①ゲーム開始
初めまして、これは初めて書く作品なものでかなり読みにくいと思いますがご了承下さい。
やる気がでてきたから書いただけで途中で辞めるかも知れませんがそれもご了承下さい。
とりあえず読んで見て下さい。
帝国が主催するゲーム【ジョーカー殺し】
①舞台は仮想空間に作り出された東京23区くらいの大きさの島
②プレイヤーは現実世界と仮想空間を繋ぐ端末を所持する
③プレイヤーは初期手札としてカードを5枚所持する
④存在する枚数が少ないカードほど効果が強く、価値が高い
⑤カードは端末に保管されいつでも使用できる
【ルール】
①プレイヤーは合計で5000人
②カードを用い、初めに【ジョーカー】を撃破した者、もしくは、最後まで生き残った者を勝者とする
③ゲームにログインする際、プレイヤー自身がデータ化され端末から仮想空間に召喚される。仮想空間にいる場合現実世界にプレイヤーは存在しない。現実世界にいる場合は仮想空間にプレイヤーは存在しない。ゲームオーバーした際は、強制的にログアウトされ今回のゲームにログイン出来なくなる。
④一定の時間が経過すると端末にカードが自動で追加される
⑤死亡したプレイヤーのカードがランダムで端末に追加される
⑥戦闘中のログアウトは出来ない
※禁止事項は設けないが仮想空間内のトラブル等はプレイヤーの自己責任とする
※勝者には欲しいモノを何でも1つ与える
「なるほど、これが今回のステージか、めっちゃリアルじゃん」
説明にサッと目を通してゲームにログインした俺は、とりあえず仮想空間の感想を言っておく。素晴らしい。マジで。
見渡せば目の前には海が広がっていて、海岸にいることを確認する。
そして、
「まずは手札確認といこうか」
実は、帝国の主催するゲームに何回か参加したことがあるので、俺は馴れた手つきで端末を開いて、カードと書かれているアイコンをタップ。画面に所持カード一覧と出てきたのでそれを見る。
「フムフム【強化】【鎖】【加速】【隠蔽】【ユニコーン】。何回かやったことがあるけどまずまずの内容かな?欲しいカードは無かったけど手に入れる方法はいくらでもあるはずだし」
仮想空間も別に初めてではないんだけど前に参加した時よりもかなり現実に似ていて改めて帝国って凄いよな~、なんて考えながら海岸のすぐ近くにある町を目指し歩く。
しばらくすると見えてきた、都心にあるみたいなでっけぇ建物がニョキニョキ生えてる町が。・・・まあ、建物見えたから歩いてきただけだけど。
小腹が空いたので近くにあったスーパーに寄り、マヨネーズを購入してそいつをズルズル吸って考える。(因みに、この仮想空間内の通貨はptで、このptで必要なカード等を買ったりする。増やし方は時間経過か他プレイヤーを撃破して相手のptを奪うそしてカードを売るという方法がある)
「そういえば、今回はいつもよりエリアが広いんだよな。まあ、いつもすぐゲームオーバーするから関係無いだろうけど」
だが、今回は早々にゲームオーバーしないために作戦を練ってきたのだ、そのためには他プレイヤーと会う前にカードを増やす必要がある。
他プレイヤーと会う前にカード増やすって言ってんのに他プレイヤーボコってカード奪うのは馬鹿過ぎるし時間経過でカードが増えるのを待つのもリスキーだ。毎回カードが追加される時間がバラバラだし、欲しいものが手元にくる可能性は少ない。
つまり、カードを買うのだ。町にはそこらにカードを売ってる場所がゴロゴロあるからな。
「ということで、カードを買いに来たんだけれども、まさか欲しいカードが1枚も置いてないとかついてねーな俺。仕方ない、次の店行くかー」
「おい、嘘だろ・・・。何で無いんだよ!、人気無いカードのはずだしめちゃくちゃ出回ってるカードなのに!くっそ、次行くか」
「え?ここにも無い?何でだよ!?そもそも入荷してないって使えねーなこのカード屋!」
「もう聞きたくないよありやせんってセリフ・・・」
何件探したのだろうか・・・。1時間探し回って何処にも無いってどういうことですか?
