手段を選ばぬ決闘
「くっそォォォォォ!
正義が……負けてしまう……そんなッ!!
それだけは駄目だッ!!」
「黙れ、負ける正義に価値はない」
「はッ!
勝ったと!
思うなよォォ───ッ!?
こうなれば……『牢錠地獄』ッ!!」
「何ッ───」
あっさりと
平和ちゃんはあっさりと能力を使った
『決闘だと言ったのに』
その場にいた者たちはそう思った
だが
「能力を使わせる前に倒せば良い……!」
「何をするつもりだ!?」
メシャアッ
ミサは平和ちゃんの『両目』を潰した
「ぐ、おああああああああああああああああっ!!」
「視界を奪われて……『私』が見えまい
その能力は対象が見えなければ使えないのだろう
先程から『目』に対する攻撃だけをやたら防いでいたからな
君はもう誰かを閉じ込めることは出来ない」
「ひっ、あああ……痛ァァァァァァィィィィィィィ!!」
「私の部下二人を返してもらおうか」
「あ、あ、返す……返すよ……許してェェェ!!」
平和ちゃんは能力を解除し、二人を『釈放』した
「わっ、出られた!」
「おお、勝ったんだね、流石は僕らのリーダー」
二人を解放し、能力も行使できなくなった
もうこの戦いの軍配は既にミサに上がっている
「頼む、見逃してくれェ!」
「見逃しも聞き逃しもしない……
お前という『敵』を……牢獄に入れてやるッ!!」
「ヒィヤァァァァァァァァァァァァァァ───ッ!!!」
ミサは更に平和ちゃんをボコボコにし、はるか大空へ吹き飛ばした
「……当然の勝利だ」
・・・
「漆野よ、君はその能力でいつでも脱出出来たんじゃないか?」
「いやー、物語的にはあのまま無抵抗な方が良いでしょ?
それより君が僕たちのために全力出してくれて嬉しかったなぁ」
「……フン、バカにするなよ
私はこの学園に来てから、一度も全力など出したことがない」
ミサは傲慢に笑い、二人の部下と共に決闘の場を去った