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チームセイバー

もし野球が日本生まれでアメリカに野球がなければ。

情報技術の上がった今の環境でセイバーメトリクスは生まれたのか?

割りと気になる疑問です。

ある日、主人公はGM室へ呼ばれた。そこでは新たに雇った人材で、意思決定科学部門のメンバーに加わる。

そこにチーム内部の人材を加えたメンバーが、今後にセイバーメトリクスに関するデータを作ることになる。


メンバー紹介

「新しく入ったメンバーを紹介するわ。」


機械担当:緒方レナ(27)

彼女には統計に必要な機器の開発や購入を担当してもらう。もともと大手メーカーでの勤務経験があるので、コネがあるらしい。何かとセクシーさを感じる。


解析担当:佐々岡文香(24)

今までのビデオの動画の解析の担当。特に守備走塁の指標の作成にはこの作業が必要になる。何かおとなしめな印象を受ける。



事務担当:前田いつき(22)

大学卒業後にここで就職するようだ。正式には4月から働くが、卒業までは研修としてここで働くらしい。なかなか真面目そうだ。ポニーテールが可愛いらしい。


指標作成担当:野村肇(17)

高校生なのでアルバイトととしてここで働く。なんと数学に関しては表彰を何度も取ったぐらいな天才なようだ。自分の話と盗られた(?)資料を見て興味を持ったとのこと。


さて彼女たちが意思決定科学部門の主要なメンバーとなる。


主人公は野村肇に尋ねる。

「野球は嫌ってたんとは違うんか?」


「最初は嫌いだった。」

「でも資料を見て、自分でも何か出来るかもしれないと思った。」

「誰にもバカにされない、特別なことを。」


そして彼女は笑顔で答える。

「それにホントは野球は嫌いじゃないし。」



早速、統計に基づく指標を作ることにした。OPS(出塁率+長打率)は簡単だが、FIP(疑似防御率)、BABIP(運を測る指標)は難しい計算式だったので、主人公は覚えていなかった。


なので肇という少女に指標のコンセプトを伝え、それらを作って貰うことにした。

また他のメンバーにも色々と作って貰う。レナには選手の動きを正確に測れるカメラを、文香にはこれまでは評価をしなかった守備や走塁についての動画の解析、そして肇とも協力してその数値化を。

数日後、肇はBABIPとFIPの数式化が出来たようだ。伊達に天才と呼ばれてはいない。



そして主人公は瞳子に今オフシーズンでの戦略を伝えた。

「価値?」

「そうです。誰もが見落としていた価値に投資をするのです。」


それまでは過小評価されていた打者の選球眼、つまり出塁率。

野球という競技は理論上はアウトにならない限りはそのイニングの間は攻撃が続く。なのでアウトにならずに出塁することは野球の攻撃としては非常に重要な能力である。


また投手については、野球は強烈な打球が飛んでも守備のど真ん中に飛べばほぼアウトになる。その逆もあり打者がうち損ねた打球でも守備の間を抜ければヒットとなり出塁されてしまう。


なので投手の真の力を測るのはとても難しい。三振を多く奪えるエースクラスならば毎年安定した結果を出すが、二番手三番手以降はそうはならない。その見極めはとても難しい。


「なので今季の補強は打者は出塁率、投手はFIPやBABIPを重視したいと思います。」



このチームは資金力が高いとはお世辞にも言えない球団である。たとえ大金を出して補強したとしても、この球団が一部リーグに上がったときに資金面での足かせになってしまう。


なので今季の補強の目的は、いかに金を出さずにチームを強化するかである。

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