途方に暮れている俺だが、諦めまいと次の店まで歩いていたら、遂に他プレイヤーと遭遇してしまった。しかもなんかヤバそうな奴に。
「ヒェッヒェッヒェッ!、や~っと見つけましたよォ~!ワタクシの楽園の為に死んで貰いますよォ~!!ヒェッヒェッヒェッ!」
今の気分は一言でいうと最悪。時間経過で2枚カードが増えたとはいえ万全とはいえないし、かといって相手にやられて「カード全部とられました自分はゲームオーバーです」なんていうのは全く面白くない。
まあ、こいつがカードを消費する前に脱落させればカードは増えるから仕方ない、殺るか。
「何をボサッとしてるんですかァ~!殺りますよォ~!【強化】【生成】!」
「・・・ッ!嘘だろ、バカみたいにデカイ刀作り出しやがって・・・」
最悪だ。【生成】っていう何でも作り出せる便利カード使われたら、【生成】を持っていない+武器を持っていない俺はかなり不利だ。
時間経過で増えたカードは【転移】【強化】の2つ。だが、こうなったら仕方ない。なるべく少ない数で片付けてやるか。
俺の手持ちのカードで武器になりそうなやつは【鎖】ぐらいだろう。【ユニコーン】っていうカードもあるが初めて見るカードだし、角の生えた馬出しても意味無さそうだからな・・・。
「まずは一発目~!!ホォラッ!!」
相手がバカデカイ刀を振るうとキュドーンッ!!という爆発音がして俺は近くにあった建物の壁までブッ飛ばされた。
「痛っ・・・。最悪だ、体中血だらけだし、アイツ絶対許さんぞ・・・」
そう吐き捨てると俺は端末を起動しカードを使用する。
「【強化】【加速】発動!」
【強化】の効果は、その名の通りあらゆるモノを強化することだ。身体を強化したり今俺がやったみたいに他のカードの効果を強化させたりできる。そして、【加速】の効果は対象のスピードを上げるもの。俺はそいつを自分に使ったから、今の俺は走ったらかなりのスピードが出せる。勿論逃げる為に使った訳ではなく反撃するからこそ使ったんだ。
勢いに任せて相手をブン殴る、それが俺の考え出したアホ丸出しのヤケクソ技。
俺をご自慢の武器でブッ飛ばしてご機嫌なようで相手はヒェッヒェッ、ヒェッヒェッ笑っていやがる。まあ、すぐにゲームオーバーさせてやるけどな!
地面を蹴って俺は一気に相手へと近づいていき、
「・・・ッ!あの攻撃を受けて何故動けるのですかァ~!ならもう1発くれて差し上げましょ・・・ブッ!!」
渾身の一発を相手へと決めたのだった。相手は派手に宙を舞い、地面へと打ち付けられると光の粒子となって消えていった。
「相手をナメてかかるからだバーカ。2枚もカードを消費させやがって。・・・イテテテ、これは暫く回復に専念しないとダメだな、思ったより痛ぇ」
ズキズキとする部分を擦りながら端末を開く。
「さて、ゲットしたカードはっと・・・。【生成】【強化】【回復】【飛翔】【加速】か・・・。まずまずだな、やっぱランキング上位の奴を倒さないと【妖刀】は手に入らなそうだな」
【妖刀】は俺がずっと欲しがっているカードで、こいつがかなり便利らしい。そのカードを使用したプレイヤーが前回のゲームで圧勝したっていう話もあるし。俺はそのゲームも最初の方に脱落してるけど。
俺はそれから端末を操作し、今回のゲームの生存者を確認しておく。画面に現れたものを見ると、
【ジョーカー殺し生存者】
参加人数5000人
脱落者数49人
残り人数4951人
やはり、まだ始まったばかりだし広いステージだしであまり人数は減っていないみたいだ。
新たに5枚カードが入ったので一度ログアウトをして作戦を練ることにしよう。説明には書いていなかったが、帝国のゲームは一度ログアウトすると次にログインするときには全回復してプレイ出来るというシステムがあるのでログアウトするのが吉だな。俺、ボロボロだし。
次にログインするときには人数そこそこ減っているのを願って、朝日に照らされながら、俺はログアウトボタンを押して一度ゲームからログアウトするのだった。
【プレイヤー名:進藤真】
【所持手札:鎖・隠蔽・ユニコーン・転移・強化・強化・生成・回復・飛翔・加速】
-現実世界-
ログアウトした俺は自室の椅子の上に座っていた。そういえばこの体勢でログインしたんだっけか。
右手に持っている端末を起動させ、所持カードを確認しこれからどうするか考える。勿論、他のプレイヤーを撃破していく訳なんだけれども明らかに戦闘向きではないカードが【隠蔽】【転移】【回復】【飛翔】【加速】の5枚。戦闘向きなカードが【鎖】【強化】【強化】【生成】の4枚。そして何がなんだかわからんカード【ユニコーン】が1枚。
「うーん、やっぱりカード数は足りないけど使い方次第だな。例えば、【隠蔽】は何かを隠す効果だし自分の姿を隠せば奇襲が出来るし【転移】はヤバいってなった時に使えば相手から逃げられる。やりたくないけど【飛翔】【加速】を使って上空から特攻するとか、【強化】【回復】を使って瀕死から治ったりも出来る。
まあ、こいつらで他のプレイヤーをボコっていってカードを増やしていけば色んな戦い方が出来るし・・・っやべぇ!気づいたら12時じゃねぇか!早くログインしてカード集めしないと・・・」
何時間も悩み考えたことだし、そろそろゲームに戻ろう。人数が減れば減るほど残るのは強力な相手ばかりだし、参加して相手を倒していってカードを増やさないと、いざ強敵と当たった時にカード切れでボロ負けするからな。
