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ゲーセン
男
「ゲーセンに来たぞ。さってと、何か面白いゲームはあるかな?」
男
「おっ? クレーンゲームかぁ、面白そうだなぁ。なになに、何を掴むゲームなのかな?」
おっさんクレーンゲーム
「「「「……………」」」」
男
「お、おっさんが……おっさんがみっしりつまってる」
みっしり詰まったおっさん
「「「「遊んでってや……」」」」
男
「だ、だれがこんな阿呆なゲーム遊ぶんだよ! おっさんクレーンでゲットしてどうするんだよ……」
無邪気な幼女
「わぁい! あたしこのゲームするぅ~~~」とてて~
男
「あっ! しまった! ぼーっとしているうちに罪のない幼女が! 待つんだ幼女ちゃん!」
無邪気な幼女
「わーい、がんばってとるよ~」お金ちゃり~ん、クレーンうぃーん
男
「し、しまった。時既に遅しだった……」ドキドキ
無邪気な幼女
「わぁい! ばっちりだぁ♪」クレーンがしっ!
ゲットされたおっさん
「…………」
自らの行いを後悔する幼女
「…………」
無力な男
「…………」
こうしてまた一人、行き場の無い捨ておっさんが生まれたよ終わり