジェイドのストーリだけに進んでくれたらうれしいと思っている。
ジェイドだったら、最終的に森でのんびり暮らすエンドだから全体的に幸せなエンドだと思っている。
私がまたまた見てみると、ドアの方にスズネちゃんが帰ってゆく。
二人は私の方の植物に近づいてくる。あれ?もしかしてバレてる??私が鼓動を走らせ、息を潜んでいると簡単に声をかけられた。
「盗み聞き?悪い子だねぇ~!!カインは天使だって言ってたけど、君の正体は小悪魔かな??」
「結構バレバレだったぞ・・・。まぁ、あの子は気付いていないっぽいけどな。」
二人がいたずら交じりの声で話しかけてくる。
起こっている様子はなく、安心して肩の荷を下ろす。
「ごめんなさい・・・!あの子、ちょっとクラスで気になる行動をしていて・・・。」
「気になる行動?」
「うん。いきなり私の前で転んで来たと思ったら、私以外の人が手を差し伸べても立ちあがろうとしないし・・・。」
私が下を向いて、話すとリックが頭を撫でできた。
「君に気があるのかもね・・・!!」
私とリックが顔を合わせ、笑っているとジェイドが怒鳴ってきた。
「そんなわけない!!スズネ嬢は俺に気があるはずだ!!」
そんな急に態度を変えられ、焦った私は一歩後ずさりする。そして、しりもちをついてしまう。
リックは「どうしたの?!?!」とジェイドを私から一歩ずつ遠ざけていく。
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