2/201
感情
JK
「私は感情を失ってしまった……」
DK
「まじで?」
JK
「マジよ、もうどんな事も私を揺り動かさい。なぜなら、私は感情を失ってしまったから……」
DK
「じゃあ明日から一緒に帰らないって言ったらどうする?」
JK
「……私からは感情が消えているから、何も感じないわ」
DK
「ふーん……」
JK
「もう何も私の感情を揺り動かす事はないの……貴方の言葉も私には届かない。なぜなら、私は感情を失っているから」
DK
「大好きだよ……」
JK
「え!? え、えっと、その! わ、私も大好き!」
DK
「……顔赤くなってるよ?」
JK
「き、気のせいよ」
DK
「笑っている君の方が好きだなー」
JK
「うー、うー……」
DK
「ほら、また赤くなった!」
JK
「か、感情失ってるし! だからこれは違うし!!」
DK
「あ! それ感情じゃない? 怒りの感情!?」
JK
「もう男君なんて嫌い!!」
DK
「おいおい、そんな事言うなよー! 機嫌なおしてくれよ!」
その瞬間だ。唐突に二人は膨れ上がると、道路の真ん中で盛大に爆発四散したのだった!!!!!!
終わり。