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鬼ごっこ
ゆうた君
「みんなー! 鬼ごっこするよー!」
みんな
「わーい!」
ゆうた君
「じゃあじゃんけんで鬼を決めるね~♪ じゃ~んけ~ん! ぽんっ! ――タカシ君が鬼に決定!」
タカシ君
「おーっし! 頑張って鬼になるぞ~♪」
ゆうた君
「じゃあみんなあ! にげろーっ!!」わーっ!
………
……
…
ゆうた君
「あれ~? おかしいな。タカシ君がいつまでたっても追いかけてこないぞ? 鬼役あんなに張り切ってたのに……」
ドンドン! ダダダッ! ドカーン!
ゆうた君
「この音……それに硝煙の匂い。――まさかっ!!」
さとし君
「大変だよゆうた君! 街が、街が正体不明生物に襲われてる!」
ゆうた君
「間違いない、タカシ君だ。人里に下りるとは予想外だった。みんな、タカシ君を止めるぞ」アサルトライフルカチャリ
みんな
「「「「…………」」」」無言で頷き銃の安全装置を外す
タカシ君は妥協をゆるさない子だよ終わり




