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フェフさん頭大丈夫です短編集  作者: 鹿角フェフ


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台風の目

「お兄ちゃん! 大変だよ、凄い台風が来ている! お家の窓全部しめて、じっとしとこう!」


「遂に来てしまったか。俺は用事ができた、留守番を頼むぜ妹!」


「えっ!? こんな雨風の中だめだよお兄ちゃん! 死亡フラグだよ!」


「止めてくれるな妹よ! 俺には確かめねばならぬことがあるんだ!」


「他の日じゃだめなの??」


「ああ、台風の日じゃないとダメだ。妹よ、台風の目って知ってるか?」


「う、うん。知ってるけど……」


「台風の目があるってことは、必然的に台風の鼻や口もある。台風の顔があるんだ」


「え!? えっと、……え??」


「台風の顔があるはずなら、もちろん台風の身体もあるはず。ならば絶対にあるはずなんだよ――」



「台風のおっぱいがな!!」



「た、台風のおっぱい!? ないよそんなの! あるわけないじゃん!!」


「それを確かめに行くんだよ。他ならぬこの眼で……」



「じゃあな妹! お留守番頼んだぞ! 帰ってきたら冷蔵庫のプリン一緒に食べような!!」ダッシュ


「お兄ちゃん! 待って! 待ってよ! お兄ちゃああああああああん!!!」



人の夢と書いて儚いと読むよ終わり

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