少し焦っていた俺は、一度深呼吸をして端末に表示されているログインのアイコンをタップしたのだった。
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-仮想空間-
「ったく、どいつもこいつも雑魚ばっかでつまらねぇじゃねえか。この調子じゃ今日中にオレがこのゲーム終わらせっちまうぞ?」
夕日に照らされた海岸で、美しい景色を台無しにするように転がる脱落者達に吐き捨てる。やがて光の粒子となって消えてゆく者達をオレは、ただただゴミを見るような目で見る。
端末を確認すると、現在の生存者数は581人。初日でこれはかなりのハイペースだが、そんなことは気にしない。嫌いな奴が作ったゲームほど嫌なモノはない。だからさっさと終わらせる。それがオレがこのゲームにいる意味だ。
「あのー攻介くん、さっきからカッコつけたセリフが全部聞こえてるんですけど・・・」
「うるせー。オレが何を言おうが考えようがオレの自由だろ。ていうかユリ、なんでお前も参加してんだよ」
「フフン♪わたしは強い人と本気で殺り合いたいんからいるんです」
「あー、確かお前はそんな奴だったな。でもいいのか?オレが殺った奴の中で強い奴は誰もいなかったぞ?たぶん残ってる奴もほぼ雑魚だろうからな」
「残ってる人達の中にいるかもしれないじゃないですか!だって今回の参加者は5000人・・・ってあれ?なんでもう580人しかいないんですか!?」
「オレがハイペースで殺ってったからな。因みに今日中に終わらすつもりだ」
「なんでドヤ顔何ですか!?っていうか帝国の人を一対一でボコった人が本気出したらそうなりますよね・・・」
「まあ、最後までお前が残ってたら殺ってやるよ」
「えっ!ホントですか!?やったー!攻介くん、わたし燃えてきましたよ!」
「あー、そうだユリ、お前に言っておくことがある」
「え!?な、何ですか攻介くん。ま、まさかこ、告白!?」
「アホか、お前は確かにスタイル良くて胸もそこそこある、美人だしな。だが告白じゃねぇオレが言いてぇのはだな、【ジョーカー】を探すなってことだ」
「?何ですか?確か【ジョーカー】って一番最初に倒せば優勝ってやつですよね?まあ、忘れてましたけど!(ドヤっ)っていうか攻介くんがわたしのことそんな風に思ってくれていたなんて・・・めちゃくちゃ嬉しいです!」
「うるせぇ。【ジョーカー】を探さなくていいのはだな、そもそも【ジョーカー】化け物とかじゃなくてカードだからだ。そして・・・」
「え~!?攻介くんなんでそんなこと知ってるんですか!?でもその情報知ってたってそのカード誰が持っているかわからないじゃないですか?」
「話を最後まで聞けよバカ。【ジョーカー】を誰が持っているかわからない?そもそもオレが探す必要なんて無いんだ。これを見てみろ」
オレはそう言ってユリに自分の端末を見せる。そこにあるのは所持カード一覧。その一番上のところにあるのが今回のゲームのカギとなる【ジョーカー】だ。ユリはオレが【ジョーカー】を持っているとは思わなかったのだろう、目を丸くしてやがる。まあ、オレもこのカードを見た時驚いたけどよ。その効果にもな・・・。【ジョーカー】の効果がまさか「自分の所持手札・現在位置が全プレイヤーに公開される」だとは思わなかったからな。まあ、何重にも強化した【隠蔽】を使って隠したけどよ。
「初めからおかしいと思ってたんですよね。【ジョーカー】を撃破した者が勝ち、最後まで生き残った者が勝ちって二通りあるんですから。やっとわかりましたよ、最後まで生き残った者の勝ちって【ジョーカー】を持っている人のことだったんですね!」
「・・・そこは普通に予想できるだろ。やっぱお前バカだな」
「ム~」
「怒んなよ。まああれだ、オレと殺り合いたいんならさっさと他の雑魚共消してこいよ。オレも潰していくからすぐオレとお前の二人になるだろ」
そう言ってオレは【転移】を使い海岸を後にする。後ろからユリが何か言っていたがまあ、後でまた会うだろうし無視をしておく。
「このゲーム、雑魚しかいないと思ってたがなかなか殺りがいがありそうなのがいるな」
端末を見ると残りの生存者が581から92人になっていた。ユリと別れたのはついさっきのことだから他の誰かがやったのだろうが・・・。オレは【転移】を使用し海岸とは反対方向の学校の敷地内にいるため、ユリがこいつと当たる可能性が高い。ユリは負けないだろうから戦うことはなさそうだな。
だけど、何だろうな。直感的に殺り合う気がするな、久しぶりに気分が高揚してきたぜ。オレは近くにいた奴を瞬殺しながら殺り合うかもしれないそいつに聞こえるはずはないが言っておく。
「何処の誰だか知らないが、その時は楽しませてくれよ?」
【プレイヤー名:伊東攻介】
【所持レアカード:ジョーカー】
【プレイヤー名:鬼島ユリ(きじまゆり)】
【所持レアカード:妖刀】
どうでしたでしょうか。
読んでくれた人は感想を是非書いて下さると嬉しいです。
あと、もっとこうしたらいいとか、何かアドバイスがあればドシドシ書いて下さい。
宜しくお願いします。
読んでくれた人、読んでくれてありがとうございます。m(_ _)m