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フェフさん頭大丈夫です短編集  作者: 鹿角フェフ


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58/201

最後の一葉

画家

「どうだい少年。調子は?」


少年

「もうダメだよ画家さん。ほら、窓の外を見てみて。あそこに木があるでしょう? あの木に残された最後の一葉が落ちるとき、僕の命も尽きるんだ」


画家

「諦めるんじゃない! きっと病気も良くなるさ! お医者さんも気の持ちようだって言ってくれたし。さぁほら、もう休みなさい」


少年

「うん、分かったよ……zzz」


画家

「…………あの一葉が落ちなければ、少年はきっと勇気を持ってくれる」


 *   *   *


少年

「ふわぁ、朝か~。そう言えば昨日は凄い嵐だったなぁ。……あっ、もう落ちちゃっただろうな」


少年

「……っ!! まだ残ってる! スゴイや!」


画家

「おはよう少年。そんなに喜んで、どうしたんだい?」


少年

(そっか! 画家さんが僕を勇気づける為に何か葉に細工をしてくれたんだ!)


少年

「あの木の一葉が残っていたんだ! ありがとう画家さん! 僕、勇気が湧いてきたよ!」


画家

「そっか! それは良かった! おっと、検査の時間か。お医者さんの言うことを良く聞くんだよ」


少年

「うん! 分かったよ! じゃあ行ってくるね!」ガチャン!バタバタ


画家

「上手くいった……か」



画家

「ありがとうございました……一葉さん!!」



樋口一葉

「いえ、これであの子に笑顔が戻るなら、お安いご用ですよ」窓からスッ


画家

「なんとお礼を言ってよいやら……」


樋口一葉

「ふふふ、元気になったあの子の姿が一番のお礼。それでいいじゃないですか」


画家

「一葉……さん!」(号泣




五千円札ほしい終わり

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