帰ってきた【孤独おじさん】
幼女
「おじさん、お墓参りに来たよ。おじさんがいない毎日は、なんだかとっても寂しいよ」
ウサちゃん
「幼女ちゃん。お墓参りもいいけど、そろそろ前を向く頃だよ。そんな悲しそうな顔していたらおじさんだってきっと悲しむ」
幼女
「で、でも……」
孤独おじさん
「そうだよ幼女ちゃん。おじさん、幼女ちゃんが悲しいと困っちゃうよ」スッ
幼女
「その声は――おじさん! 生き返ったんだね!」
帰ってきた孤独おじさん
「そうだよ幼女ちゃん。幼女ちゃんがおじさんのことを想ってくれたおかげで、孤独じゃ無くなったんだ。それで奇跡が起ったんだよ」
幼女
「わぁ! すごい、すごい! おじさんすごい」
帰ってきた孤独おじさん
「そうだよ。孤独じゃ無くなったおじさんは、これから人生を謳歌することにするよ。ありがとう、幼女ちゃ――」
カチャリ――パン!
帰ってきた孤独おじさん
「うぐっ――ぐはっ」ドサリ
幼女
「あっ! おじさん!」
帰ってきた孤独おじさん(死
「…………」
幼女
「どうして……、どうしておじさんを撃ったのウサちゃん!?」
ウサちゃん
「…………死んだ人は、戻ってきたらダメなんだよ、幼女ちゃん」
幼女
「で、でも、おじさんは生き返ったって……」
ウサちゃん
「リビングデッドは人間じゃない。おじさんは、ここにいてはいけない存在なんだ」
幼女
「そんな……」
ウサちゃん
「幼女ちゃん。もう、お墓参りはこれっきりにしよう。もしまたおじさんが戻ってきたら、流石にもう一度引き金を引くのは僕も辛い」
幼女
「……うん、そうだね。それに、おじさんが可哀想だもんね」
再殺された孤独おじさん(死
「…………」
幼女
「さようなら、おじさん……」
おじさんは皆の心の中で生き続けるよ終わり




