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フェフさん頭大丈夫です短編集  作者: 鹿角フェフ


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39/201

海開き

「はぁ、早く泳ぎたいぜ。もう暑くて暑くてたまんねぇよ」


「まぁ海開きがまだだからな。海開いてないと海水浴はできねぇぜ」


「もう俺が海開きしちゃおっかな! 海、勝手に開いちゃおっかな!」


「はぁ? んなもん勝手にやったら怒られるだろ。ってかどうやって海開きするんだよ。出来る訳ねぇだろ」


???

「出来るよ」


「だ、誰だ!?」


「あ、アンタは。いや、貴方は――モーセさん!!」


モーセ

「やる気と諦めない心さえあれば、誰でも海開き出来るよ」


「えっと、モーセって……、あのモーセ?」


「そうだよ! あのカリスマ海開き士として有名なモーセさんだよ! 夏になると全国の海を開いて回る偉大なる男!! まさかこんな所で会えるなんて!」


モーセ

「そろそろ海開こうかなって思ってね(微笑」


「くぅ! やっぱり格好いいぜモーセさん! 俺、サーフィン雑誌でモーセさんのこと知ってからずっとファンだったです! 俺もいつかモーセさんみたいなカッケェ海開き士になれますかね!?」


モーセ

「なれるよ。君からは熱意をビンビン感じるよ。その気持ちを忘れなければ、きっと海を開けるさ」


「モ、モーセさん!!(感激」


モーセ

「じゃあ私はまだ開いていない海を開きに行くから、今日はこの辺で。応援してるよ」


「はい! あざっす!! モーセさんも海開き頑張って下さい!」


「……はぁ、やっぱりすげぇわあの人。まさかこんな所で会えるなんて思ってもいなかったぜ! 今日はマジで思い出に残る日だわ!!」


「…………」


「ん? どうした友。もしかしてお前もモーセさんのオーラにあてられたか?」


「いや、うん。まぁそんなところだよ」



(…………モーセってそんな人だったっけ??)




もっと凄い人だよ終わり

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